恐怖!地獄から蘇る呪いの松の木!

その松の木は呪われているかもしれない図

ご挨拶(ノーマル)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

スーパーに売られている安い缶ジュースってあるじゃないですか。段ボールごと積まれて安価なポップで飾られているやつ。

あの辺りによく1本30円前後で売られているコーラがあるのですが――LASコーラって名前がついていましてね。現在私はそのLASコーラを飲みながらこの記事を書いているわけです。

この『LASコーラを飲んでいますアピール』というものに特別何か意図があるというわけでもないのですが、最近は歳のせいかめっきりジュースを飲まなくなった私でも好き好んで飲めるコーラであると皆さんに紹介したくなったのでお話に加えさせていただきました。

先日業務スーパーで5本ほどまとめて購入してきたものですから、それを冷蔵庫で冷やし、"Pepper Jack"とかいうハラペーニョの風味がきいたチーズを、これまたハラペーニョとマヨネーズを和えたソースにディップしてつまみながら飲んでいる現在でございます。

にんにく風味の強いポテトチップスも一緒に齧っているのですが、LASコーラのチープな味がこれまたよく合うのです。

 

「よく売られてるコカコーラやペプシコーラじゃだめなの?」

 

なんて小学生じみた質問が青色のレターパックに現金と一緒に入れられて私の脳内の私書箱へとぶち込まれそうな雰囲気がありますが、コカコーラやペプシはどうも甘すぎて途中で飽きてしまうので今の私の考えからはオススメはできません。

もちろん、私は批判的な意見を述べる立場ではないのでそんなコカコーラやペプシコーラの美味しさにも肯定はします。これらをフードコートで飲んだ時の美味しさなんてなかなかどうして格別であると思わざるを得ないものです。

しかし私がここでLASコーラ非公式アンバサダーと勝手に思い込んだ上でLASコーラを推させていただく理由は『その価格で売られている味』ということ。

「安いから良い」というコスパの話ではなく、その30円くらいで売られているということに意味があり、「30円の味」という認識に価値があるのです。

例えて言うのならば"駄菓子の魅力"みたいなものでしょうか。

仮に30円で中身に3つ入っている駄菓子があるとして、それがスーパーのお菓子コーナーに120円で大袋で売られていたとします。

本来30円で売られている姿を認知していようがいまいがどちらでも構いませんが、もし後者であればそのお菓子の価値は忽ち『120円で売られている安っぽいお菓子』というものになってしまいます。

30円のまま売られているのであれば『安っぽい価格で売られている安っぽいお菓子』というレッテルが貼られますが、価格というものはそれ相応の価値を表すものであって、その範疇を超えてしまえば忽ち消費者の求める認識との齟齬が生まれてしまうのです。

後付でステレオタイプなフォローを述べますと、もちろんその「120円で買えるその安っぽい味が好き」という意見も皆無ではないので一概には言えないものであると弁明させていただきますが、あくまで私が肯定したいのは『安っぽい価格で味わえる安っぽい味が美味しく感じられる』とお店で取り扱う場面からの存在意義なのです。

つまるところ、LASコーラは美味しい。以上、それだけのお話です。


さて、本題に入る前から随分と話が逸れてしまいましたが、今回のテーマは実はそんな販売価値の話に沿った内容に関係する話題であると思い込むには流石に無理があるのではないかと考えられるくらい全く関係のない話なのですが――ぶっちゃけ言えばホラーです。怖い話です。怖い話が苦手な人はついつい目を閉じて大きな声を上げて逃げ出してしまうような実体験に基づいた恐怖体験です。

怖い話を聞いていて、頭を抱えたと思ったら急に奇声を上げてどこかに走り去っていく……そんな人の方がよっぽど怖いように感じますが、かくいう私も小学生や中学生時分は怖い話がとても苦手でした。

中でも一時期流行っていたであろう、読むことで実際に危害が及ぶかもしれないという注意書きをあしらった自己責任系のお話なんかは、得体の知れない何かに自らの人生を壊されてしまいたくないという、理不尽に終わらされてしまう見えない恐怖につい耳を塞ぎ、目を覆ってしまったものです。

この広い世の中ですから、もしかしたらそんな超自然的な何かが発生する話が一つや二つ存在する可能性は無きにしもあらずといったところですが、今回私が紹介する話はまずそんなことはないかと思いますのでご安心ください。

何しろ公に出すのは今回が初めてのお話でして、実際に危害が及んだかどうかは実例を確認していないものですから。

 

これは私の職場で起きた出来事なのですが、私はこんななりで事務仕事を専らとして業にしております。

よって、普段から自身のデスクの前に座ったままほぼ動くことがないのですが、やはり動かないとなると自身が使用するデスクもそれなりに使いやすいようにアレンジしてしまうわけです。

考えれば当たり前の話なのですが、私のデスクの横には私が100円均一で勝手に買ってきた小さなゴミ箱が置かれておりまして、普段からそこに消しゴムのカスやらティッシュやらの後腐れしないようなゴミを選んで捨てています。

そして一日が終わり、仕事から帰る際には事務所の片隅に置かれている大きなゴミ箱にそんな後腐れしない小さなゴミたちを捨て、翌日をまた綺麗な状態で始めるよう心がけているのですが、その日はどうもそんな消しゴムのカスやティッシュ、お土産で貰うお菓子の小袋の中に小指くらいの長さの黒い針が2本入っていたのです。

針と言いますか、ピンと言いますか、私は最初それを長めの消しゴムのカスだと思いこんでいたのですが、つまみ上げてよく見てみるとそれは松の葉。

触ってみればふにゃふにゃと歪曲し、黒く変色しているにも関わらず、力を入れても折れるほどには乾燥していません。「どうしてこんなものが入っているのだろう」と私はつい首を傾げました。

事務仕事とは言え全く外に出ないわけでもないので、「もしかしたらどこかでくっつけてきたものがたまたまゴミ箱に入ったのだろう」という認識で私はその自身の小さなゴミ箱をバサバサと手荒に大きなゴミ箱の上で振って帰路に就きました。

 

翌日、私はいつもの通り気怠そうな姿勢のまま事務所へ入り、徐ろに自身のデスクへと座りました。

頭がまだ仕事モードに切り替わっていない最中、「さて今日も仕事をしますか」と上辺だけの雰囲気を出しつつカバンを広げて仕事の準備を始めます。

しかしここで体をかがめたところ、とあるものが目に入ってきました。

それは昨日の松の葉。黒く変色したままの乾ききっていない松の葉。

ゴミ箱を足元に移動させようとした矢先にゴミ箱の中にまだ入っていることに気が付いたのです。

「どうして……?昨日確かに捨てたはず……?」

朝の回っていない頭に超自然的現象がますます混乱を加速させます。

ひとまず私は松の葉をつまみ上げ、今一度首を傾げながらそっと職場のゴミ箱へとそれを捨てました。

日常の中でもほんの些細なこと。それでもそんな些細なことにも違和感を覚えたらそれは何か不吉な兆候なのかもしれません。

些細なことなので私はすぐに松の葉のことを忘れてしまいましたが、捨てたはずの松の葉が再び現れたことが意味するサインとは一体何なのか……もしかしたらこの話を読んでいるあなたの元に現れるのかもしれません。

あなたの周りに松の葉が現れても自己責任で。自分のゴミは自分で処分してください。

先が尖っているので単に引っかかってゴミ箱から落ちなかっただけでは?

次の日にはゴミ箱になかったからそうかもしれんね。


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