ブログ・愚痴・バー【1杯目】


おはよう、皆の衆。定次さんです。
ブロガーがブログ記事を書くにあたって最も得意な文章って何だと思いますか?
この答えは必ずしも一概に言える話ではないですが、少なからずともこうして毎度長々とした記事を投稿し続けてきた私から言えば――ブログを運営する上での自分語り、が最も得意でしょうか。
やれ最近のアクセス数が減っているだとか、やれ面白い文章が書けないだとか……思うことは色々あるものですが、その思いの丈を記事上に書き並べるなんてことは全く以てナンセンスでして、なかなか気持ちをぶつけることができません。
もちろん、ライフハックや専門知識を求めるためにブログを開いた閲覧者から見ても、投稿者の身の上話なんてクソほどどうでもいいものであって、読んだところで何の足しにもなりません。
しかしながら昔の私はそんな事実も知らずに、ただただチラシの裏にでも書いていればいいだけの文章をひたすらに書き並べていた時代がありました。
下衆と皮肉の前衛となるブログ……そんな時代の遺物に埋もれる黒歴史でしたが、今やもうブログ共々削除をしてしまったため存在しておりません。
削除してしまったものは掘り起こしようがないので今一度当時を振り返ることができないのですが――ただ、当時の私はそんなチラ裏の言葉をたくさん並べるというだけで陶酔に陥ることができていました。
――昨今の私はどうも文章のキレが悪い。
検索エンジンからの流入を狙った、いわゆる『メタキーワード』に沿ったテーマ記事を投稿しようと躍起になるばかりで、自分のフィールドをうまく展開できていないのが現状。
つまるところ、自身の知識を振り絞った上で言葉を選びながら文章を書いているわけですから、ろくな文章が書けていないのです。
ろくな文章が書けない日々が続くなんてことがあればそりゃモチベーションも下がりますし、内容も保身に向けた内容へと傾くばかり。ユニークを謳ったところで結局凡庸にしかならないわけですから、いつかきっと自分を見失ってしまうんじゃないかという危惧に怯えながらキーボードを叩く日々が続いているのです。
凡庸は嫌。とは言え、テーマに沿わなければまともな記事が書き上がらない。
自分を見失わないためにも何とか自分の文章を書き出せる機会を作りたい――そうして行き着いた結論というのが、こういった言い訳がてら、思ったままの文章を吐き出せる記事というわけです。
思ったままの文章を書き出すならとっても楽。きっと自分自身も見失うことはないでしょう。
あわよくば投稿数を稼げてしまう――そんな棚から牡丹餅理論あふれる魂胆で考えた結果、この企画が生み出されたという次第でございます。
しかしながら、実際問題、こうしてブロガー自身がポツリポツリと吐き出すウラ話自体もあながち需要がないとも言えないでしょう。
そりゃあ毎度こんなクソほどどうだっていい話ばかり続けられてしまったら読む気も起きないでしょうけれども、しかしながら、1週間に1回でもこんな日があればきっと箸休め程度にはなるはずです。
ブログ記事の内容を凝り始めてからというもの、随分とプレッシャーに押し負ける日が増えました。
下手くそながらもタイトルイラストもより良いものにしていこうと思い、一層時間をかける羽目になりました。
文章ばかりだと閲覧者が読みにくくなるだろうと思って用意したテンプレートも、結果として自身の自由な文章を縛る枷となってしまいました。
文字ばかりの記事なんてよっぽど奇特な人間でなければ読むことはないでしょうから、文句を垂れつつも今の構築を否定する気はさらさらないのですが――しかしこうして日々記事を書き上げようといざキーボードに向かうと……それなりに気後れしてしまうくらいに大変さを実感するようになりました。
見てみてください。現在の下衆と皮肉の惨状を。
こうして日々記事の投稿に追われるばかりに、3月1日に投稿した下衆と皮肉4周年記事の記念イラストは今もずっと放置されたままです。
何ならタイトルイラストですら延々と放置されたまま。
ずっと手を付けようと考えてこそいたものの、体調不良等が重なって今も後回しが続いているばかりです。
姿勢の悪さから悪化した血行不良。頭に血が巡らず、日常のデスクワークにも支障を来すほど厄介なもの。
イラストレーションはもちろん、こうしてPCに向かってキーボードを打ち続けるのも辛い日々に悩まされています。
結果、アクセス数はがくんと落ち、広告もまともにつかないブログにまで落ちぶれてしまいました。
積み重なっていくばかりのタスクが徐々に『やらなければならない』というストレスへと変わり、悪循環を生み出してしまったのです。
よろしいですか?
私はサボっているんじゃないんです。
サボろうとしているならとっくの昔に『サボりの言い訳を考えるシリーズ』で罰の数を増やしているはずです。
今回こうしてブログ上の愚痴を吐き出すシリーズを立ち上げたのは、同時にサボり記事をカバーしようという魂胆もあってこそ。
サボり記事ばかりに依存するのも申し訳ないという考えがある傍ら、数を重ねた分の罰が本当に下るのではないかという恐れもあって、大げさにもこういったシリーズを立ち上げた次第なのです。
よろしいですか?
私は閲覧者の皆さんが思っている以上に苦労し、切磋琢磨しているのです。
やりたいことが多いからこそ、空回りをしている――故にこういった毒を吐き出す場も必要であると考えたのです。
……よろしいですか?
今こそ閲覧者の皆さんはその大きな器を以てして、私の吐き出す毒を受け止めるように努めるべきなのです。
稼ぎのために運営しているブログ上で、ブロガーが自分の都合で毒を吐き出すばかりの記事なんて超レアですよ。
閲覧者の皆さんはそんなレアな記事に巡り合うことができたと、運が良かったと思いこんで、これからの下衆と皮肉に十二分に向き合ってみてください。私は大いに皆さんの善意を受け入れたいと思います。ぜひ頑張ってみてください。