【AI絵画】第104回:人工知能が描く日記タイトルの世界


おはよう、皆の衆。
アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へと連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか?


2021年の10月22日に投稿されたアイキャッチイラストです。
竜巻の表現の上手さと全体的にシンプルな構図にまとめているのが高評価なイラストです。
改めて眺めると『ご飯オンザ竜巻』というより『竜巻オンザご飯』という方が正しいように思えますが、スパイラルしたご飯が竜巻の上にあるのでやはりこのタイトルで間違いないと気付かされます。
今も昔も私は食器を描くのが苦手なのですが、このイラストについては陰影の表現がよく描けています。
それでもやはり輪郭線を見るとバランスを取るのが苦手だというのが一目瞭然ですね。
お茶碗の縁を欠けさせて茶を濁させようとしているのがその証拠です。


竜巻っぽいものであるのは確かですが、竜巻が巻き込んでいるこの黄色っぽいものは……やはりタイトルに沿ったお米を表現しているのでしょうか?
それがお米かどうかは別として、お題の内容をよく表現できているとは思いますが……本能的に受け付けたくないような、ヘチマの繊維のような気持ち悪さが露見していますね。
AIはもう少しマイルドな表現ができないものかとつくづく感じさせられます。

2021年の10月23日に投稿されたアイキャッチイラストです。
金塊に乗って近海の波に乗るという駄洒落が利いているユニークなイラストです。
金属の光沢を塗りで表現するというのは何かと難しいもので、今でも私の中では課題の一つとして捉えていますが、このイラストに関しては(当時にしては)よく表現出来ていると思います。
大波の表現も上手に描けていますし、単純に技量の上達が垣間見える作品なのではないでしょうか。


流石AI。水面や波といった表現はまるで写真のようですね。
この画像が生成された瞬間はまさしくタイトルの通りだと感心させられましたが、強いてケチを付けるのであれば、この画像の中の世界が金塊を求めて冒険している世界なのかどうかが今ひとつ読み取れないことでしょうか。
何にせよ、これまでAIが生成してきた画像と比較して、より一層現実味を帯びた一枚になったと思います。

今回はAIも私自身も進歩が目に見えた回になりましたね。
AIの画像生成については失敗時に何度も生成し直すことがありますが、それでもやはり全体的に精度が上がってきたように実感します。
次回は一体どんな画像が出てくるのか、将又、私自身もどんな上達を見せてくれているのか――非常に気になるところです。次回乞うご期待です。