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夢と寝言と時間の流れ

寝言ゲットだぜ!

ご挨拶(神妙)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

睡眠って良いですよね。

体の疲れが取れますし、嫌なことも忘れられる。

退屈な時にもあっという間に時間の流れを忘れさせてくれますし、おまけに別の世界の光景まで見せてくれる。

 

――なんてことを思っている方が世の中にはごまんといるわけです。

果たして睡眠というのは一概にも良いものであると言えたものでしょうか?

もちろん生物が生きていく上で必要不可欠な行為ですし、私自身も睡眠時間を大事にしていきたいと思っています。

ですがやはり、睡眠はメリットしか与えてくれないものだと言えるものなのでしょうか?私は甚だ疑問に思います。

 

慢性的に睡眠不足の私ですが、最近は午後の仕事に支障を来させないように昼休憩の内20分弱は軽いシエスタをとるよう心がけています。

デスクの上にわざわざタオルを敷いて簡易的な枕を作ったところに私は頭を横にして寝かせます。

常日頃からそうですが、私は横向きの状態でなければ眠れません。顔を横向きにした状態で寝るとなるとどうしても他人から寝顔を見られる体勢となってしまうものですから、なるべく寝顔を見られないよう、書類の挟まったクリアファイルなどありあわせのものでブラインドを作って私は昼寝をするようにしています。

 

しかしそうして顔を覆ったとしても、結局寝ている姿というのはどうしても無防備になってしまいがち。

少しでも油断をしようものならば「ぐぅ」と鼻いびきを立ててしまったり、下手をすれば寝言を言ってしまう可能性もありえるでしょう。

職場という環境は友人間の集まりというわけではありません。気の置けない仲間の集まりであれば寝言の一つや二つなんかは笑い草に変えてくれるものかとは思いますが、一線を引かれた間柄に醜態へのいじりは存在しないわけで、人の小汚い部分は見てみぬふりされる場合がほとんどです。

 

――昨日の私もそうでした。

昼食後に上がった血糖値を治めようといつもの通り昼寝を始めたのですが、少し油断をしてしまったのか「んぅ!」と一言発してしまったような気がしてすぐさま飛び起きました。

思わず激しい咳払いをしてごまかしたふりをし、周りも特別言及してきたわけでもありませんでしたが、それはあくまで黙っているだけであって傍から見たら滑稽の極みだったでしょう。

 

「んぅ!」と言った寝言未遂は本当に周りに聞こえていたのか今では知る由もありません。

その喘ぎ声のような寝言が全国の幼年期男児達を一斉に精通させたのは言うまでもない話かとは思いますが、現代社会でそんなジョークは到底通用するものではありません。

わざわざ「今寝言言っちゃってましたか?」なんて周囲に確認を取れば寝言の真否を知ることができるかもしれませんが、それは自分自身の過ちを認めたのと同義であって、墓穴にベリーロールで飛び込むようなもの。

結局何事もなかったかのようにその後も振る舞うのが一番なのです。

 

しかしはこの寝言未遂の件も含め、眠っている時の自身というのは本当に何をしているのかわからないものです。

第三者に様子を伺ってもらう……もしくはカメラをセットして様子を見るかというくらいまでしなければ、意識が飛んでいる時の自らの状況を把握することはできません。

普通に眠っているかもしれませんし、ずっと寝言をぶつぶつと呟いているかもしれません。もしかしたら呼吸が止まっているかもしれませんし、得体のしれない何者かが布団の上にのしかかっているかもしれません。

別の自分が現れ、眠っている間だけ別の行動を起こしている可能性もありますし、飛頭蛮として夜な夜な飛び回っているかもしれません。

 

何にせよ夢の中の自分自身と現実世界の乖離を埋め合わせる術というものはなかなかないわけで、眠りに落ちている自身は現実で何が起きているのかわかりませんし、第三者からしてみたら寝ている人間がどんな夢を見ているのか知る由もありません。

寝言が夢に関係しているという話は見るからにわかるものですが、その時折飛び出す一言から見えない世界を推測することは困難極まりないことでしょう。

 

――先日、私はとある夢を見ました。

夢の中の光景は現在住んでいる部屋の間取りに酷似しており、嫁さんと一緒に生活を過ごすという現実に則した光景だったのですが、なぜかどこかサスペンスホラーのようなダークな雰囲気が漂っており、話を追えば『何者かが自宅に侵入する予感に怯えている』といった状況でした。

事実、家の外には不審な人物が見え隠れしており、どことなくこちらを窺っている様子が見て取れました。

日に日にその不穏な気配は近くなっていき、暗雲立ち込める天候の中、暗がりの部屋の中でついに不審者の侵入を許してしまい、私自身が身を挺して対峙するという内容へと変わっていきました。

その際に強がりからか罵詈雑言を不審者へと浴びせたのですが、夢の中の私の感情は徐々にヒートアップしていき、気が付くと現実世界で寝言として「殺すぞ」と呟いていました。

 

――現実世界、私の横の寝床で寝ていた嫁さんはブツブツと寝言をつぶやく私に異変を察知したようで、急な「殺すぞ」という物騒な言葉に驚き、心配そうな面持ちで私をゆすり起こしました。

私が寝言を言ってから起こされるまでの間は1分と時間が経っていなかったそうですが、起こされるまでの間も私は夢を見続けており、不審者と対峙してからの展開からそれなりの時間を夢の中で過ごしていました。

 

今回「殺すぞ」というとんでもない寝言を発したのも驚きでしたが、何よりも現実世界と夢の中の世界の時間の流れが全く違っていたことに驚きを隠せませんでした。

頭の回転がどうなっているのか全くわかりませんが、現実世界の時間の流れを基準として考えたらとてつもなく速いスピードで流れる映画を通常感覚で見ている状態だったのではないかと思え、人体の未知なる神秘を垣間見た気になりました。

実際問題私が見ていた光景は何だったのでしょうか。

夢を見ている間、現実世界ではどのように時間が流れていたのでしょうか。

まるで時空間が歪められているようでとても不思議な気持ちにさせられますが、この謎を解明することは私には到底できないでしょう。


因みに過去にも定次さんはそれなりに意味のわからない寝言をよく発していたそうで、特に印象的なものとして「ひとりいちじょう」という寝言がありました。

1人1錠?薬に関係した夢でも見ていたんですか?

“畳"だそうです。

独房のような狭い空間に52人のマッチョとともに閉じ込められた際に発した寝言だそうです。

寝言どころか夢の内容から既にカオス過ぎる。

定次さんは精神的にどこか病んでいる部分でもあるんじゃないですか?心配です。

定次さんが病んでるですって?
はっはっは、寝言は寝て言えよ。

殺すぞ。


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