【ピーポーピーポー】迫り来る救急車の対処法
おはよう、皆の衆。定次さんです。
車を運転したことがある方にはよくわかる話かと思いますが、緊急車両が後ろから迫ってきた時って結構緊張するんですよね。
町中を歩いていたり、家で過ごす時だったりではよく遠くで救急車がサイレンを鳴らして走っているのを見かけるかとは思いますが、実際後ろを走られるというケースはそうそう遭遇するものではなく、それ故に緊張してしまいがちです。
本来緊急車両というものは最優先なので、後ろから救急車が走ってきた時には道端に停車して道を譲らなければなりません。
しかし冒頭でも話したように緊急車両に道を譲るという行為自体あまり遭遇するものではなく、いざそういった場面に鉢合わせたとしてもそれは普段の運転の常識とはかけ離れたイレギュラーな対応となるわけでして、どこで停車をすれば良いのかなど咄嗟の判断に迷ってしまいます。
「本当にあの場で停車して正解だったのか」
救急車が通り過ぎてから何度もそういった考えを反芻してしまうのがドライバーの性なのです。
そして今回、私もそういった緊急車両に道を譲るという場面に遭遇することがありました。
道は国道から離れた住宅街の傍らを通る少々太めの片側1車線。
夜間ということもあって前後には何も走っておらず、道も圧雪とした悪路だったのでゆっくりと車を走らせていました。
すると遥か後ろからけたたましいサイレンとともに赤色灯をぶん回しながら走ってくる救急車がミラーに映るのが見えました。
そして私はハザードを焚いて車を路肩に停車させて救急車に道を譲ったわけでしたが、この際に私は「本当に道を譲るという行為が正解だったのか」という疑問をいだいたのです。
何故ならばその時の道は悪路も悪路。圧雪された道路に更に新雪が降り積もり、とてもではないですが走りにくい路面状況となっていました。
そこで私が車を傍らに停めて道を譲ったわけですから、救急車はわざわざ轍の残る道からズレて私の車両を避けてまで前を走る羽目になりました。
交通量は少なく、そのまま速度を上げて先導した方が救急車としても良かったのでは?――と思ってしまったのが今回の話の本題となるわけです。
ずっと先導するにしてもいずれは譲るのが当然ですが、もう数百メートルも走らせれば目的の場所へと着いて道を逸れ、自然と道を譲ることとなっていました。
しかし体裁を考えたらここで停車をするのが正解。
緊急車両というものは文字通り1分1秒も無駄にはできない特別車両です。
あの場で私は時間を気にして車を走らさせるべきだったのか、それともマニュアル通りに可もなく不可もない模範的に車を停めておくのが正解だったのでしょうか。今となってもわからないままです。
最善の選択肢とは一体何か…何とも難しい問題です。
メロンだからわかんねぇや。