【空想カオスツール】理想を映すバックカメラ
おはよう、皆の衆。定次さんです。
いつの時代も車の運転におけるバック駐車が苦手だという人は少なくないでしょう。
何しろ自身の体よりも大きな機体に乗り込んで、それを限られた空間に無理なく収めるわけですから、空間認識能力の良し悪しで随分と得手不得手が分かれると思います。
ざっくり言えば空間認識能力の得意不得意というお話ですが、そこに更に様々な不確定要素が加わるので苦手な人が多いのは当然のことでしょう。
鏡越しや振り返りで確認するという限られた視覚的動作の中、前後左右が等間隔ではない機体を有責下で頻繁に行う必要性というのがプレッシャーとなり、一度でも失敗しそうな状況を覚えようものならばそれはもうトラウマとなり、メンタル的にも根底から苦手と捉えてしまう人も多々いるはずです。
しかし、そんな苦手な人の多いバック駐車をサポートする機能がバックモニターという存在。
昨今はどの車にも取り付けられていて当たり前なくらいに普及しましたが、今では更にその機能も進化し、車体の全周囲が見られるものであったり、セミオートでのハンドリングのサポートや、フルオートで駐車を行ってくれるものまで多岐に渡るようになりました。
私個人としては後ろとの距離感だけがわかれば良いと思っているのでそこまで高機能なものは必要ないとは考えておりますが、人によっては高機能なバックモニターの搭載が絶対条件と考えている人もいるはずです。
今回の記事ではそんなバックモニターの新時代を担うであろう新機能について紹介していきたいと思います。
私の住む地域は北海道にあり、12月を前にしたこの時期でも平然と雪が降るほど気温が冷え込みます。
外がマイナス気温で冷え込むのであれば当然部屋の中は凍えるほど寒く、11月といえども暖房が必須なのは珍しくもありません。
――して、そんな凍える部屋の中で私はこうしてブログの記事を淡々と書き続けているわけですが、私が作業をする場所は部屋の片隅に置かれたダイニングテーブルの上でして、暖房からは最も遠く、暖房をつけたところで暖かい空気は部屋の上に逃げていくものですので、作業中の足元は非常に寒くて仕方がありません。
そんな寒い足元にはボアスリッパなんかが効果的ではあるのですが、如何せん以前に購入したスリッパが安物だったのが悪かったのか、そのボアスリッパは少しばかり使用しただけで履き潰れてしまい、数日もすればガチガチに毛が固まってしまうという小汚いだけの履物へと変わり果ててしまいました。
新しいボアスリッパを購入するのも検討したものですが、どうせなら長持ちするほうが良いと今はスタンダードなスリッパを使用している次第です。
しかしながらこのスリッパ、足の甲を留めるだけのスタンダードな形状ということもあって爪先部分が非常に寒い。
この寒い時期になってからは足を組んで爪先部分を擦り合わせたりと無意識に貧乏ゆすりをしてしまう癖がついてしまいました。
だったら靴下を履けば良くない?
そんな閲覧者の方々からの厳しい総意がディスプレイ越しに聞こえてきそうな感じがしますが、生憎私は靴下というものが苦手でして。
わかる人には共感してもらえると思いますが、足先が何かしらに包まれているという感覚がどうしても苦手で、プライベートの時間は基本的に裸足で過ごすようにしています。
何しろ足先という体の末端は体温の放熱も兼ねており、ここが塞がれてしまうなんてことがあれば体温調整に支障をきたしてしまう――なんてそこまで大げさなことまでは言いませんが、気持ち的に言えばそんな理由で靴下を避けています。
足が熱いから履き物を脱いでしまう……そんな感覚がわかる人は私が靴下を忌避する理由もわかるはずです。
しかしながら、そんな靴下嫌いな私もこの寒さにはどうしても勝てません。
足元を温めるためには意地でも靴下を履くべきである――とは思うのですが、私もなかなかどうして意固地なもので、今も尚、靴下を履かずにブログ記事の執筆に向き合っております。
靴下を履かずに作業を進めるならどうするべきか――。テーブルを暖房の方へと移動させるなんてことは到底できませんし、こたつに入って作業しようものなら到底集中なんてできないでしょう。
そこで使用するのがレッグウォーマー!
靴下のように足先を温めるような効果こそ得られませんが、足首あたりを温めることでついお留守になりがちな脚部全体の冷えを最低限カバーしてくれます。
だったら長めの靴下を履けば良くない?
そんなことを思われそうではありますが、レッグウォーマーと靴下の最大の違いは清潔感にあり!
発汗が多く、雑菌の発生も許してしまう足裏を全体的にカバーする靴下に対し、レッグウォーマーは足首あたりだけを覆うので清潔な状態が続いて頻繁に洗濯をする必要性がありません。
要するに洗濯するのが億劫だから――という理由も兼ねて私はレッグウォーマーを愛用しているわけです。
――で、最近そんなレッグウォーマーを使い始めるようになったのですが、これまで私は洗濯をしてもローテーションが組めるよう、2足1組のものを2セット所持しておりました。
しかしながら先日クローゼットから冬物を引っ張り出した際はどういうわけか3足しか入っておらず、ローテを組むための必要数に足りていませんでした。
このままでは清潔なレッグウォーマーを履き続けることができない――、そう危機感を覚えた私はすぐに近辺をくまなく探したのですが……結局見つけることができず、モヤモヤとした気持ちのまま過ごすこととなってしまいました。
そのうちひょっこりと出てくるだろうと思いひとまずは残る1セットを使いまわしているのですが、先日、友人といつもの風呂場へ行った際にこんな発見がありまして――。
普段私は銭湯や温泉といったお風呂に向かう際、専用の手提げバッグを引っ提げて出かけるのですが、その中には風呂場で使うシャンプーやボディーソープ、タオルといった代物の他、万が一の時のためにいくつかの衣類や下着を常備しています。
そして今回もいつものバッグを片手にお風呂を満喫してきたのですが、帰宅時、使用したタオルや着替えなどの整理をしようと持ち帰ったバッグを広げた時、中からポロッとレッグウォーマーが1足出てきたのです。
私はそれを見て「ここにあったのか」と喜び、探していたレッグウォーマーが見つかった旨を嫁さんに伝えたのですが、嫁さんは嬉々として報告をしてくる私に「履いていったレッグウォーマーはどこにいったのか?」と聞いてきたのです。
――そういえば今私はレッグウォーマーを着用していない。
思えば元々レッグウォーマーを履いて出かけていたので、脱いだレッグウォーマーが手提げバッグに入っているのは当たり前なわけです。
改めてカバンの中を探るともう1足のレッグウォーマーが見つかりました。
結局私は自作自演のような真似をして一人糠喜びをしていただけだったということがわかり、何とも虚しい気持ちになりました。
――数日が経過した今、尚も消えた1足のレッグウォーマーは見つかっていません。
どなたか見つけた際には私の下へ「見つけた」とご一報入れたいただけると幸いです。
ドタドタ
ドタドタ
助けてトトえも〜ん!
またいじめられまして〜!
何をやらかしたんですか?
コンビニでバック駐車する際、隣に駐車してあった車にぶつけちゃったんです。
あらら、警察は呼んだんです?
いや、そのまま帰ろうとしたんですが、持ち主もついてきまして。
弁償してください。
あらら、例にもよってセレァンの車にぶつけちゃったんですね。
私は近親者じゃないので有責ではないと思うのですが。
それを踏まえて何をしろと言うんです?
せめてバック駐車が上手になれたらなと。
それならば、最近開発されたこちらを貸して差し上げます。
テッテレテーッテッテー!!
“理想を映すバックカメラ"!!
なぁにこれ。
文字通り、自らの理想の状況を画面に映し出すバックカメラです。
理想の状況?
理想の状況というのは・・・要するに広い駐車スペースが空いている状況のことを指します。
駐車スペースが狭かったり、時間帯で混み合ったり、隣の車両の駐車がズレていて狭くなっていたら駐車するにもプレッシャーがかかるじゃないですか。
だったらそんなプレッシャーを取り除くような理想の状況を画面に映し出すバックカメラを開発したらどうかととあるメーカーに打診したところ、こんなものが出来上がったわけです。
なるほど。
私の車にはバックモニターが搭載されてないのでちょうどいいアイテムですね。
早速取り付けてもらえますか?
3万円ね。
え?
工賃。
あー、そうですよね。
取り付けるのにもお金はかかりますよね。
我々の仲ですし、何とかなりません?
チッ
ん、良いですよ。
はーい、できましたよ。
ありがとうございます。
早速バック駐車してみますね。
頑張ってください。
おお!すごい!
すぐ後ろに駐めてあるはずのセレァンの車がモニターに映し出されない!
これってもしかして、モニターに映し出された内容が現実にリンクするタイプのやつですかね?
自分にとって都合の悪いものを現実世界から消し去ってくれる機能的な。
いえ、違います。
ガッガガガガガ!!
ゴリゴリゴリ!! メシメシ…!!
弁償してください。
わっはっは。