【5月27日】視界の端から覗く者
おはよう、皆の衆。定次さんです。
夜中にゴミを出すのはありですか?
そもそもゴミ出しをしてもいい時間帯は何時からなんですか?
皆さんご存知の通り、私の就寝時刻というものは午前2時〜3時と非常に遅い時間帯なのですが、それ故に忙しい朝方に手間とならないようこれまでは寝る前にゴミ出しを行っておりました。
しかしながら最近ではとあることが気がかりで、いくら近くのゴミ捨て場までと言えども夜中に出歩かないようにするようになりました。
視界の端に何かがチラつくのです。
始まりは何ヶ月か前だったでしょうか。
普段通りに過ごしている中、遠くに小さな影があるように見えました。
しかし振り向くようにそちらに視線を向けても何かがあったわけでもなく、気のせいだと、そう思ったのです。
ですが一度気にし始めたら意識から外れないのが人間の性分。それからというもの、ふとした拍子に部屋の隅や道路向かい、どこにでも何か得体の知れない気配が視界の端からこちらを覗いているように見えるようになったのです。
そちらを見れば忽ち消える。本当に私の気のせいなのかは定かではありません。
当時遠くに見えていた影は日に日に近寄っているように感じ、先日は振り向き様に私の傍らを横切ったように感じることもありました。
意識を向ければ近寄ってこないように思い込み始めた私はいつからか意識を視界の端に向けるようになりました。隙を見せたらまた近寄られる気がして。
それでも近いうちにこの得体の知れない気配は私の元へと現れるでしょう。時間の問題であるかと思われます。
この気配が実在するかどうかは別として、仮に本当にこちらを覗き、日々近づいているのであればいずれは私に何かしらの影響を及ぼすものであることは間違いないでしょう。
昨日、私の中でふと5月27日という日付が過ぎりました。
ふと頭を過ぎっただけのことなので何の根拠があるわけでもないのですが、恐らく何かが起きるのであればこの5月27日。
吉と出るか凶と出るかは定かではありませんが、何かが起きるのであれば恐らくこの日。
何かが起きるにしてもあまり後ろ向きに考えたくはないのですが――人間とは所詮こんなものでしょう。