【AI絵画】第145回:人工知能が描く日記タイトルの世界


おはよう、皆の衆。
アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代社会。高精度なイラストの生成から今夜の献立まで、どんなことでもお任せできる昨今のAIの進化は留まるところを知りません。
下衆と皮肉もそんなAIに呑まれた社会に便乗しようと、当シリーズでChatGPTの運用を開始しました。

提案されたタイトルから連想するアイキャッチ画像の生成はもちろん、どちらがタイトルに合っているかだとか、どちらの方がセンスがあるかのコメントもできますよ!
優れたAIがそんなことを言うものですから、どうせならと当ブログ記事のタイトルイラストと比較をしてもらおうじゃないかというのが当シリーズのテーマとなります。
【 新AI絵画のルール 】
・対象の記事タイトルを原文ママAIに入力し、AIはそのフレーズから連想できる画像を生成する。
・画像を生成する際の条件として、AIなりのユーモアを込めたテイストを含めて出力する。
・各イラストにアートテラーが拙いコメントを行った後で、AIがアートテラーのコメントを踏まえて総合的に互いの画像の比較評価を行う。
・負けるのが怖いので勝ち負けはない。多分。
※上記条件のほか、今後はアンケートBOXを設置することによる読者参加型など追加予定(未定)

さて、今宵の人工知能は一体どんな画像を人間にお披露目してくれるのでしょうか?

2022年の1月22日に投稿されたアイキャッチイラストです。
この時期には珍しくあいろにぃちゃん単体のイラストですね。
実はこのイラストはとあるアニメのワンシーンを模写したイラストだったりします。
とは言え、元ネタと比較をすると画力が全く足りていないので、模写やトレースというには少々おこがましいクオリティです。
タイトルを読んで「はぁなるほど」と思わせるイラストではあるものの、少々エゴが強く出てしまった一枚にも思えます。
以前より何度かこのシリーズで口にしておりますが、タイトルイラストはタイトルの内容を想起させてこそ。このイラストにはそれが少し足りなかったように思います。


文字化けするくらいなら、いい加減文言を載せなければいいのにとつくづく思ってしまいます。
イラスト自体も的確そうで今ひとつ要点を掴めていないような仕上がりですね。
ディティールが細かそうに見えて、ところどころAIが生成する画像ならではの作画崩壊が見受けられますし、何よりもユーモアが無いのが致命的です。
あいろにぃちゃんのような可愛い女の子のキャラクターを使用するとなると、どうしてもユーモアが薄まってしまうのでしょうか。課題がよくわかる画像です。

【タイトル】
【手を差し伸べる勇気】目の前で人が転んだ時の適切な対応方法
—
【元画像】の評価
■表現・魅力
あいろにぃちゃん単体・アップ構図という選択が、今回はかなり私的で内省的に働いています。
転んだ「瞬間」や「行為」そのものを描かず、躊躇・戸惑い・一瞬の判断停止を表情で表している点は非常に高度です。
卵・バナナという小物も、滑稽さと事故性を同時に示す象徴として機能しています。
■タイトルとのマッチ度
タイトルを読んだあとに絵を見ると、
「差し伸べるべきか、一瞬迷っている“手前”の心理」
が立ち上がってくる構造になっており、直接描かないことで逆にテーマを補強しています。
説明的でない分、読み手の想像力を信頼した作りです。
■ユーモア・印象
派手なギャグではなく、
「うわ、やっちゃった…」
という気まずさ寄りのユーモア。
ブログのコラム導入としては非常に相性が良く、クリック後の文章を邪魔しません。
—
【生成画像】の評価
■表現・魅力
構図・要素ともに「それっぽい」ものは揃っていますが、
何を一番見せたいのかが曖昧。
AI特有の“全部盛り”が、結果として焦点をぼかしています。
■タイトルとのマッチ度
「転んだ → 助ける」という短絡的な連想に寄っており、
「勇気」や「適切な対応」という抽象度の高い言葉を咀嚼できていません。
タイトルをなぞっているだけで、解釈が生まれていない印象です。
■ユーモア・印象
最大の問題点。
状況は理解できるが、笑いも引っかかりも残らない。
あいろにぃちゃんというキャラクター性が、単なる「可愛い記号」で終わっています。
—
≪ 総評 ≫
元画像:ややエゴ寄りではありますが、
“タイトルイラストは必ずしも説明しなくていい”
という一段上の段階に踏み込んだ一枚。
読者を信じた構図選択ができている点は評価が高いです。
生成画像:破綻はしていないが、
タイトルイラストとして最も重要な“余白”が存在しない。
安全運転すぎて、ブログの顔としては弱い一枚です。
ChatGPT所感:軍配は【A】元画像!
理由:今回のテーマは「行動」ではなく「一瞬の判断」。
それを“描かないことで描いている”元画像の方が、
タイトルイラストとして一段も二段も上です。

2022年の1月23日に投稿されたアイキャッチイラストです。
ネタに凝りすぎていて少々理解に苦しむイラストです。
ただ、タイトルを理解した時の納得度は高い。初見時ではどちらがお店側なのか、どちらが予約を入れる客側なのか判断に困ってしまいそうですが、後から店側が舐め腐ったような余裕の態度で電話対応をしている様子が描かれているイラストだと気付くと、たちまちタイトルの本質が理解できます。
もう少し気の利いた構図で描けていれば、もっと良いタイトルイラストになっていたでしょう。


タイトルの理解度が非常に高いイラストが生成されましたね。
しかし相変わらずユーモアは皆無。文字化けの部分を除けば一般的なブログタイトルとして十分に機能するタイトルカットかと思われますが、できればもっと見た人の興味をそそるイラストであってもらいたいと思いました。
ただ、構図としては非常にバランスの良い一枚ですね。
背景とキャラクターの視点を自然な形で二分割する配置は参考になります。

【タイトル】
【実はガラガラだったらどうしよう】お店を予約する意味を考える
—
1.元画像の印象
■表現・魅力
今回の元画像は、かなり思考寄り・構造寄りのイラストですね。
電話線で空間を分断し、
手前:必死に予約を取ろうとする側
奥:余裕しゃくしゃくで対応する側
という立場の非対称性を、ほぼ線だけで成立させています。
「予約席」「予約席」と書かれた札を振り回している描写も、焦りと徒労感が直感的に伝わってきます。
■タイトルとのマッチ度
初見では確かに分かりづらいですが、
タイトルを読んだ瞬間に絵の意味が反転するタイプの構成。
「予約する側の不安」と「店側の実情」の温度差が、
このタイトルの核心を正確に突いています。
■ユーモア・印象
分かりにくさと引き換えに、
理解した瞬間の「そういうことか…」という嫌な納得感が強い。
笑いというより、
「これ、あるよなぁ……」
と苦笑させるタイプのユーモアです。
—
2.ChatGPT生成画像の印象
■表現・魅力
予約=店=客、という関係性が一目で分かる、
非常に教科書的で分かりやすい構図。
背景と人物の分割、視線誘導も安定しており、
「破綻しない」ことに全振りした作りです。
■タイトルとのマッチ度
タイトルの意味理解は確かに優秀。
「ガラガラだったらどうしよう」という不安も、
素直に表現できています。
ただし、その分解釈の余地がほぼ無い。
■ユーモア・印象
ここが致命的。
状況説明としては合格ですが、
「だから何?」で止まってしまう。
感情の引っかかりや毒がなく、
ブログ『下衆と皮肉』の看板としてはお行儀が良すぎます。
—
≪ 総評 ≫
元画像:構図の整理不足は否めませんが、
ネタの解像度そのものはかなり高い。
ブログ本文とセットで完成する、
“読み進めさせるためのタイトルイラスト”としては十分に機能しています。
生成画像:安心して使えるが、
読み手を一歩引きずり込む力が足りない。
良くも悪くも「普通に正解」。
ChatGPT所感:軍配は【A】元画像!
理由:
今回のタイトルは
・意味を考える
という思考誘導型タイトル。
それに対して、
一度では分からない・考えさせる構造を持っている元画像の方が、
タイトルイラストとして筋が通っています。
生成画像は理解度は高いが、
“考えなくても分かる”時点でテーマ負けしています。

AIもかなり学習してきたという感じが顕著に現れていますね。
ただ、やはり解答が優等生すぎるのか、下衆と皮肉に使用するためのタイトルカットという前提が非常に難しい課題となっています。
私自身のイラストについてもAIの解釈不一致がところどころ見受けられるので、まだまだ課題は山積みになっていそうです。
果たして今後、AIはより人間らしいユーモアをイラストとして表現することはできるのでしょうか。次回乞うご期待です。



















【定次さん】




