【空想カオスツール】簡単芋洗いマシン
おはよう、皆の衆。定次さんです。
あたりめを食べながら話し始めるのもなんですが、ジャガイモって良いですよね。
私は特別大好物という程でもないのですが、美味しいジャガイモを口にした時の感動というのはなかなかどうして言葉に表せられないものです。
「美味しいジャガイモほどシンプルな食べ方がよく合う」
このフレーズは、かつて別の世界線でパパイヤの木を使った平和論を唱えた学者に異論を唱えた学者の横で記者をやっていた人が最初の仕事で取材を敢行したジャガイモスキー博士という人の出版した本『今日の芋料理』のレビューに書かれていた内容を誤訳した結果、ネットミームとなるまでには至らなかったものの、それなりにネット上で有名になったコピペに近いニュアンスの日常的話題のひとつなのですが――、実際問題私も美味しいジャガイモはシンプルに食べた方が素材本来の美味しさが味わえるとこのフレーズに肯定的な考えを持っております。
私自身、現在は北海道に在住しているのですが、本州から移り住んでかれこれ――7年くらいでしょうか。北海道に移住して良かったと思える理由の一つとしてジャガイモ含む野菜の美味しさがあると考えています。
北海道外の人からすれば野菜よりも魚介類や酪農品といったイメージが強いとは思いますが、雪の下で甘さを強めた北海道産の越冬ジャガイモは、そんな考えすら覆すほどの美味しさであると全国の方々に波及させたいばかりでございます。
今回は北海道のジャガイモを紹介したいと思います。
まぁーステキ!
北海道のジャガイモはね、おいしいんですよ。
例えばどんなふうに?
ネットリしてて甘い。
ほぉ〜。
でもそれって品種によるのでは?
それはそう。
で、あとは?
えっとね・・・。
逆に聞くけど、『おいしい』って伝える以外にある?
それもそうですよね。
論より証拠。
試しに食べてみるのがいいんじゃない?
うん、そうですね。
モグモグ
モグモグ
うーん、やっぱり北海道のジャガイモはじゃがバターにして食べるとおいしいなぁ!
モグモグ
モグモグ
じゃがバターの上に上等な塩辛を載せて食べるとより一層おいしくなるなぁ!
ドタドタ
ドタドタ
助けてトトえも〜ん!
またいじめられまして〜!
なんですか。騒々しいですね。
こっちは今ジャガイモを食べるのに一生懸命なんですよ。
そのジャガイモの出荷作業を手伝えってセレァンが言ってくるんです。
人手が足りていないので手伝ってくれませんか。
流れてくるジャガイモを洗うだけでいいので。
なんて?
ジャガイモを洗ってくれって。
だから何かいいツールないですかね?
これまた虫のいい話ですね。
じゃあ、はいコレ。
テッテレテーッテッテー!!
『簡単芋洗いマシン』!!
なぁにこれ。
助けてくれって言ってんのに、これで芋洗えって?
チッ
これは私が昔使っていたやつです。
お古ですが、芋を洗うのにとても便利なツールですよ。
マシンって名前がついているわりに随分と原始的じゃないです?
これを使って自分が芋洗いマシンになれって話ですよ。
時には人に頼らずに自分で苦労をしてみてください。
それじゃあお願いします。
終わったらちゃんと報酬出しますので。
クソがぁ・・・。
その憎しみが芋洗いマシンの原動力になるんですよ。
わっはっは。
みんなで芋洗いしましょうね。
は?なんて?
トトえもんも来いですって。
クソがぁ・・・。