【AI絵画】第105回:人工知能が描く日記タイトルの世界


おはよう、皆の衆。
アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へと連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか?


2021年の10月24日に投稿されたアイキャッチイラストです。
全体的に落書き感の否めないイラストですが、シンプルにタイトルを表現できているイラストですね。
支離滅裂なタイトルをイラストに描き起こすのは簡単なようで難しく、タイトル内の要素が増え過ぎてしまうと全てを表現しきれなくなってしまいます。
今回のイラストについては『みんなの合言葉』という要素を見る人の感性に委ねる一枚となりましたが、もっと上手にまとめることができたのではないかと改めて考えさせられます。
それにしてもこのタイトル、どういった発想から生まれたのか……我ながら頭を抱えてしまいますね。


菌床と言えば苔。
きのこという認識に食い違いがあるものの、今回生成された画像は適正な内容であると捉えられます。
この画像自体も私のイラストと同じく『みんなの合言葉』という要素が抜け落ちていますが、AIは一体どこまで、どれだけの要素を汲み取って画像を生成しているのかわかりません。
解釈の範囲はAIによるとは思いますが、曖昧なニュアンスまで表現できるようになったらいよいよ人間の発想も危ういものとなりそうだと考えてしまいますね。


2021年の10月25日に投稿されたアイキャッチイラストです。
このタイトルは私自身の中でも語呂の良さが好きなタイトルです。
ぬいぐるみと前線がどのようにかけ合わさっているのかは定かではないですが、頭に『ぬいぬい』と入っていることでタイトル全体をうまくまとめることができています。
シンプルなイラストに、タイトルからどことなく納得のいく判断ができる表現……及第点と言えるタイトルイラストでしょう。


ぬいぐるみの前線とはまさにこういった手作り感満載のものを指すと言えると思います。
AIが作り出す画像はなかなか精巧なものにならないと理解していますが、その粗雑さが逆に手作り感を増すようなリアリティのある不気味な一枚となりました。
解釈次第では正解とも取れる画像が生まれた瞬間ですね。

抽象的なコンセプトは解釈の違いが出るため、場合によっては非常に面白い結果を生み出します。
私の描くイラスト然り、AIの生成する画像の本質は見る側の捉え方が第一であり、精巧さ云々は二の次。
今後はきっとイラストとAI画像の方向性は全く別物に変わっていく場合が増えていくと思いますが、その都度、それぞれで異なる解釈ができたらと思います。次回もまた乞うご期待です。