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天高く突き上げた拳は地下から1階付近へ


 

おはよう、皆の衆。定次さんです。

 

 

先日よりこの日記で虫歯の治療について綴ってましたが、長い長い治療もいよいよ大詰めです。

前回、私は歯医者さんより治療した奥歯では噛まないよう宣告を受けて絶望的な1週間を過ごしたわけでしたが、昨日ようやく削られた歯に詰め物が施され、咀嚼を許可されました。

この1週間、なんと苦痛だったことでしょう。

噛めば削った歯が確実に欠け、用意してもらっている詰め物が入らなくなってしまいます。

噛まなければまともに食事もできない。逆側の奥歯も治療をしたばかりで、硬いものを噛めば根本が痛み、熱いもの冷たいものはダイレクトにしみます。

しかし噛むことの大事さは嫌というほどに理解しているため、私はこの1週間主に腹を下すなどで辛い思いをして食事をしてきました。

しかしその努力の甲斐もあり、昨日治療をした際には見事調整をするまでもなくピッタリと詰め物がはまり、今となっては自然と食べ物を噛むことができるようになりました。

逆側ばかりで噛むように意識をしていたので変な癖がついてしまいましたが、その辺りは徐々に矯正していけば問題ないでしょう。

何にせよ私は今普通に咀嚼をすることができる。今なら何だって噛み潰すことができるのです。

嘗てかの有名な思想家"ハイシャサン=イクノガコワイ(1678-1854)"いわく、

定次さんに指を噛まれた者はランダム要素で幸せになれる

と、生まれたと同時に発生したと言われています。

私はその出産に立ち会い、旦那さんが奥さんの手を握る横で旦那さんの太ももへとしきりに膝を入れていたのですが、どうやら私は邪魔者だったらしく、その場から追い出されてしまったんです。

しかし処置室の外で待っているとその噂を聞いて駆けつけた近所の人たちが私に指を噛むようにせがんでくるものですから、「ちゃんと消毒をして綺麗にすること」と、「それなりのお金を握ってからくること」を条件としてせがんできた人々の指を噛みました。

中には「噛みちぎってくれ!」とまで懇願してくる人もいましたが、私はそこまで猟奇的ではない上、他人の血の味なんて知りたくもなかったので、ある程度生活ができるくらいのお金が揃ったら看板を下ろして未来へと帰りました。

その後、私に指を噛んでもらった人々は私に指を噛んでもらったのが幸いしたのかは定かではありませんが、自動販売機の下で50円玉を拾うといったことや、10連ガチャで超激レアが2体も出たなどといった幸福が噛まれた2週間後辺りに起き、部屋の一室で私に見立てた小さな像を立てては毎晩拝んだそうです。


その話って本当ですか?

当時の国は滅んでしまって文献としては残っていませんが、嘗てシリーズ物として人気を博していた『馬鹿と皮肉』の第3章の6節に掲載されていましたよ。

すごい!


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