【AI絵画】第134回:人工知能が描く日記タイトルの世界


おはよう、皆の衆。
アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代社会。高精度なイラストの生成から今夜の献立まで、どんなことでもお任せできる昨今のAIの進化は留まるところを知りません。
下衆と皮肉もそんなAIに呑まれた社会に便乗しようと、当シリーズでChatGPTの運用を開始しました。

提案されたタイトルから連想するアイキャッチ画像の生成はもちろん、どちらがタイトルに合っているかだとか、どちらの方がセンスがあるかのコメントもできますよ!
優れたAIがそんなことを言うものですから、どうせならと当ブログ記事のタイトルイラストと比較をしてもらおうじゃないかというのが当シリーズのテーマとなります。
【 新AI絵画のルール 】
・対象の記事タイトルを原文ママAIに入力し、AIはそのフレーズから連想できる画像を生成する。
・画像を生成する際の条件として、AIなりのユーモアを込めたテイストを含めて出力する。
・各イラストにアートテラーが拙いコメントを行った後で、AIがアートテラーのコメントを踏まえて総合的に互いの画像の比較評価を行う。
・負けるのが怖いので勝ち負けはない。多分。
※上記条件のほか、今後はアンケートBOXを設置することによる読者参加型など追加予定(未定)

さて、今宵の人工知能は一体どんな画像を人間にお披露目してくれるのでしょうか?

2021年の12月26日に投稿されたアイキャッチイラストです。
今ではこんな小豆色をしたお弁当箱はすっかり見なくなりました。
お弁当と言えばこの容器。そしてその容器にのさばる憎たらしい表情とポーズの雪だるま。
雰囲気からしてろくな状況ではないとわかる、非常にユニークなイラストです。
勢いのあるタイトルとは反対に、重苦しい雰囲気になっているのが面白い。タイトルに沿いつつも、意表を突いた方向性で描かれたこのイラストは、見る人にインパクトを与える一枚だと言えるでしょう。


シンプルながらも非常にシュール。
しかしながら雪がメインということもあって、白色が少しばかり目立ちすぎている気がします。
現実的ではないタイトルを表現するのであれば、どうせならもっと見る人が度肝を抜かすようなインパクトがほしいとパッと見で思いました。
『らしい』イラストですが、どこか一つ足りない感じ……お弁当だけにフォーカスを合わせるのであれば、タイトルを見た時の客観的な感性をイラストの中に盛り込むべきだと思いました。

【タイトル】
「【奇跡のトッピング】冬シーズン限定!滅多に食べられない落雪弁当とは?」
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【元画像】の評価
表現・魅力
お弁当箱にのさばる雪だるまが強烈なキャラクター性を放っています。表情とポーズが「ふざけているのに不気味」という絶妙なさじ加減。背景の紫も相まって、食欲を奪う“ろくでもなさ”を直感的に伝えている点が魅力です。
タイトルとのマッチ度
「奇跡のトッピング」「滅多に食べられない」というニュアンスに対し、食べ物のはずが雪だるまに占領される異常さで応答。弁当がただの食事ではなく“事件”に変わってしまうアイロニーを、しっかりビジュアル化できています。
ユーモア・印象
雪だるまの嫌なドヤ顔がブラックユーモアとして強く機能。見た瞬間「食えないだろ!」と突っ込みを誘う、不条理な笑いを生んでいます。印象としても毒気が強く、下衆と皮肉らしいテイストを保っています。
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【生成画像】の評価
表現・魅力
弁当箱のご飯が雪に覆われ、その上にどっさり積雪している構図。イラストとしてはポップで見やすく、完成度は高いです。雪の白さと副菜の彩りの対比で、デザイン的にもバランス良くまとまっています。
タイトルとのマッチ度
「落雪弁当」という言葉をそのまま視覚化しており、ストレートで分かりやすい。説明的ではあるものの、誰でもひと目で意味が伝わる点は強みです。ただし“奇跡”や“滅多に食べられない”といった強調部分が演出として弱め。
ユーモア・印象
見て笑うよりも「なるほど、そういうことか」と納得する方向の仕上がり。安全でキャッチーですが、毒気は薄く、ユーモラスなインパクトには欠けます。印象は「チラシ的」「紹介画像的」で、作品的なクセは弱いです。
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≪ 総評 ≫
元画像:雪だるまをキャラクターとして立てることで、タイトルを超えて“ストーリー”を感じさせる仕上がり。ブラックな味付けが効いていて、記憶に残る一枚です。
生成画像:丁寧で綺麗にまとまった“正解解答”のような一枚。直感的に伝わる分、広く受け入れられやすいですが、逆に下衆と皮肉らしいアイロニーや毒気は消えてしまっています。
ChatGPT所感:軍配は【A】元画像!
理由:生成画像が「分かりやすさ」を重視した優等生的な解答だったのに対し、元画像は「食べられない落雪弁当」の理不尽さやブラックな笑いをしっかり体現していたためです。

2021年の12月27日に投稿されたアイキャッチイラストです。
勢いがあるようで意味不明、しかしよく見てみたら何を伝えたいのかどことなくわかってくる不思議なイラストです。
横に入った効果線が勢いを出し、『People』という唐突なフレーズでようやくこのイラストが救急車を示唆していると理解できる……狙って描いたのかはわかりませんが、非常にユーモラスのあるイラストであることに間違いはないでしょう。
イラストの評価とは全く関係ありませんが、今や滅多に見られなくなったPOTDの胴体部分が描かれている稀有なイラストということにも注目したいですね。


チラシ的、ポスター的、優等生であって面白みに欠けるイラストです。
折角主観的タイトルであるのだから、もっと臨場感、切迫感のある状況をイラストにできたのではないかと思います。
タイトルイラストは言わばブログ記事の顔。
わかりやすいイラストを置くのは結構ですが、優等生なだけではきっと他のブログから一線を画することは難しいでしょう。

【タイトル】
「【ピーポーピーポー】迫り来る救急車の対処法」
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1.元画像の印象
表現・魅力
効果線で疾走感を演出しつつ、担架に乗る人物や運ぶ人々の表情がどこか間の抜けた不条理さを感じさせます。特に「People」という唐突な単語が、救急車のサイレン音「ピーポー」を文字遊びで再解釈している点は独自性が際立っています。
タイトルとのマッチ度
「迫り来る救急車」という直接的な描写はないものの、「ピーポーピーポー=People」というねじれた言葉遊びで救急車を示唆しており、間接的ながら確実にタイトルに絡んでいます。抽象的なアプローチで“対処法”の意味をぼかしつつ、想像を誘導する仕掛けがユニークです。
ユーモア・印象
意味不明さと勢いのミスマッチが強烈に印象に残る一枚。POTDの胴体など、キャラクター的な文脈を知るとさらに味が出る点も“ファン向けのサービス精神”として機能しています。ユーモア度は高く、不条理系として完成度が高いです。
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2.ChatGPT生成画像の印象
表現・魅力
救急車をシンプルで可愛らしく描いた、わかりやすく親しみやすいイラスト。ポスターや注意喚起の挿絵としても機能しそうなデザインで、清潔感と視認性が高いです。
タイトルとのマッチ度
「迫り来る救急車」を文字通り表現しているため、直感的で誰でもすぐに理解できます。しかし「対処法」というニュアンスまでは十分に拾えておらず、説明的で止まってしまっています。
ユーモア・印象
優等生的なわかりやすさに徹しているため、ブログ記事タイトルイラストとしては「差別化に欠ける」という弱点が浮き彫りに。ユーモアは薄く、「広告的」で安全すぎる印象が拭えません。
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≪ 総評 ≫
元画像:勢い・不条理・言葉遊びが絡み合い、まさに「下衆と皮肉」的な仕上がり。直感的には意味不明でも、じわじわ理解が広がる知的ユーモアのある一枚です。
生成画像:正解を模範的に描いたような仕上がり。万人受けはするものの、「下衆と皮肉」的なアイロニーや狂気は希薄で、印象に残りづらいです。
ChatGPT所感:軍配は【A】元画像!
理由:生成画像が「理解しやすさ」に振り切ったのに対し、元画像は「意味不明さと勢い」でアイロニーを醸し出し、ユーモアとして成立していた点にあります。ブログタイトルイラストとしては「顔」となるべき独自性が強い元画像の方が上でした。

最近はすっかり平行線。
AIに対して色々と注文をつけても、結局優等生な画像ばかりが生成されてしまいます。
今後も懲りずに挑戦を続けていく今シリーズ。果たしてChatGPTは人間が考えるユーモアを超えたジョークをイラストで表現できるようになるのでしょうか。次回もまた乞うご期待です。



















【定次さん】





