大根投げつけてくるやつ誰だよ
定次さんがバックギアに入れると車が後退することはあまりにも有名。
おはよう、皆の衆。定次さんです。
『今回はこんなことを題材にしてブログを更新するぞ!』と意気込むのは良しとして、実際書こうと思うと上手いこと文字に起こせないのはブロガーのあるあるであると私は思います。
そんな時は無理矢理にでも路線変更をして、閲覧者に責任を押し付けるまでするくらいの勢いで書き殴ると良い結果に終わることもなく――ただ虚しさだけが残る可能性があります。頑張りましょう。
先日、夢を見ました。
色合いこそ違いましたが、私が立っている場所は嘗て通っていた保育所であり、その場所には私以外に誰もいません。
恐らく今日は休日なのでしょう。電気は消え、子供らの声は何一つなく、日盛りを通り抜ける風が植木を揺らす音だけが響きます。
懐かしさに浸りながらも記憶と食い違う色味と構造に頭を捻らせながら建物の中へと入ります。入る動機があるという感覚だけが私を突き動かしていました。
私には1万円が必要でした。
理由はわからず、どういった経緯で1万円が必要になったのか。そして何故保育所に向かわなければならなかったのかはわかりませんが、保育所に務める知り合いに電話をかけて許諾を得て、建物内から1万円を拝借する必要が私にはあったのです。
見たこともない和室のような空間。そしてそこに置かれていた和ダンスの引き出しを開けて1万円を拝借します。
膝立ちで背を曲げて引き出しを開ける様は外部から見ると怪しさ満点だったでしょう。承諾を得ていたからという慢心がそこにはありました。
さも空き巣のような仕草でタンスの中身をまさぐる姿を誰かに見られては間違いなく誤解されると薄ら笑みを浮かべていたところを、いかにも自身の正義感に理性を食い尽くされてしまったような男性が私を見つけて通報をしました。
ここで私も堂々と立ち振る舞って弁明をしていれば良かったのですが、正義漢の勢いに圧倒されてしまい、1万円を握りしめた状態で思わずその場を逃げ出してしまいました。
それからというもの、何日にも渡る逃亡劇が繰り広げられ、家は特定され、社会からは誹謗中傷を受け、最終的にはギリギリまで追い詰められた状態に陥ったところで許諾を得た知り合いが証人となって、追い詰めていたその場の人間を懐柔。私の無実の罪を晴らすための挽回を狙う逆転劇が繰り広げられようというところで目が覚めました。
夢の話なので日記として文字に起こそうと思うとなかなか難しい話ではありますが、小話として少しばかり力を入れて書いたならば面白いストーリーの出来そうな夢でした。
睡眠時間はたったの数時間だったというのに、現実時間と乖離したこの夢世界の時間感覚というものは何とも不思議なものです。
できればこの後の展開も見られたらと思いますが、夢の続きなんてものはそう簡単に見られるものではないでしょう。
一期一会のものと解釈して良い夢が見られたと捉えましょう。また面白い夢が見られますように。