【ライフハック】とんがりコーンを育てる
おはよう、皆の衆。定次さんです。
人間という生き物は何かと周りの意見に同調しやすく、そして流されやすいものです。
私だってそう。インターネット上でみんなが「暑い暑い」と項垂れているものですから、てっきりいつまでも残暑が終わらずに続いていると思い込んでいました。
しかし実際のところはもうそんなに暑くない。北海道は既に秋の気候から冬へと変わりかけているのです。
秋の季節とは一体何だったのか……。気付けば気温は1桁まで下がり、マットレスの上に敷いているひんやりマットも使い物にならなくなってしまいました。
いつまでも暑い暑いと項垂れる周りの意見にばかり流されていたら、この季節の移り変わりにはきっと気付けなかったでしょう。
本日より私は敷毛布を解放します。
ネット上の方々は今現在どんな過酷な環境下でうそぶいているのか定かではありませんが、今宵の私は皆さんよりも一足先に寒暖差の織りなす心地よい眠りに就こうという心持ちでいます、今回の記事でございます。
それにしても先日の朝は本当に寒かった。 窓を開けて寝ていたわけでもないのに、朝方の私はガチガチと震えながら目が覚めました。 布団をはだけ、それを抱きかかえた姿勢で寝ていたのが悪かったのでしょう。 震えるほどの寒い気温がレム睡眠をしている私の脳へと直接干渉し、なかなか酷い夢見心地を体験させてくれました。 寝起きにうなされていたわけでも、慌てて飛び起きたわけでもないので、その夢自体が悪夢であったのかどうかはわかりかねる次第ですが、本題に入る前に少しばかりそんなカオスな世界での体験談をお話しさせていただきたい。 ――その夢の中の世界は高校生時代を彷彿とさせるような校舎の中。その校舎内で私は特に何をするというわけでもなく、過ごしていました。 とは言え、序盤の記憶は非常に曖昧。ただ一つ確かだったのは私自身高校生ではなく、周りにいた人たちも皆学生ではなかったということくらいでしょうか。 厳密に言えば高校生である必要性がない世界観でした。とある著名な俳優に似た殺人鬼がチェーンソーを振りかざして追いかけ回してくるという恐ろしい空間であったということ以外は些細に感じられるような世界だったのです。 現実の寒さがピークに至る頃、夢の中の私は殺人鬼に捕まり、側面から縦に――頭のてっぺんから肘のあたりまで真っ直ぐ切られていました。 上半身が表裏で分かれるように真っ二つになった私は徐々に冷え切っていく感覚を覚え、思わずその場に倒れ込みますが、這いつくばった状態から辛うじて逃げ延びようとします。 満身創痍の状況。遠くではチェーンソーと悲鳴が鳴り響いているのが聞こえます。 保健室へと向かおうとゆっくりと這って進む私ですが、途中褐色肌のキレイなお姉さんが苦しそうにもがいている私を見かねて手を差し伸べてくれました。 白衣を着ている姿を見ると、どうやら彼女は医療従事者の様子。息も絶え絶えの私を壁に起こすと、携帯していた医療キットを使って治療を始めました。 裁縫道具のようなものを使って腕のあたりに針を通す……肩から肘までの辺りを2針ほど縫って雑に傷口を閉じたところで処置が終わりました。 全快――とは言えないですが、傷口が縫われたことで私は自ら起き上がれるまで回復しました。 縫われた部分には処置に使用したであろう金具が雑に残されており、右肩の先には5cmほどの突起物が飛び出たままでしたが、助けてもらった以上は文句も言えません。 彼女に「ありがとう」と礼を言って立ち上がるのですが、ここで再び殺人鬼がこちらの存在に気づいて襲ってきました。 ズンズンと渡り廊下を歩きながらチェーンソーのエンジンを吹かしてこちらに向かってくる殺人鬼。 呆然と立ち尽くす私達の前に立つやいなや、満面の笑みを浮かべてチェーンソーを大きく振りかぶりました。 凄まじい轟音を上げて振り下ろされるチェーンソー。私は咄嗟に左に躱し、肩から飛び出た突起物でチェーンソーの刃を受け止めます。 そしてその瞬間、勢いを弱めたチェーンソーのチェーンの隙間に指を差し込み、チェーンを引っ張って緩ませたのです。 本体からチェーンが外れてしまったことですっかり無力化されたチェーンソー。 焦る殺人鬼に全体重をかけた前蹴りをかまし、よろけたところでチェーンソーを奪い取ります。 そして殺人鬼を床に押し付け――そこで私は目が覚めたのでした。 血が流れ、徐々に体が冷たくなっていく……そんな夢の感覚と現実の寒さがリンクした、非現実的且つ、現実的な朝を迎えた――そんなお話でした。 正直なところ夢の話なんてどうだっていいのです。 肝心なのはそんな夢を見ている間にも美味しく育っている『とんがりコーン』。 とんがりコーンを育てるってどういうこと? 閲覧者の方々の中にはこんな寝起きみたいな考えを巡らす方も多いでしょう。 実際問題、スナック菓子を育てるという考えにピンとこないのは確かです。 例え頭が回っていようと回ってなかろうと、これまでの人生経験から上記のフレーズが脳内で紐づかないのは当然のこと。 今回の記事ではそんな『とんがりコーンを育てる』ことについて紹介をしていきたいと思います。 この見出しから大体の内容を察する方も多いでしょう。 そしてその内の大半がこのテーマに賛同しないのも確かでしょう。 実際問題、スナック菓子はパリパリ、サクサクが美味しいものです。その食感が好きだからという理由でスナック菓子を好んで食べている方も多いはずです。 しかしながら私はパリパリの食感のスナック菓子よりも湿気った食感の方が好き。 スナック菓子を食べる際はわざと開封したまま放置をし、3日4日経過したところで食べるようにしています。 メシメシ……ブチブチ……噛みちぎった時の食感は一層噛み潰している感が強まって食べ応えもバッチリ。 ぬれ煎餅やぬれおかきといった類も悪くはありませんが、一般的なスナック菓子を自然に湿気らせるくらいが味の濃さ的にも丁度良い――そしてそんな数あるスナック菓子の中でも、特に湿気ったとんがりコーンが美味しく食べられると私の中では常識になっているのです。 この話を聞いて怪訝な顔を浮かべる方も多いかと思われますが、きっと中には共感できる人もいるはず。 どうせ皆さんも他人の話に流されやすい性分でしょう。折角ですから我々マイノリティの意見に耳を傾けて、湿気ったとんがりコーンの魅力に気付いてみてはいかがでしょうか? そんなわけで3日ほど前からとんがりコーンを開封したまま放置しています。 一体何のために。 湿気ったとんがりコーンの美味しさをもっと世に知ってもらいたいんです。 って定次さんが言ってました。 とんがりコーンなんてそのまま食べた方が美味しいでしょうに。 ね。湿気ったスナック菓子はお好きですか?