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サボテンにラップを巻くだけの簡単なお仕事です


 

おはよう、皆の衆。定次さんです。

 

 

いつだって悪意ある存在は水面下で我々を覗いているという事実を皆さんはご存知でしょうか。

昨日、私は座椅子を枕に堕落を絵に描いたような姿勢で寝転がっていました。

食事をした後に血糖値が上がり、心地よくうとうとと眠ってしまおうかと思った矢先、私は腹部に若干の膨満感を覚えました。

膨満感…腹痛とともにやってくるそれは放屁の兆し。

誰しもが経験則から理解する下腹部の異変に私も構えようと腰を浮かせて腹に力を入れた瞬間でした。

そう、やつらは放り出される屁にまぎれてやってきたのです。

通過を許されたのは気体のみ。しかし明らかに湿ったそれは液体であり、思わず臀部の渓谷を濁流のごとく脅かします。

緊急事態に急遽閉じるヒップシェルター。が、時既に遅し。

閉じられ、完全に開かなくなった両足で覚束なくトイレへと向かい、何とか用を済まそうと思うも下手に動けない。立ち上がれない。

そして次の瞬間、急に鳴り始める私のスマホ。

時間にして21時頃だったでしょうか。こんな時間から着信なんて非常識にもほどがある。一体誰がこんな時間に、それもこんなタイミングで電話をかけてきたのかと画面を見るとまさかの非通知。

非通知ならすぐに鳴り止めと思うも何故か続くコール。放っておきたいが非通知からかかってくるのは何かしら心当たりがあるのでは?と不安を抱くも今はそれどころではない。

尚も鳴り響く非通知コール。尻は湿り、ヒップシェルターもいずれは機能しなくなるだろう。この非通知でかけている先は恐らく中国語のガイダンスなんだろうが、こいつは私の尻の悪夢を知っていて尚もコールを続けているのか。

耐えきれず自らコールを切る私。

本来であればこの後原因を考え、非通知などの着信への対策を練らなければならないのですが、今はそれどころではありません。

電話の向こうでは本当の悪意が虎視眈々と私の個人情報を貪っているかもしれないというのに、私が今対処しなければいけないのは尻から溢れてきた内なる悪意。

膝立ちでよちよちと歩いてトイレへと向かい、私は子供の頃に嗅いだような懐かしい悪臭をトイレで処理し、続いて洗濯、シャワーをして――と文字通り尻拭いに尽力しました。

その間、非通知の向こうで何が行われたのかはわかりません。

シャワーを浴びている最中にまた着信がきたらどうしようと一抹の不安にかられていましたが、結局その後は音沙汰なく。

全ての尻拭いが終わった後で色々と設定を変えましたが、私が腹を下すタイミングでちょっかいを出してくるとは何ともいやらしいことをしてくるものだとつくづく思い知らされましたね。

今も私は腹を下しています。

そして今も尚非通知の驚異に怯えています。

悪意ある便意に悪意ある着信…今夜はふるえて眠る他なさそうです。


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