【プリングルズ in morning!】寝起きにポテトチップスを食べると目が覚めるって本当?枕元にポテチを置いて試してみよう!
おはよう、皆の衆。定次さんです。
皆さん、ポテトチップスはお好きですか?
好きなら好きで良いのですが――、そんなポテチが好きな方々に私から一つばかり申し上げたいことがございます。
人間というものは人として在る以前に生物であって、そして生物というものは生きる糧として健康的な食を求めるのが必然であると考えます。
しかしながら人間というものは下手に知識をつけて進化をしてしまったものですから、どういうわけか自身の身体にとって不健康なものを"敢えて"摂取するという行動を起こしてしまいます。
必ずしも人類皆この傾向にあるわけではないですし、今回テーマとして掲げるポテトチップス自体も不健康な食べ物であると断言するわけではないのですが――、なにゆえ身体が求める健康的な食事が人間にとって、そして生物にとって"一番の好物"として足り得ないのか……私は常々疑問に感じているのです。
今しがた私が持ち出したこの大きな疑問は今回紹介するのテーマの本質に触れる――ということはなく、私自身もこの疑問に対して既に正しい解答を見つけ出しているため、この先の冗長の中でフェードアウトしていくのは言うまでもありません。
今回のお話は知識を得て進化した人間として新たな一歩を踏みしめるための重大な探求がテーマ。
ジャンクフードが健康的ではないからと言って、いつまでも体に良さそうな雑草だけをムシャムシャと頬張る旧人類を尻目に、食の可能性を見出していこうと宣言しつつ始めていきます、今回の記事でございます。
ジャンクフードを食べてばかりの人生も楽しいでしょうが、時には何かと健康食を自分で作って食べるのも大事です。
自炊自体が非常に手間で、それでいて節約に繋がるのかどうか――という話は置いておき、時には調理器具を手に持つということも大事だと私はこの場で強く申し上げたい。
人は何かしらの工夫をすれば人生の近道を通ることが可能です。
主に思いつく限りではお金を使って解決することばかりですが――、例え手元に持て余すほどの大金があったとしても人は人として過ごすために自分自身で経験を積むことが大事であると私は常々考えます。
どうしておたまはいつもこちら側に水を跳ね返してくるのか?
普段から大金払ってお手伝いさんに料理を作ってもらっている閲覧者の方々でも"レードル"という存在は知っているでしょう。俗に言う"おたま"という調理器具です。
しかしこのおたまという調理器具がいつも食器洗いの際に反逆してくるのはご存知でしょうか?
おたまだけに限りません。スプーンのような形状をした匙の類のものは無機物であるにも関わらず、何故かいつも食器洗いの牙を剥いてくるのです。
――先日、こんなことがありました。
ありましたと言っても大抵何が起きたかは上記の文脈から予想がつくと思います。
おたまを洗う際に水跳ねが起き、台所を酷く水浸しにしてしまった――ただそれだけのことです。
しかしこの出来事がいかに煩わしいか、経験のある人にとっては共感する他ないでしょう。
これまでも何度も経験したというのに、物理的に何が起こるのか予測できる形状をしていると目に見えてわかっているというのに……またしても私は過ちを繰り返してしまったのです。
浅くカーブを描いた頭の椀部分。料理をする際にはあんなにも使い勝手が良いと言うのに、どうして水道水を流す時ばかりこちらに向かって水を飛ばしてくるのでしょうか。甚だ疑問で仕方がありません。
食器洗いの際、私はエプロンをしていませんでした。
そろそろ寒くなりつつあるこの時期、少しばかりモコモコとしたような――暖かそうな質感の部屋着を着ながら私は食器を洗っていいました。
前掛けもせずに食器洗いをしていることに人々は疑問を呈するでしょう。
不用意にもほどがある。
実際問題、少なからずとも食器洗いの際に部屋着が汚れてしまうのは言うまでもありません。
しかしそんなことは些細な問題。何なら当時の私には食器洗いごときで服を汚すような過ちは起こさないと自負がありました。
仮に汚したところで着回している服です。ちょうど洗濯に出したいと考えていたところだったのでエプロンはするだけ無駄な手間。なんならエプロンをすることで逆にエプロンが汚れてしまうのを懸念するくらいの考えでした。
私はご機嫌に鼻歌を歌いながら――というベタなことをすることもなく、自分なりのテンポを自身の中で刻みながら軽快に食器洗いを進めていました。
食器乾燥棚のスペースを無駄なく埋めるよう平たいものから順に、そしてスムーズに食器が乾きやすいように密着しないように手慣れた様子で次々と食器をきれいに洗っていきました。
食器洗いを進めていくうち、やがて掘り出されるおたま。
汚れた食器の下に埋もれていたおたまは酷く汚れていました。
カレーだかシチューだか味噌煮だか何を作ったのか今となっては思い出せませんが、脂っこい煮物料理を作っていたことで酷く汚れていたのを覚えています。
しかし表面に付着した汚れ自体は油分が多いものの、おたま自体にこびりついているわけではない――水で軽くすすげばツルンと流れ落ち、残りは洗剤で軽く擦るだけの頭で考える分には非常に簡単な洗い作業でした。
――きっとバカはここで勢い良く水道水で流し、おたまから反逆を受けるのでしょう。
私からしたらそんなことはお見通しです。過去の経験を通して見ると、勢い良く水を流したところで水跳ねが起きてしまうことは目に見えて明らかでした。
ゆるく水を流せばそれで良いのです。チョロチョロと、そして徐々に水を増していき、最後に擦ればそれでおたま洗いは終わるのです。
――ただ、そこで私はいくつかの懸念材料を見落としていました。
一つは我が家の水道は水加減が難しいということ。
そしてもう一つは必ずしも水飛沫は分散しないということ。
我が家の台所も別段オンボロというわけではありません。
どちらかと言えば新しい部類。新築時に入居したということもあって、キッチン自体も小綺麗で使いやすい作りをしています。
しかしながら私自身不器用なもので、時にその誤った力加減が予想だにしないトラブルを招いてしまうことがあるのです。
私の不器用さと相性が悪い形状をした水道……その悪条件が重なった瞬間、予想以上の水が蛇口から飛び出してきたのは言うまでもありませんでした。
更にその日はおたまの向きが絶望的に悪かった。
スプーンを含め、レードルの類は必ずしも全方位に水を跳ねるとは限りません。
形状に限らず、時に条件次第では水の形を変えてキレイな弧を描いた水を跳ねることがあるのです。
気が付くと私の腹部と足元は酷く水浸しになってしまいました。
それはもう凄まじいほどの水量。
――例えるのであれば小便を漏らしそうな赤ん坊がタライ一杯の水をぶら下げた天井トラップを避けつつ、それを見ていた大の大人が限界いっぱいまで嘔吐する素振りを見せつつ、膀胱に溜まった小便をできるだけ漏らしてしまった際に広がった尿溜まりよりも多少ばかり多いくらいの水量で水浸しになってしまったという表現が適切とは言い難くも近しい表現でしょうか。
言うなれば東京ドーム一杯に大きく満たないくらいの量。
急な不条理に私は酷く怒り狂いました。
無機物が引き起こす人類への反逆――、予想だにしない理不尽が自身を襲った時の苛立ちは相当なものでした。
私は勢い良く飛び出した水道の水を止め、ツルンと汚れを吐き捨てたおたまを強く握りしめながらシンクの縁へと大きく振りかぶる――こともなく、静かにおたまを置いてから深くため息をついた後で適当な悪態をつきつつびしょ濡れになってしまった台所の床をゆっくりと大量のキッチンペーパーで拭き取ったのでした。
当時、盛大に水跳ねを起こした瞬間を目撃したと嘯く、大通り沿いに住居を構える一人暮らしの老婆のもとに一通の手紙が届いたという噂を吹聴する近所でも有名な小学生グループを襲う卑劣な事件が起きたというガセが広まったという妄想をしたわけでもない私は、こんもりと溜まったキッチンペーパーを燃えるゴミへと捨てる際に自身に降り掛かった不条理を恨みました。
もう同じ轍を踏むことはないだろうと自身に言い聞かせ、今宵起きた不幸を噛み締めつつ、残る食器をキレイに洗って、シンクも磨き、普段通りの生活へと戻っていったのでした。
人として、生物として睡眠行為に依存する以上、時間の許す限り暖かい布団にくるまって眠り続けたいと考える人がほとんどだと思いますが、いつまでも眠りこけているわけにはいかないのがこのご時世です。
時間に厳しく、目まぐるしいくらいに忙しい毎日を送る日本人……毎朝寝ぼけ眼を擦りながらも嫌々と起きなければならない日々は辛いものでしょう。
――しかし、そんな辛い寝起きの状態から一発で覚醒できる方法があったらどうでしょうか?
眠気に最も効果的なのが味覚というウワサ
その真相は決して定かなものではありません。
人には五感というものが存在し、視覚、嗅覚、聴覚、味覚、そして触覚という感覚で状況を読み取っているのですが、基本的に睡眠に関して脳に直結する感覚というのは視覚部分にある傾向にあり、『目を覚ます』というだけあって眠気を覚ますには視覚的に刺激をするのが最も効果的であると考えられていると――先日行われた別の世界線に生きる私の脳内の学会で発表がありました。
学会自体は三日三晩予定をしていたものの、参加者が集わなかったということもあり、主催者と上記発表を行った学者の対談となったため、30分ほどで閉会となった後、2人は仲良く駅前の居酒屋で飲み明かしたそうです。
2人は今や昵懇の仲。プライベートのみならず、家族ぐるみでの付き合いも増え、よくどちらかの家に訪れてはテーブルを囲んで熱く議論を交わすそうです。
――初めて学会が行われてから4年と3ヶ月が経過したある日、主催者だった男が急に思い出したかのように当時のことについて言葉を漏らし始めました。
「人々はスムーズな起床を目的としてこれまで様々な方法を試してきたが、何一つとして確実に起きられる方法を見出すことができなかった。嘗て君は『視覚的な情報が最も効果がある』と大勢のオーディエンスが描かれたパネルの前で大仰に発表したが、私はその発表を聞いている間、眠たくて仕方がなかった。それこそまさしく当時の論題における皮肉だったよ。人はよくアラームをかけていたり、カーテンを開けて光を取り入れることで脳に覚醒を起こそうとするが、その一昨日の晩から眠れていなかった私にとっては、君の発言も、舞台を照らす眩しい照明も全く無意味だった。主催者として礼儀に反してしまうかと思い、ひたすらに起きていようと頬をつねってみたり、漏れ出た屁を握りしめ鼻に当ててみたが全て無駄だった。君の発表の目の前で私は全身を使って君の研究の賜物を根底から否定していたんだよ」
急なカミングアウトにもう一人の男は驚きを隠せず、挙げ句テーブルの下に隠した拳を徐々に強く握りしめながらわなわなと震え始めました。
しかし彼も大人。大きく息を吸った後、右手にあったウィスキーのグラスを煽ってから当時のことをゆっくりと思い返し、閃いたようにこう返したのです。
「確かに私は大勢の人間が描かれたパネルを前にして、大きく両手を広げながら大げさに持論を唱えていました。しかし時々あなたに視線を向ける度、あなたは真剣な面持ちで私の方を向きながら発表を聞いているように見えました。一通りの発表を終えた後、あなたは一呼吸置いてからスッと立ち上がり、平然とした面持ちで進行していましたね。そこに一体どこに眠そうな気配があったのか、改めて教えていただきたい」
「目の前で大きな声を聞きながら、眩しいくらいの照明を当てられながら、それでいて自身をつねりながら、屁をこきながら君の話を聞いていたが、実はもう一つ、君がパネルの方を向く度にとあることをしていたんだ」
「とあることとは?」
主催者だった男は一度台所の奥へと引っ込むとゴソゴソと何かを取り出してきました。
男が手に持っていたもの――それは緑色のパッケージをしたポテトチップス。
「君が視線を外した瞬間、私は手元にあったポテチを食べたんだ。うつらうつらと船を漕ぐのを我慢しながら、君の目の動きを眺めながら必死に食べた。するとどういうわけか、妙に目が冴えた気がしたんだよ」
「あぁ、だから途中でボリボリとした音が聞こえたんですね。最後あなたが大きく唾を飲み込んでから立ち上がったのも、咀嚼していたポテチを飲み込んでいたからだったんですね」
「そうだったんだよ。すまなかったね」
主催者だった男はポテトチップスを目の前に置いて、二人で食べられるように袋を開けました。
それぞれ指先で1枚、2枚手に取って口に運び、食べる。主催者だった男は指先を軽く舐めてから、少し考えるような素振りをしてゆっくりと愛犬の話へと話題を移していきました。
――二人は今夜も熱く語る。
ポテトチップスと嘗ての思い出話を酒の肴に、気持ちの良い夜を過ごすのでした。
食事で目が覚めると言われる根拠とは?
主催者だった男が言うように、本当に味覚の刺激は脳の覚醒に作用するのでしょうか?
実際問題、無意識下で口の中に何かが放り込まれた時の反応というものは驚き以外にないでしょう。
それは眠っている時も同じ。睡眠時には必要性のない味覚のスイッチが急遽入るわけですから、イレギュラーを起こした脳は省エネ状態から切り替える他ありません。
仮にこれが常習的に行われている行為、すなわち日頃から眠っている最中に食事を摂っているのであればあまり効果が出ないかもしれません。しかしそんな奇特な行動をとる人間なんてそうそういるわけではないので、虚を突かれるという理由から覚醒の効果があると考えてもおかしくはないでしょう。
また、資料を探ると遠い昔の祖先達も目覚ましのために食事を行っていたという歴史があったことがわかりました。
下記に載せるのは別の世界線において見つかった古い壁画なのですが、二人の人物が誰かしらの目を覚ますために食べ物を用意している様子が見受けられます。
今でこそこうして新発見のような口ぶりで考察をしているものの、古い知識として元来人々の間では秘匿な術として考えられていたのかもしれません。
食事と睡眠の棲み分けができている昨今、目覚ましのために食事を用意するという行為は今に見合ったものではないかもしれませんが、時にはこうした古い考えに沿った発想に原点回帰するのも悪くはないでしょう。
枕元にポテチを置いて検証!寝起きすぐに食べたら目が覚める?
睡眠時、もしくは起床直後にイレギュラーを引き起こし、脳を無理やり覚醒させるというベクトルは理解ができました。
しかし実例として噂になっているポテトチップスによる目覚ましは本当に効果があるのでしょうか?
気になった私はこの検証に最も適している言われる『プリングルズ サワークリーム&オニオン味』を枕元に置いて実験を行ってみました。
普段私が起床する時間は朝の7時30分から8時の間。
8時45分までには家を出なければならないため、いつも1時間ほど余裕を持って起床しています。
アラームは7時30分から鳴り始めるのですが、就寝時刻や疲労の蓄積具合によってはそのアラームで起きられるとは限らないため、30分から50分までの間に10分刻みで3回鳴るように設定しています。
そして今回の検証ではそのアラームによって起きたタイミングで枕元に置いてあるプリングルズに手を伸ばし、無理矢理にでも口に入れる……そこで本当に目が覚めるのかどうか結果を見ていきました。
私自身、朝には比較的弱くない方だと自覚しています。
寝るまでの時間があまり遅いと寝過ごしてしまうなんてこともありますが、基本的には5時間弱の睡眠で事足りると考えているため、アラームが鳴り始める頃には自然と起床する場合も珍しくありません。
よって目が覚めて早々にプリングルズに頼って覚醒させる機会――もないのですが、折角の検証です。朝方のおやつくらいの感覚から寝起きのタイミングでプリングルズを食べようとしてみました。
――朝の9時には仕事が始まる平日の朝。
徐々にやかましくなるメロディに起こされて私は画面に映し出された3桁の掛け算を解いて目を覚ましました。
枕の側には『プリングルズ サワークリーム&オニオン』。
目を覚ましてから中身の包装を破るまでがひと手間と予想していたこともあり、蓋を開ければすぐに中身を取り出せるように前もって用意していた筒状のポテトチップスです。
目を覚ますやいなや寝返りを打ってうつ伏せ状態となり、プリングルズの寝ぼけ眼のままパッケージとにらめっこをする私。
夢現ですが、頭の片隅には今回の検証のことが過ぎります。
しかし少しばかり短い間を挟んだ後、寝起きの口で食事を摂るのはいかがなものかという考えが過ぎりました。
やがて雑菌だらけの汚い口でプリングルズを食べるのは生理的に受け付けないという結論に至り、むっくりと起き上がってそのまま洗面所でうがいと洗顔をして起床したのでした。
顔を洗い終える頃にはさっぱりとしてすっかり頭も覚醒状態。
こうなってしまっては今更プリングルズを食べたところで意味がない。
私は朝ご飯と一緒に数枚のプリングルズを食べ、満足した朝の時間を過ごしたのでした。
全然検証できてねぇじゃん。
なぁ?
そう言われましても・・・まぁ、不清潔な口で食事するのもいかがなものかと思いますけどね。
普通、こういった時って撮れ高みたいなのを気にするもんじゃないです?
定次さんいわく、「じゃああなたは寝起きの状態から食事ができるんですか?」ってことらしいですが。
無関係な人に自分の条件を押し付けてくるのはまた話が違うでしょうよ。
「私はあくまできっかけを与える役割なので、誰かのために検証する義理はないです」だそうです。
知識を与える神にでもなったつもりなんでしょうかね。
少なくとも、自分自身で試してみる必要性はあったと思いますが。
口をすすぐ必要性がある以上、実現不可能なんでしょうね。
「検証する姿勢は見せたので」だそうです。
寝言は寝て言えって話ですね。
まぁ寝ているのを起こす検証なんですけどね。
うるせぇ。
はっはっは。
【プリングルズのゴミの分別方法を考える記事も紹介中!読んでね!】