サボり記事の言い訳を考える:罰4
おはよう、皆の衆。定次さんです。
最近マルゲリータ風のパンを購入したんです。
誰が望んで購入したわけでもなく、知らない間に買い物かごに入っていたマルゲリータ風のスナックパン。
心当たりがないまま忘れ去られたそのパンは、いつしかキッチンのワゴンの上で知らず知らずのうちに消費期限を迎えていました。
消費期限が切れてしまってはあまり食べる気が起きなくなるものですが、このまま捨てるのも忍びない。
仕方なく私はその日に食べようとしていた朝食を取りやめ、フライパンの上にそのマルゲリータ風のパンを置いて表面を焼きました。
さっくりと表面に焦げ目がついたところでひっくり返す。
裏面もまた同じ。両面が程よく焼けたところで私は手に取り、かぶりつくように食べました。
さっくりとしたパン生地にとろっとしたソース。
手軽に食べられるわりには非常に美味で、消費期限を迎えたパンとはとても思えない味でした。
結果として私が食べる朝食として美味しく召し上げられただけ良かったのですが、元々は誰も望まないまま買われてしまったスナックパン。
満足した朝食でしたが、どこか悲哀を感じるひと時となったのでした。
――購入したスナックパンの境遇を語るまでは良いとして、今回の記事はここいらで一旦話を終わらせなければなりません。
元々、今回の記事をサボるつもりはありませんでした。
タイトルイラストも用意していましたし、話の本筋も十分に練っていました。
時間にも余裕がありましたし、今回の記事はそれなりにクオリティの高いものができると意気込んでおりました。
しかしどういうわけか、現在全く手がつけられていないまま23時の時刻を迎えております。
この残り時間では予定していた記事を書くことができない……そう悟った私は急遽サボることと決めたのでした。
――ならばなぜ手つかずのまま記事の投稿が遅れてしまったのか?
それは遡ること2時間以上。
ふと耳を済ますと窓の外から人の怒鳴り声が聞こえてきました。
一体何事かと一層耳の神経を研ぎ澄ませると、その内容はご近所さんの夫婦喧嘩。
徐々にヒートアップするその状況につい耳を傾けてしまい、気がつけばこんな遅い時間になってしまいました。
最近は暑い日が続くもので、窓を全開にしている家も多いです。
他人の喧嘩に聞き耳を立てるのもデリカシーがないように思われますが、閑静な住宅街に否が応でも響くものですから、聞きたくなくても聞こえてきてしまうのです。
今でこそ随分と落ち着いたように見受けられますが、おかげで我がブログは投稿のタイミングを逃してしまいました。
閲覧者の皆さんが毎日投稿される記事の内容を楽しみにしているのはわかります。
しかし今回はそんな記事の内容よりももっと生々しく、面白みのある体験を私自身がしてしまったのです。
恨むのであれば喧嘩をしたご近所さんを恨んでください。私はもう少し耳を傾けて状況を伺おうと思います。さようなら!