【空想カオスツール】○○の秋堪能キット
おはよう、皆の衆。定次さんです。
暑い日が続きますね。
暦は既に9月半ばだと言うのに、未だに本州の方では真夏を感じさせるような炎天下に見舞われています。
この残暑、いつまで続くことやら……今年の四季は春や秋の季節が肩身の狭い思いをしてしまいそうです。
私の住む北海道の地も今年はまだまだ秋の気配が感じられません。
旬の野菜は年がら年中温室栽培のものがスーパーに並んでいますし、近所にカエデやイチョウといった紅葉に関する木も生えておりません。
気温は徐々に下がりつつある実感こそありますが、涼しくなってきたところで「秋らしくなってきた」と考えるわけでもなく、何なら「やっと夏から解放された」といった考えの方が真っ先に出てきてしまうくらいです。
そもそものところ季節に関する風物詩に関心があるわけでもなく"旬"という知識にも乏しい。最近最も季節感を覚えた出来事もマクドナルドのメニューで『月見バーガー』を見かけた程度でしょうか。
季節が変わったところで自分の中の何かが大きく変わるわけではない――特別関心があるわけでもなく、何の気なしにカレンダーを捲るばかりの日々を過ごす人間にとっては、長引く残暑も些細な出来事なのかもしれません。
――とは言え、秋という季節が不要というわけではありません。
四季という概念がある日本に生まれたからには、物心つく以前から四季に関わる文化に触れ続け、そしてその伝統に縛られてきたものです。
気候の変動に波があるとは言え、四季のバランスが崩れてしまうのはやはり寂しいと感じてしまいます。
残暑厳しく秋の訪れが感じられない昨今、せめて気持ちだけでも先に秋の季節に踏み込みたい――。
『○○の秋』にかこつけて、一足先に秋の訪れを満喫してしまいましょう。
そんな考えから生まれたのがこちらのアイテムでして。
テッテレテーッテッテー!!
“○○の秋堪能キット"!!
なぁにこれ。
これ一つで色んな秋を楽しめる便利アイテムです。
一見ただの粘土にしか見えませんが。
そうですね。一見ただの粘土のようですが・・・実はこれ食用だったりします。
食べられる粘土ってことですか?
まぁ平たく言えばそうです。
これで食欲の秋、芸術の秋をカバーすることが可能です。
なるほど。では折角ですし何か作ってみてくださいよ。
いいですよ。
コネコネ
コネコネ
できました。
なぁにこれ。
あいろにぃちゃんです。
ヘッタクソだなぁ・・・。
食欲や芸術の秋はわかりましたが、他の秋・・・例えば実りの秋だとかはどうするんです?
コネコネ
コネコネ
できました。
あー、そういう感じですか。
折角ですし、食べてみます?
ではお言葉に甘えて。
モグモグ…
くっそまっず!
食べられはしますけど、基本的には粘土ですからね。
因みにこういうふうに軽く筋を入れたら本っぽくなりますので、読書の秋も楽しめます。
相手に投げてぶつけるなんて競技も考えたので、きっとスポーツとしても通るはずです。
ブンッ
ブンッ
いたいいたい!
こんなの全然秋じゃない!
フォール!!フォール!!フォール!!フォール!!オータゥム!!フォール!!
あぁもう、鬱陶しいなぁ!
わっはっは。