現代演出へのアンチテーゼ
おはよう、皆の衆。定次さんです。
唐突ですが右手の小指を痛めました。
原因は定かではないのですが、恐らく昨日にスマホを構っていた時に痛めたのでしょう。
“スマホ指"って皆さんご存知ですか？
今では生活をする上で欠かせなくなったスマートフォン。
片手で持って操作をすることが多いかと思いますが、この際に小指の側面で本体の底側を支えると非常に持ちやすかったりします。ですが、その分小指に力が加わりやすくなって小指が変形してしまうことがあるのです。それが"スマホ指"なのです。
実際重力によって下に引っ張られる力に対して、横からの力で押さえつけるように支えるのと、下からの力で押し返すように支えるのでは必要となる力の大きさがかなり違います。
いまいちピンとこない察しの悪い方もいるかと思うのでわかりやすくクイズを出してあげましょう。
Q.ヒロシくんは友人のタダシくんと一緒に港にやってきました。2人は以前より「週末に2人で自転車に乗って遠出をしよう」と約束をしていたのですが、昨晩親の目を盗んで夜中にこっそりと家を出て、リュックサックいっぱいに詰め込んだお菓子を背負って2人は夜明けの海を見ようと地図もなしに港の方へとやってきました。この日の天候は晴天。多少雲がかかって少しばかり肌寒い気候でしたが、興奮して舞い上がっている2人には多少の寒さなんて関係ありません。水平線の向こうから徐々に暁が昇り始め、漆黒の闇のような水面がキラキラと輝きだし、昨晩の名残である藍色と新しく燃え上がる赤のグラデーションを前に2人の気持ちは一層に熱を帯びて、白い吐息を浴びせ合いながら大きくはしゃぎました。先程まで星の瞬きだったかのような幻想的な赤青の点滅は燃え上がる朝日の前に弱々しくなり、徐々に港が全貌を現します。誰もいない港。2人だけの港。重厚的な雰囲気に飲まれ、先程まで荒波のようにはしゃいでいた2人の小さな体は静寂を取り戻します。「「すごいね」」。白い息を交えて同時に吐いた言葉は再び彼らの童心を呼び起こし、2人は徐々に、そして大きな声で腹を抱えて笑いました。水面と同じようにキラキラと輝く2人の瞳に映るのは積み上がった40フィートコンテナ。さて、このコンテナを動かすには横から手をかけてずらすように動かすか、それとも後ろから押して動かすか……一体どうすれば楽に動かすことができるでしょうか。
どうすれば楽であるかは答えは明白でしょう。
正解は"ガントリークレーンを使用して持ち上げる"でした。
そんなわけで"スマホ指"が原因か定かではないのですが、小指の骨が変形してしまったように痛むようになりました。
若干腫れているようにも見えますし、かと言って折れている雰囲気もない。
そもそも骨を折ったことも、ヒビを入れた経験もないのでこれが骨折であるかどうかというのは私自身判断がつかないのですが、ひとまずは何事もなく治ることを願います。
拳を握るように内側に指を曲げて「うわー骨折れたー」って1人で遊んでいる余裕はありません。
当面は安静にして過ごすこととします。
しょうもないクイズを出した罰です。
だってあれくらい長々しく書かなきゃ尺取れないし・・・。