【AI絵画】第94回:人工知能が描く日記タイトルの世界
おはよう、皆の衆。
アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へと連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか?
2021年の10月2日に投稿されたアイキャッチイラストです。
萌えを意識したであろう女の子のイラストを絶妙に下手くそなタッチで描き、それをタイトルとして回収したという構図は非常に評価が高いですね。
それでいて躍動感と立体感を表現できているものですから、個人的にはイチオシにしたい作品です。
遠近感に関しては技量不足が否めないですが、イラストとしての面白さは及第点以上のものであると言えるでしょう。
ただ一つ、このタイトルの意味合いを汲めば、女の子は描かれる側ではなく描く側となるはず。
技量云々よりもまずは英語力に課題が見つかった作品となりましたね。
タイトルを考慮するとAIの出力したこの画像の方が正解に近いのではないでしょうか。
AIが考える『可愛い女の子』というものがよくわかる一枚ですが、確かにこれまでAIが生成してきた人間と比較すればわりと可愛いといえる部類になっているかもしれません。
この画像に更に秋の要素さえ加わっていればと思うと、非常に惜しい一枚になったと言えます。
2021年の10月3日に投稿されたアイキャッチイラストです。
ステレオタイプの無人島と言えば『ヤシの木が一本だけ自生する孤島』といったビジュアルであると私は考えています。
そしてそんな無人島のヤシの木を使い、反動で空を飛ぼうとしている……タイトルを上手く回収しつつ、非常にコミカルな表現ができている素晴らしいイラストです。
ブログに掲載するアイキャッチ画像は大喜利をしたいと思って描いているわけではないのですが、これに至ってはネタとしても非常に優れた作品になったと言えるでしょう。
現実でタイトルのような光景が望めるのであれば、まさしくAIが生成したこの画像のとおりになるでしょう。
最低限の設備だけが整った、趣のある風景。
実際に世界のどこかに実在する画像を切り出してきたのではないかと疑ってしまうほどの一枚になりました。
飛行場という以上はもう少し滑走路的な要素も欲しかったですが……リアリティさを鑑みたら十分な出来になったと言えますね。
タイトル次第ではありますが、AIの生成する画像も随分と理想に近い形で出力されるようになりました。
最初の頃はテーマを形作るどころか、キュビズムに濃硫酸をかけたようなものしか生まれていませんでした。
思い返せば随分と進化したものです。
今回の出来の良さを考えると今後の投稿が楽しみになりますね。次回も乞うご期待です。