【春】だるい

2022年4月3日

おはよう、皆の衆。定次さんです。

「空がとっても青いから」

そんな素敵なセリフに合わせてロマンチカルな雰囲気を醸し出したい季節となりましたが、とっても青い空が窓越しに見えてばかりのインドアな私にとってはロマンなんてものは無縁なのかも知れません。

「何だかとってもだるいから」

今の私にお似合いなのはどちらかと言えばこれでしょう。

休日だから仕方ない――で片付けてしまいたいところではありますが、昨日から今現在に至るまでどういうわけか非常に体がだるく、重たく感じます。

ここ数年を騒がせているコロナウイルスなんかは初期症状として倦怠感があるそうですが、体調不良は微塵も感じないので恐らくその手の話とは違うかと思われます。

あまり自信満々に「違う」と断言したらそれはフラグとなり得そうなのであまり大きな声では言えませんが、ひとまず体調不良とは関係なく、単に体がだるいだけであると思われるので皆さんご心配なさらぬように。

それにしてもだるいというのによくもまぁ毎日こんな日記が書けるものであると我ながら感心します。

かつての私であればこんな状態であれば決してまともな日記は書かなかったでしょう。

この心境の変化は単なるプライドなのでしょうか？それとも本当に毎日のこの日記投稿を心から楽しんでいるのでしょうか？

何にせよ人生半ばから初めてしまったこの趣味、できるのであればタイムスリップをしてでも昔の自分にさせたいです。

できることなら生まれる前から。母親の子宮内で是非ともリアルタイム日記を書いていただきたいものです。

おはよう、皆の衆。定次さんです。
現在時刻はわかりませんが、あいも変わらず子宮内で日記を書いているのは確かでしょう。
最近はいよいよ体の作りが本格的になってか、これまで拳で叩いていたキーボードも指を駆使して叩けるようになり始めました。タイプミスが散見していただけあって今回のアップデートは非常にありがたいものであると感じます。

おはよう、皆の衆。定次さんです。
日記を書く以外は外の景色に思いを馳せるか、もしくはへそに繋がったこの意味のわからない綱をいじる程度しか暇をつぶすことができないのですが、そろそろこの綱も成長に伴った勢いで外れたりはしないかと不満が募り始めております。
人間の成長、進化などといった生物学については通暁していないので、別段厳密なことは断言できないのですが、あくまで憶測として、持論として述べさせていただくのであれば、この綱みたいなものは私があまりにも暴れん坊だということから神が与え給うた罰と言いますか、飼い犬がリードで繋がれているような意味合いのものとして存在していると思われます。
オプションとして中から私が生きていくための栄養素が流れているようなのですが、へそからの吸収では到底味が感じられないので取り外して口に持っていけるようにもしていただきたいものです。
このホースから出てくる栄養とオートミールを一緒に混ぜたらどんな味になるかも気になりますし、是非とも検討していただきたいものですね。
それにしても暇つぶしの腹いせとして子宮壁を思いっきり蹴ってみたのですが、勢いが足りなかったのか外の世界から聞こえてきた声は何だか嬉しそうなものばかりで、私は生まれてくる前から人を喜ばせる才能に満ち溢れているのだなとつくづく実感しました。
それにしてもこの羊水って言うんですかね？この水のせいで折角生えてきた四肢を駆使しての外部へのアクションも抵抗が生まれてしまうことによって威力が軽減されてしまいます。
恐らくこれは暴れん坊である私の力を抑えようと神が与え給うた罰であるかとは思われますが、他の方々はどうなんでしょうかね？ご存じの方がいれば是非ともコメント欄に実体験を書いていただきたいものですが、いかんせんこのブログはコメント欄を許可しておりませんので、ご意見がある方はこの私の母体の住所までレターパックを使用してお送りください。
無論その身に覚えのないお便りを見て訝しげに思った家族の誰かはそのまま破り捨てるか郵便局に届け出るかとは思われますが、その場合はご了承ください。

おはよう、皆の衆。定次さんです。
いよいよ私も俗世に登場。遂にやってきました生まれ出るこの瞬間。
結局最後の最後までへそに繋がった綱みたいなものは外れませんでしたし、羊水とやらも私を侵食したままでした。これらが原因で手元のPCが動かなくなってしまったらどうしたものかと思った時期もありましたが、何だかんだでゴールインを迎えられたことを非常に嬉しく思います。
「ゴールインじゃなくてスタートの間違いでは？」
そんな無粋な野次が飛んできそうなところではありますが、そろそろ出産の時間なので一度離脱したいと思います。
-分娩中-
さて、狭い入り口をスピニングしながら下っていく最中ですが、ちょっと詰まってしまったようなので息抜きに続きを書いていきたいと思います。
私もこの日のためにそれなりに体を絞ったつもりではあったのですが、どういうわけかPCのディスプレイサイズが予定よりも大きかったのか苦戦を強いられているようです。
リアルタイムで日記を書いている以上手放すわけにもいかないですし、とりあえずは私のエゴに付き合っていただくために母体には頑張っていただきましょう。ふんばれ！ふんばれ！
それにしてももうじき生まれるというのに私自身の緊張感のなさと言いますか、どうにかならないものですかね？
もっと赤ちゃんとしての自覚を持って生まれるべきであると思えてきたのですが――そう言えば今私何も着てないんですよね。
子宮内に中身の入った洋服ダンスの一つでもあれば良かったのですが、中にカツオブシムシでも湧いていたらまた戦争が勃発しかねませんので今回は断腸の思いで我慢をしたいと思います。
※定次さんは以前のブログで『カツオブシムシとの百年戦争』というカテゴリを作ってまでカツオブシムシと戦っていた日記を書いていたぞ！
何だかんだ言っているうちに引っかかっていた部分が外れて外に出られそうです。
裸のまま大衆の前へ飛び出すのは恥ずかしいのですが、皆も同じであるということから致し方なく生まれてやろうと思います。
将来的に心肺蘇生を行う際も羞恥心と生命を天秤にかける時代がやってきますからね。皆さんも恥を忍んで生まれないよう、前もって子宮内に衣類の類を持ち込んでおくと良いですよ。よろしくどうぞ。