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【グルメレポート】文具味の焼きそば!?噂のオム焼きそば弁当を食べてみた

鉛筆削り器から焼きそばが出てくる図

ご挨拶(敬礼)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

今の時代、鉛筆削り器って使われているんですかね?

アナログ社会の日本にとって鉛筆自体の需要は一定数あるので、それに比例して鉛筆削り器の需要もある程度あるかと思われますが、いやね、やはり今の時代は鉛筆の代用品としてシャープペンシルが主流じゃないですか。

鉛筆にも一定数需要があるにしても、やはり分母はシャープペンシルの方が圧倒的に多いわけで。文房具だけに。

現代の学生事情については詳しくないですが、私が小学生の頃はシャープペンシルの使用が禁じられ、鉛筆を使って授業を受けておりました。

私は小学生時代意地汚い子供でしたのでよく新品の鉛筆を噛んでボコボコにしていたわけです。

あれね、新品の鉛筆の風味って何か言葉では説明できない美味しさがあるんですよね。それ故にしょっちゅうセルフエンボス加工を施しておりましたが、今となっては恥ずかしく感じられる行為でしたね。

当時、私の勉強机の上には電動の鉛筆削り機があり、必要とあれば鉛筆を突っ込んでは凄まじいモーター音を立てて鉛筆を削っておりました。

全自動で、且つ高速で鋭く仕上げてくれるので非常に重宝した機械でしたが、今回私が話したいのは"鉛筆削り機"ではなく"鉛筆削り器"の方。

タイトルイラストにもあると思いますが、こういった手巻き式の鉛筆削り器って今ではどれくらい使われているのでしょうか?

私が知らないだけで世間ではまだまだ色々なところで活用されているのでしょうか?

今の子供達はこれを目の前にして正しく使うことができるのでしょうか?

鉛筆を入れる穴とカミソリのような刃だけがついている、桂剥きタイプの超コンパクトな鉛筆削り器は付属品としてよく売られているので一定数使われているでしょう。

ですが、この中途半端に大きく、重く、妙に機能的で、合理性に優れ、且つ画期的なこの手巻き式鉛筆削り器はどうなんでしょうか。

私はこのツールを非難するわけでは決してありませんが、移り変わる世間に一体どこまで生き残れるものであるのか――とふと思ったわけです。

――で、今回の話はそんな鉛筆削り器に纏わる話とは全く関係ないオム焼きそば弁当のお話なのですが、昨日私は仕事の昼食にオム焼きそばを食べました。

これは毎日職場である事務所が入っている複合施設に毎日やってくるお弁当屋さんから購入したお弁当なのですが、これがなかなか『ハズレ』と思えてしまえる一品でしてね。

何と言いますか、臭かったんですよね。一口口に入れて一番に臭さが過ぎったわけです。

それもこの臭さ、鉛筆削りの削りカスみたいな臭さでしてね。先程私は新品の鉛筆を噛むと云々みたいな話をさせていただいたかと思いますが、それとこれとは全く別。鉛筆を噛んでこそ味わえる美味しさと食品では話が変わってきます。

それも削りカスですからね。稼働中の木材加工場の中で飯食ってるかと思いましたよ。

そしてそういった印象を一度受けてしまったら、そのイメージを払拭することはなかなかどうして難しいわけでして。

かつて中学生の頃、給食の時間にこんな出来事がありました。

その日の給食の献立には"がんもどき"がありまして、煮汁をよく吸った大きめのがんもどきが小皿に盛られて出てきました。

このがんもどきは食べごたえがある上に味も濃いので、地味なメニューの割にはそれなりに人気がありました。

私含めクラスメイト達は喜んでがっついて食べていたのですが、とあるお調子者の一人の生徒が問題発言をしましてね。

「ヘクサムシみたいな味」

そんなことを言い放ったんです。

ヘクサムシというのは俗に言うカメムシのことでして、私の地元では焦げ茶色のヘクサムシがよく発生します。

この焦げ茶色のヘクサムシというのがこれまたなかなか臭いものでして、この近辺に住む者であれば食べたことがなくてもその臭いから味まで用意に想像ができてしまうものでした。

そしてその発言を皆が聞いてからはもう大変。誰しもががんもどきをヘクサムシの味としか捉えることができなくなり、皆箸を止めたり、最悪残してしまう子も出てきてしまいました。

私も改めてがんもどきを味わってみましたが、お調子者の言う通り確かにヘクサムシの片鱗が見えました。

それでも私はがんもどきの美味しさと天秤にかけて美味しくいただき、それでいておかわりもするくらいでしたが、当時のこういった事件があったくらいに味覚の錯覚というのは一度抱いてしまうと拭うことができなくなってしまいます。

話は戻りますが、鉛筆の削りカスの風味がする焼きそばに私は一気にテンションが下がってしまいました。

焼きそばというものは何かと味が濃い食べ物であるかとは思いますが、味の濃い食べ物を昼食に食べようと思っていた矢先に気分を害されてしまったので何とも辛い昼食となってしまいました。

今となってはこうしてネタにできるので面白い出来事であったとも思えますが、それにしてもどう料理をしたら鉛筆削りカス風味の焼きそばを作ることができるのでしょうか。鰹節と間違えて鉛筆のカスでも入れてしまったのでしょうか。

何にせよ今回のお弁当はハズレでした。次回購入する機会があれば今度こそ当たりと思えるお弁当をゲットしたいものです。


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