夢で見た話 vol.12


おはよう、皆の衆。定次さんです。
夢には特別な力がある……そんなオカルトを信じている人も世の中には少なくないのではないでしょうか。
夢で見たから現実でもこうなるかもしれない――その夢の世界は良いものから悪いものまで多岐に渡り、夢占いというコンテンツが存在するほど信憑性の高い意識世界が枕の向こうに存在します。
脳内で作り出された超神秘的で不可思議で、それとなく現実味に則した奇妙な世界。
私自身はそんな夢の世界の全てがこの世界に通じるものであると信じているわけではありませんが、普段何気なく見てしまった夢の世界も、無意識下ではどことなく現実世界に照らし合わせようとしてしまう節があるのも否めません。
例えば――そう、これは以前の記事でも何度も紹介している夢の話ですが、まるで宮殿の中にある温室のような白く輝く綺麗な場所で、私はそこを通る小さな水路に向かって、アーチ状の小橋の上から14mもの糞便を垂れ流した――という夢を見たことがありました。
夢占い曰く、夢の中でうんこを放り出すという内容は金運の向上を示唆しているとのこと。
さも高貴な場所で、それも14mもの健康的な大便を小川の流れに沿わせながら放り出したというものあれば、きっと金運もアップするはず……。何なそれどころの話に収まるレベルのではないかもしれないと考え、即座に宝くじを買いに出かけたのは言うまでもありません。
夢が人に与える印象とは、つまりそれほどの力があるということ。
宝くじの結果が伴わなかったのはともかくとして、時に夢とは文字通り現実の世界で夢を見させてしまうほどのエンターテインメント性を持っています。
「夢で良かった」「夢なら良かった」そんな一喜一憂をさせてくれる現実とは異なる夢の世界。
――今宵の私もとある夢を見たのでここに書き綴っていきたいと思います。
夢の内容は時間が経過していくほど記憶が薄れていくもの。先日に見たその夢の内容も今ではすっかり覚えていません。
しかし、ただ一つだけ覚えていること……それは夢の中で宝くじを購入したということ。
いつもの宝くじ売り場に足を運び、1,000円を支払って300円のロト7を3口購入したという夢。
本来であればその時期に開催されているであろう宝くじを買うべきだとは思うのですが、現実世界の私と同じく夢の中の世界の私もまた、ロト7しか買いませんでした。
選んだ番号は不明。既に書いていた気もしますし、売り場で書いていたような気もします。
ただ覚えているのは3口購入したという事実だけ。そして結果も不明。
いつもの売り場でいつものように3口だけロト7を購入した――その場面の印象だけが残っていました。
ただ、その強く残った印象が現実世界の私を高揚させ、行動に移したのは言うまでもありません。
夢で見たように、いつもの売り場でいつもの通りロト7を3口購入。
他のお客さんは皆今時期開催されているサマージャンボを買い漁っているというのに、私だけは夢で見た通りに黙々とロト7の番号を選んで購入。今キャリーオーバーがいくらになっているかなんて存じ上げません。
夢の中で見たロト7を購入したという記憶だけに釣られ、何の根拠もなく夢に即して1,000円払ってロト7を3口購入しました。
――どうせ当たることはないだろう。
そんなことをぼやきながら、しかし内心どことなく期待をしながら当選番号の発表を待ちました。
まず当たらないという考えを前提としながら、もし当たっていたら何に使おうかという有りもしない希望に悶えながら、結果が発表された翌日に当選番号の発表ページを開いたのでした。
――いくら買っても当たらないという事実に辟易し、最近ではすっかり買わなくなってしまったロト7。
以前までは夢を追いかけるかのように毎週購入していたのですが、いつからかそんな夢にも希望を持てなくなっていました。
そんな私を突き動かすかのように、希望を与えてくれた今宵の夢。特段、何という根拠こそないものの、無意識に私の足を宝くじ売り場へと向かわせていました。
夢が見せてくれた些細なきっかけ。
そして何一つとして伴わなかった結果。
ロト7を購入してから当選番号が発表されるまでの高揚感に900円の価値があったのかどうかは定かではありませんが、額面だけを考えればまず間違いなく私は900円の損失を被りました。
久しぶりに見た夢と希望。そしてただ単純に踊らされていただけの私。
普段生活する中で悪夢を見るのはたちが悪い。
ただ、どことなく希望をもたせる良い夢なんかもたちが悪い。
今宵、閲覧者の皆さんがどんな夢を見るかはわかりません。
私自身も、またどんな夢を見るのかは定かではありません。
今回の下衆と皮肉はそんな夢見る皆さんの幸せを願いながらという建前を立てながら、夢というものの信憑性のなさを語らせていただきました。
皆さん今宵も良い夢を。ハッピードリーム。



















【定次さん】





