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ちょっとしたダイアリー『クオカードが使えない』

ちょっとしたDiary.

ご挨拶(ノーマル)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

本日、夕食に鶏皮を使った料理を食べたのですが、鶏の皮というものはなかなかどうして脂身が多いのか熱を加えると油分が非常に出てくるもので、炒めど炒めどドバドバと鶏油が溢れて止まらないということがありました。

健康を意識するのであればそんな油には目もくれず、何かしらの油処理剤を使用するか、もしくは適当なペーパーに吸わせてゴミ箱へとポイしてしまうのが本筋かと思われますが、その時の私はどういうわけか魔が差してしまい、ティースプーンを取り出してはその油を少しばかり口へと運んでしまいました。

動物性の油脂がいかに人間にとって美味であろうとも油そのものを口にしてしまうのは健康的に禁忌なお話。

現在私はその弊害を受け、すっかりと重たくなってしまった胃袋を抱えてもったりとした気持ちで書いております、今回の記事でございます。

 

ひょんな好奇心からもたれてしまった私の胃袋ですが、想像以上に旨味もなかった鶏油の後味をかき消そうとその場にあった惣菜パンを食べて口直しを試みております今しがた。

しかしそれでも消化器官にじっとりとこびりついた油というものはなかなかどうして上書きできるものではなく、例えその惣菜パンの中身がお弁当に入るようなナポリタンくらい濃い味のものであったとしても私のお腹を釈然とさせてはくれません。

実際問題、今しがた口にしていたものが例えに挙げたナポリタンのようなパスタの挟まったパンだったのですが、後々小腹が空いた時にしめしめと食べてやろうと楽しみにしていたもので、こうも楽しみにしていたものを無駄に消費してしまったと考えると鶏油を口にしてしまった自身が憎く、尚且つ後悔でしかないと慚愧に堪えないばかりでございます。

 

人間誰しも生きてきて何かしらの経験をするもの。

その事象が大なり小なり、例えそれが歪な形であろうとも経験則として自身の引き出しにしまい込まれるものです。

今回犠牲になったちいかわコラボのランチパックは私の失敗の糧としてひっそりと胸の内の引き出しにしまうこととし、いつかどこかで笑い草として変えることができたらと前向きに捉えていく次第です。

 

――今回の記事は油分のお話から始めさせていただきましたが、私の中の引き出しからとある経験を取り出すのであればこんな体験をしたこともありました。

 

それは嘗て私が一人暮らしでダラダラと過ごしていた時のこと。

その日、私は特に目的があるわけでもなく昼のワイドショーを見ていました。

冷たい床の上に寝転びながら何を考えるわけでもなく、ただぼーっと画面を見つめるだけ。

画面の向こうでは流行りの芸人や俳優が和気あいあいとしながらロケ先でレポートをしていました。

有名なごま油のメーカーの工場見学という名目で進んでいくロケ。ごま油の魅力を伝えるべく、一同は大きなタンクを前に大げさな身振り手振りを繰り返していました。

そして当然の如く行われる食レポ。

ごま油の魅力を伝えるというものならば調味料として使用した料理を味見するものだろうと考えながら、私はあいも変わらず漠然と番組の内容を眺めていたのですが、工場の従業員の人がキャストに配ったものは予想だにしない小さなグラスに注がれたごま油でした。

タンクから直接注がれた琥珀色の油は「搾りたて」だの「ここでしか飲めない」だのといった謳い文句で渡されていたものでしたが、それをかっ込んだキャストは皆「重たくない」だの「サラッと飲める」といった賛美で持て囃していました。

私はその光景を見るやいなや、堪らず近所のスーパーへと駆けて行ってすぐにそのごま油を購入しました。

そしていつぞやに何のために購入したのか忘れてしまったショットグラスを棚の奥から取り出して注ぐと、テレビで見た光景と同じようにかっ込んで飲み干したのでした。

 

喉を通るじっとりとした液体。

否が応でも鼻の奥から外へと通り抜けてくるごま油の芳醇な香り。

確かにごま油の魅力を率直に実感するのであればこの方法が最もかもしれません。

しかし、少ししてからひどい胃もたれに苦しんだのは言うまでもない話。

いかに遠くの世界でそれを称賛していようとも、やはり油は直飲するものではないと実感したという経験でした。

 

そんな学習をすっかり忘れて今度は鶏油で胃もたれに悩んだ本日の私。

いくら長い年月が開いていたとは言え、これほどのスパンで同じ過ちを犯していたのであれば、また将来的にもどこかで油を飲んでは苦しむのではないかなと……今を生きる私はそう考えております。

 

それはそうとして、今回のお話はクオカードの話。

嘗て小学生時代に不定期的に入手していた図書券と同じく、出どころが全く掴めないわりに知らない内に入手している謎の金券。

クオカードというものは図書券のように書店といった限られた場所でしか使用できないものではなく、より一層用途の範囲が広がった汎用性のあるギフトカードだそうで、私もつい先日までいつぞやに入手したクオカードを財布の中でずっと温め続けていました。

金額にして6,500円。こうして文字に起こせば大した金額でもないかもしれませんが、ここぞという時に使用できると思うと何とも心強い存在でした。

 

否、心強い存在だと思っていました。

 

恐らく私は使い所のタイミングが悪かったのでしょう。

全国規模の大きなお店であればどこでも使用できるという甘い認識でいたために、店という店で会計を断られ続けるということがありました。

お会計の際に「クオカード使えますか?」と聞くやいなや「使えません」と一蹴されてあわやお金が支払えない事態に陥りかねないこともあれば、念のためお店に入った段階で使用の可否を聞いて門前払いを受けたことも。

挙げ句、どうしても使ってやろうという意地から公式サイトで使用可能なお店を探し、そこで使えるものかと尋ねたところ、「対象店舗ではない」という例外な理由で断られ、結局コンビニで使うしか手段がないと半ば諦めながら商品を差し出した結果、「対象商品ではない」と言われるという体たらく。

一体どこで使えるのかと嘆きながら最終的にコンビニでお菓子を購入しつつ、現在は1,500円までクレジットを減らしました。

クオカードは使えないとたらい回しを続けられ、結局得たものはコンビニのお菓子。若い女の子の店員さんが笑顔で「クオカード使えますよ」と応えてくれた時、どれほどまでに気持ちが救われたのかわからないほどに迷走していたと思います。

 

クオカードの使える場所が意外にも少ないということに憤りと、自身の不器用さや不甲斐なさを実感したのが今回のお話です。

世の中にはきっとこのクオカードを上手に使えている人がいるでしょうし、今回の話については使いこなせていなかった私が悪かったのだと思います。

皆さんもクオカードの使用には十分に注意してください。