【素朴な疑問ノート】分身したら賃金は倍になる?
おはよう、皆の衆。定次さんです。
本日はお昼ご飯にフォーを食べたのですが、実は今回食べたこのフォーというもの……今ひとつ口に合わなくてですね。
スープ自体は何だか酸っぱ辛いようなエスニック感があって悪くはなかったのですが、麺がどうも柔らかすぎたためにあまり食べた実感が湧かなかったんです。
しかしながらこのフォーというものは誰しもが耳にしたことがあるくらい有名なベトナム料理でして、それほどまでに有名な料理であるということは元来美味しい料理である前提が存在するわけです。
実際問題、ライスヌードルというシンプルな麺に透き通ったさっぱりスープが合わないはずがない。
つまるところ、今回私が食べたインスタントのフォーが美味しくなかっただけであって、フォー自体の評価を下げる動機には至らないのではないかという考えに行き着いたわけです。
そもそものところ、エスニック風の味をそこまで好んでいない私がフォーを食べるところからして全ての前提から狂っていますし、何ならお湯で麺を戻す段階で他事に意識を向けてしまったがために、適正時間をかなり超過した状態で食べてしまった時点で大きな間違いが生じていると思われるのです。
つまり、本日の私にフォーを食べる資格はなかった。
仮にこの食事風景を何者かにカメラで抑えられ、LIVE配信でベトナム全域に流されでもしていたら――国際問題にでも発展していたかもしれません。
何故人のプライバシーを無断で流出させるのかと。
今回はそんな配信が行われていなかったと見受けられるので、ベトナムの大使館の前を強く睨みつけながら通り過ぎるといった事態は避けられました。
心の底から国際問題に発展しなくて良かったと安堵しています……と間にあわせの言葉をつらつらと並べながら書き始めております、今回の記事でございます。
私がお昼の食事に何を食べようが勝手な話ですし、そもそものところ傍から見たらどうだっていい話だと思われるので、早々に今回のテーマとなる話題へと繋げていきたいところですが、今回のお話は先日の記事でも話題に上げた『分身』についての考察となります。
もし先日の記事をまだ読んでいないという方がいたら上記リンクから読んでみてください。
ホッケを買うきっかけ程度にはなると思います。
今の時代、日常的に『分身ができない』と言う人はあまりいないかと思われますが、『分身ができる』と言い張る人もあまりいないでしょう。
少なからずとも私が生きてきた中では分身の術が使えると自慢してきた知人はいなかったですし、忍者の友人もいなかったと記憶しています。
別の世界線で生きてきた頃を思い返せばいないこともないですが――……数え始めたらきりがないので今回は現世界線を対象とした話を進めていきましょう。
みんなは分身の術って使える?
まず今回の前提として『分身ができるかどうか』についてですが、恐らくこの質問をされたところで大半の人は怪訝な顔をしてその場を去るでしょう。
私とてそうです。分身の術が使えるかどうか道端でアンケートを渡されたところで鼻で笑うでしょう。
1枚で渡されたアンケート用紙を2枚にして返す……所謂"紙分身"を見せつけてその場を驚かせるというパフォーマンスをする妄想に駆られながら、気持ちの悪い笑みを浮かべてその場を後にするでしょう。
分身ができるかどうか聞かれて「できない」と答えたところで本当にその人が分身できないかどうかの判断はつきません。
もしかしたら『能ある鷹は爪を隠す』が如く、現代に生きる忍者としてその力を隠しているかもしれませんし、そもそものところ、その人自体が誰かしらの分身かもしれません。
アンケートを取ったところで令和の忍者を炙り出すことは不可能――、故に今回はこの記事を読みながら自身の分身の能力の可能性について向き合いつつ、既に分身ができる忍者の方々については"閲覧者"という匿名性を生かしてディスプレイ越しに理解を深めていただきたいのですが――ここで改めて皆さんに確認したいと思います。
「皆さんは分身ができますか?」
私の問いに対して大半の人は首を横に振って『No』と笑ったでしょう。
しかし世の中には少なからず分身ができることを自覚している特殊な人がいる可能性は否めません。
素直に首を縦に振る人もいれば、無意識に分身を繰り返してしまう特異性に共感してもらえる事実に気付いて涙をこぼしている人もいるかも知れません。
ここぞとばかりに分身を見せつけて、分身の全員でこの記事を読んでいる人がいる可能性というのもなきにしもあらずなのです。
しかしそんな方々にとっても、分身には様々な種類があることを知らない人もいます。
先ほど挙げたように無意識に分身を繰り返す人もいれば、他人に認識されないもの――質量も持ちながら、本体に戻る際には記憶や経験が引き継がれる便利な分身もあれば、自分とは全く形状の異なる分身を生み出す人もいます。
何にせよ分身ができるだけ非常に便利――というわけでもなく、体力的コストを考えると非常に大変なもので、多くの人は分身を生み出したところで維持ができずに体力を失ってしまって倒れてしまいます。
しかしながら世の中にはそんな分身を維持できるように化け物級の体力をつけた努力家もいれば、超低コストで分身を維持できる才能の塊みたいな人もいるようで、使い方次第では日常生活でうまく運用できると考えられます。
全人類の大半の凡愚共は分身が使えないかとは思われますが、今回は『自分自身がそんな分身を有効的に運用できる』という妄想の上で"もしも"の話を考察していきましょう。
仕事上で分身の術を駆使できたら賃金は倍になる?
忍者が暗躍していた時代、サラリーマンが戦い続ける現代……いつの時代も"猫の手も借りたい"ほど人手が足りないものです。
忍者が分身の術を使うことは有名ですが、これは任務を遂行するためだけではなく、人員不足を補うために使っていた可能性も考えられると近年とある学会で発表されたという妄想を今しがたしてみました。
しかしこの突拍子もない仮説は少なからずとも的外れではないかもしれないというのが当仮説を繰り広げた私自身の持論でして、実際問題、分身の術を駆使すれば単純に労働力も倍になると考えられます。
――で、あればここで問題に上がるのが賃金の話。
現代の法律には分身を駆使したことによる労働賃金の定義はなく、見方によれば法の穴を突いた労働であるとも考えられます。
故に分身をすることで処理能力が倍になり、実質一人で二倍の成果を上げることができるため、それによって賃金も変動するであろうというのが今回の議題となります。
しかし契約上、分身はどんな扱いになるものなのか?
人員が倍になったということは賃金もその分払わなければならない?それとも分身ありきでの契約?
――上記の考えについては会社によって異なるでしょう。
とは言え、単純に考えれば普通の人よりも仕事が捗るようになるのは火を見るよりも明らか。
「最近あの人2人に増えているように見えない?」
事務員の人からそんなふうに思われる可能性もなきにしもあらずですが、他人の目を気にしていては話は始まりません。
上司に「私、分身できますので!」と直談判した上で昇給の交渉を行うところから今回の話は始まるのです。
私、分身できるんですよ。
?
分身できるんで2倍の処理能力があるんです。
だから給料も倍にならないですかね?
こいつ疲れてんのかな?
もういい、大丈夫だ。
少し休みでもとりなさい。
いや、そういうのじゃなく。
本当に分身できるんで。仕事もいっぱいこなせますので。
もういい・・・!休めっ・・・!
実際には奇異な目で見られるのがオチでしょう。
そもそも分身してまで仕事に身を入れることもないでしょうし、仮に認められたとしても若干の昇給が関の山です。
最近、仕事頑張ってるみたいだから給料ちょっと上げとくね。
5,000円くらい上乗せしておくよ。
わーい。
因みに一人の人間としてアドバイスしておくと・・・。
何でしょうか?
うちは副業OKだから、分身は分身でフリーランスでもした方が効率よく稼げるんじゃないかな。
あー!なるほどー!