夢で見た話 vol.10


おはよう、皆の衆。定次さんです。
私は起床する際にスマホのアラームアプリを使用しているのですが、ただアラームがなる程度ではなかなか目が覚めない場合もあることから、計算を解かなければアラームが止まらないといった設定しています。
本来であればアラームも使用せず、理想の睡眠時間でパッと目が覚めるのが最適かとは思われますが――如何せん私の送る日常は時間という概念が短く設定してあるようで、なかなかどうして時間いっぱい眠ることができません。
時折、太陽よりも早起きをしてしまうような日もあるのですが、大抵ははち切れんばかりに苦しがっている膀胱を解放させるために起きるだけのもので、その後小便を済ませてからは今一度布団に潜り込み、アラームが鳴るまで眠りこけてしまう場合が殆どです。
アラームが鳴る時間は朝方の7時25分と40分、そして50分の計3回。
大抵は最初のアラームと2回目のアラームで目が覚めるのですが、それでもやはりアラームを止めた直後に寝落ちをしてしまうなんてことも多少はあるので、50分に鳴るアラームを最後の砦として設定しています。
こうしてみると起きるために3回しかアラームを設定していないというのは、なかなかどうしてギリギリの中で生活している――という風に感じられなくもないですが、実際問題アラームを止めるための計算問題も一筋縄ではいかないレベルで設定しているため、存外何とかなっていたりするものです。
カーテンの隙間から差し込む朝の日差しが徐々に熱を帯びていく7時半ばの時間帯――。
人によっては静かに過ごしたい朝の時間ですが、私の住む一室からけたたましく鳴り響くアラームをすぐに止められるかどうかは私の頭の回転と、出題される計算問題の内容次第。
出される問題は2,3桁の計算式で、掛け算や割り算、カッコ内の計算も含む少しばかり複雑な計算が主だったりします。
朝っぱらから小学校高学年レベルの知能を問われる毎日を過ごしているのですが――ただ、日によってはバカでも解ける問題が出される日もある……というのが今回のお話。
今朝方も、あいも変わらず7時25分にアラームが鳴り響いたのですが――今回出された問題はこれまで見たこともないくらいに簡単な問題でした。
半ば眠っていたということからその計算問題自体夢だったのか今ひとつ判然としていないのですが、記憶にある限りでは『0+100=?』程度のクソほど簡単な問題が出題されました。
生まれてから一番最初に言い放った単語が『百寿』だったという噂が街中で流れていようとも、全く耳にしたことがないと強情を突っぱねる気質の頃があったつ私にとってその問題を答えるというのは、いくら寝起きだと言っても造作もないこと。
ガラケーのキー入力で鍛え抜いた入力速度で、たちまち『01100バックスペースバックスペースバックスペース00』と打ち込み、人並みの速度でアラームを止めた私。
あまりの簡単さからか、そのまま力が抜けてしまい――そして次に目が覚めたのが7時50分。
40分に鳴り続けたであろうアラームをすっ飛ばし、私はそのままずっと寝落ちてしまっていたのでした。
50分に起きたとは言え、それでもまだ焦る必要もないくらいの時間ではあるのですが、最後の砦として設定している50分のアラームまで平然と寝落ちてしまったという事実に当時の私が狼狽えたのは言うまでもありません。
血が頭に上り、おかげさまでパッと覚醒ができたのですが――何だかとてつもない肩透かしを食らったような……騙された気持ちでいっぱいになり、プンプンと怒りながら起床することとなったのでした。
今朝方の私は本当に「騙された!」という気持ちでいっぱいになり、もやもやとした不満を抱きながら朝の支度をしていました。
ただ、今こうして落ち着いた中で思い返してみると、一体何が「騙された!」なのか疑問が残ります。
アラームアプリは純粋に計算問題を出題しただけ。
それに対して私は何故かずっと頭の中に『白紙』というイメージだけが残り続け、延々と喪失感を抱いていました。
この『白紙』というイメージに行き着くのにどういった思考の流れがあったのか、今となっては皆目見当もつきません。
きっとこれまでの問題に『0』という数字がそこまで出てきたことがなかった――という経験則からそんなイメージが根付いてしまったのでしょう。
大した出来事ではないのですが、何だか自身の思考に不思議な感覚を持つこととなった――としみじみ思い返しながら書き進めてまいります、今回の記事でございます。

■夢の中でした『しりとり』
実際にあった出来事を要点だけまとめて的確に説明するのは非常に難しい。
ましてやそれが夢現であったり、夢の中の話であれば尚更だと思います。
ただ、先日私が見た夢というのは非常に単純なものでした。
――単純であって、非常に難解。
仮に夢占いをしたところで、その結果に首を傾げるのは間違いないかと思われます。
――夢の中、私は特に何もしていませんでした。
周りも特別目立った景色はなく、言うならば漫画のコマの中のような真っ白い空間にいたような気がします。
そして私の前にいる何人かの人。多分2人か3人か……具体的には覚えていないのですが、確か多少なりには知った顔だったように思います。
私はその人達の輪から一歩ほど下がったところに立っており、その会話内容をぼーっと聞いていただけでした。
会話内容は特に他愛もない普通のしりとり。
特段、私はそれに混じりたい――という気分でもありませんでしたが、日頃から話に割って入る気質があるからか、最後に『む』で詰まってしまったタイミングを見計らい、その一瞬だけ輪の中に入り込み、「ムルアカ」とだけ言い放ってその場を後にしたのでした。
――逃げるようにその場を走り去る私。
その後特に新たな展開があるわけでもなく、私は目を覚ましました。
人の輪に入ろうとせずに逃げた様子を鑑みると――、きっと私自身の自信のなさが夢の中の映像として顕著に現れたのだと考えられるでしょう。
実際問題、夢占いのサイトで『しりとり、他人のやり取り、傍観、割り込み、ムルアカ』で調べてみたところ、現実逃避を示唆していると結果が出ました。
ムルアカとは……?


討論に入る前にまずはムルアカについて補足を入れておきましょう。

いつも討論といった討論なんてしてませんけどね。

ムルアカとはジョン・ムウェテ・ムルアカ氏のこと。
今は残念ながら亡くなっておられますが、嘗ては鈴木宗男氏の秘書を務めたことで有名でしたね。

そうですね。

・・・して、今回なぜ定次さんの夢の中でムルアカ氏の名前が唐突に出てきたのでしょうか?

知らない。

そうですね。わかんないですね。
人の見る夢というものはそんなもんです。

そうですね。

次は良い夢見えるといいね!

そうですね。




















【定次さん】






