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【食レポ】デデデデデスソース

2023年10月9日

デデデデデスソース

ご挨拶(ノーマル)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

皆さん、辛いものはお好きですか?

『若い時の苦労は買ってでもせよ』とはよく言ったものですが、私自身ツラい経験はまっぴらごめんです。

『まっぴらごめん』と言っても避けられない不幸というものは必ずしも遅かれ早かれ起こるもので、どれだけ慎重に、どれだけ気を付けて生活していてもツラい経験の一つや二つは起きるものです。

 

かつて遠い世界線に旅をした際、ツラい日々を過ごす人々を見たことがあります。

その世界線では人間にとって辛い食べ物しか生産することができないらしく、人々は日々辛い食べ物しか食べられずに辛い思いをしていました。

幸いにも飲用可能な水は豊富で、辛い食べ物を食べて辛い思いをしていても水を飲んでその辛さを凌いでいました。

しかしそれでも辛い食べ物はやはり辛いようで、小さな子供には毒になりますし、何なら辛い食べ物を食べるのが辛いということから自ら命を絶つなんて人もいるそうです。

いかにしてその辛さを緩和し、辛い思いをしないようにするのかが人々の生きがいとなっているようですが、やはり全体的に辛さに耐性ができている人が多いのか、初めてその土地の料理を食べた時にはあまりの辛さに2口目に手を伸ばすことができませんでした。

しかしその辛さに慣れなければ生きていくことができない……日々悲鳴を上げる肛門と相談をしながら私は徐々に辛さに慣れていき、今では普通の食事くらいであれば問題ないくらいには耐性ができました。

単に味覚が壊れてしまっているだけなのかもしれませんが、それほどまでに辛い思いをしなければこの辛味に耐えられないのです。

空気は常にヒリつき、遠くを眺めれば薄っすらと赤らんでいる。目を見開こうと思えば辛味が染み付いて痛みでまともに瞼を開けられません。日常生活をする上でゴーグルとマスクは必需品。良い点を挙げるのであれば冬場も心なしか暖かいという気候くらいでしょうか。

 

――ある日、乳飲み子が母親の母乳の辛味にむせて命を落とすという辛い事故が起きました。

人々は深く悲しみました。この辛味に覆われた世界でどうして罪のない子供が辛い思いをしなければならないのか。

その日、その子供と一緒に母乳を飲ませてもらっていた私には既に相応の耐性ができていたため何ともなかったのですが、どうせ命を落とすのであればと人々の怒りの矛先は全て私へと向けられました。

道を歩けば唐辛子をぶつけられる……後ろ指をさされて嘲られる……表面上は何ともないふりをしていましたが、流石の私も肩身の狭さに辛さを感じざるを得ませんでした。

「こんな辛いだけの世界線なんてまっぴらごめんだ」と日々ボヤきながら今日も辛さに耐えて生きております。別の世界線に生きる私でございます。

 

そんな別の世界線の私の話なんてものはどうだっていいもので、実際の現世界線に生きる私はそれほどまでに辛味に強くはありません。

程よく辛く、丁度いいくらいにアクセントになっている……俗に言う"旨辛"程度が私にとってベスト。

たまに無理をして辛い食べ物に挑戦しようとするのですが、その度に後悔し、食べ終わる頃には達成感と自責の念でいっぱいになっております。

 

過去にも何度か激辛料理の食レポをしておりますが、辛いものを食べたところで自分自身何の成長も遂げておりません。

人間というものはいつ何時も相応を意識するべきもの。皆さんも激辛に挑戦するのは結構ですが、それがきっかけで辛い思いをしないように気を付けましょう。

 

 

さて、今回はそんな辛味に対して人並みの感覚を持つ私が、激辛の代名詞である『デスソース』を購入した時のお話を紹介していきたいと思います。

 

デスソース……誰しも一度は聞いたことがあるであろう商品かと思います。

名前からしてデンジャラス。恐らく一つ舐めでもしたらあまりの激辛のために悶絶してしまうであろう調味料です。

――かつて激辛調味料の代名詞といえばタバスコでした。

今でもレストランなどで辛味を求める場合はタバスコが付属することが多いですが、実際問題タバスコなんてものはデスソースに比べたら些細なものです。

タバスコ一気飲みなんて話もよく聞きますが、デスソースはその僅かな量だけで罰ゲームとして採用されるくらいに辛さが違います。

辛さの指標として世の中には『スコヴィル値』という数値が設定されておりますが、ざっくりとその数値を説明させてもらいますと、一般的なオリジナルタバスコのスコヴィル値が2500〜5000に対し、何種類かある内の最も辛くない種類のデスソースですらその2倍〜4倍の10000スコヴィル値があります。

勿論タバスコにも何種類かあり、中にはそのデスソースを遥かに超える辛さを持つタバスコもあるそうですが――、詳細については各々で専門性のある情報をまとめたサイトやブログを読んでもらうとして、今回の記事ではそのデスソースを実食した際の食レポを紹介していきます。


先日、輸入食料品店で噂のデスソースを購入しまして。

          

とりあえず私も初めてのデスソースということで売られていた3種類の中で一番辛くないデスソースを購入したんです。

          

商品名は『サルサデスソース』です。
これより辛くないものがオリジナルデスソースらしいですが、今回はこのサルサデスソースにしました。

          

デスソースと聞くと辛そうですが、サルサって文言が入るとマイルドっぽさと言うか・・・どこか美味しそうにも見えますよね。

          

家に帰ったら試しに一度指に垂らしてペロッと一舐めしてみたんです。
・・・実際、たしかに辛いんですが、でも思っていたよりもそうでもないかなって。

むしろ美味しいくらい!
これを沢山かけたら凄く辛いんですが、決して耐えられない辛さではないんです。
適度にヒーヒー舌を垂らすくらい。タバスコではちょっと物足りないって人には丁度いいくらいかなって思いましたね。

          

冷蔵庫にはまだもう少しだけ残っています。
ちびちびとですが、調味料としては優秀なので確実に減っています。
使い切ったらまた買い足したいですね。

それとこのデスソースシリーズですが、一つ嬉しいオプションがありましてね。
パッケージに必ずドクロのキーホルダーがついてくるんです。
パッと見あまり趣味の良いデザインには見えないのですが、集めれば集めるほど「あ、この人は数々のデスソースを攻略してきた人なんだな」って周りから目を引くと思います。

          

そう!だから次も買いたくなっちゃう!
これ以上は辛いかもしれないので、次もサルサかオリジナルになると思いますが、またドクロが増えると思うとちょっと楽しみになります。

だから買ってね!

           

【おおブリネリ】

おおブリネリ 買ったよデスソースを

私は辛いの  苦手なのよ

尻穴真っ赤で ただれるのよ

ヤーッ!!

ホーッ!!

ホトゥラララ!
ヤッホ ホトゥラララ!
ヤッホホ!