【AI絵画】第81回:人工知能が描く日記タイトルの世界
おはよう、皆の衆。
アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へと連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか?
2021年の9月6日に投稿されたアイキャッチイラストです。
アラカルトというのはコース料理の中で1品だけ自分がセレクトしてオーダーすることを指すそうです。
バニラアイスしかメニューがないのにアラカルトを求めるタイトルっていうのが何ともシュールで面白いと思いですね。
イラスト自体にはまだまだ粗が目立ちますが、タイトルをストレートに表現できていて素晴らしい。
いかにもコラムらしい出来のタイトルイラストだと思います。
これはバニラアイス。どうみても紛うことなきバニラアイス。
しかし器が漆塗りっぽい色合いからか、茶屋などで出されるバニラアイスに見えます。
ここにきなこと黒蜜をかければ間違いなく和風バニラアイスなのですが……背景が学校の食堂のような感じになっているので、今ひとつ雰囲気に違和感を覚えてしまいます。
どうせなら器も質素なものになれば良かったのに……。
2021年の9月7日に投稿されたアイキャッチイラストです。
何とも雑なタイトルですね。下衆と皮肉史上、最も雑なタイトルなんじゃないでしょうか?
勢いがあって場合によっては笑ってしまうかもしれませんが、冷静に見ればただただ寒いだけのタイトルです。
イラストについても言いたいことが山程あります。
このタイトルに対してイラストを考えるのは大変だったかとは思いますが、もっと上手に描けたでしょう。
目玉焼きがこっちに向かって思い切り走ってきている様子を描こうとしたのかもしれませんが、意外と正面からの走る姿勢というのは難しい。当時の私の画力では膝立ちして挨拶しているようなポーズにしかならなかったのが残念なところです。
手前の花がアップでピントが合っていない点については評価ができますが、やはり遠近感を出すなら陰影が大事ですね。
どうしようもない1枚だと思います。
これは一体どこからこんな画像が生成されたのでしょうか?
マイクを持って叫んでいたり、どことなくバンドっぽく見えるあたりから『ああああああああああ!!!!』の部分がシャウトとして認識されたのだと考えられます。
相変わらず人の顔はドロドロに溶けてしまっていますが、アルバムのジャケットになっていてもおかしくないような面白さがありますね。
AIは人が考えつかない斜め上の観点を持っていると実感させられる一枚です。
AIに足りないのは何でしょうか?
今回の内容から考え得るには背景との統一感であると私は考えます。
人物などのディティールは情報が錯綜してしまう故にぐちゃぐちゃなものとなってしまいますが、画像全体のテーマを統一させるのは然程難しくはないはず。
今でも十分な進化を遂げているとは思いますが、より人間的な空間の認識ができるようになることを期待したいですね。