【AI絵画】第38回:人工知能が描く日記タイトルの世界


おはよう、皆の衆。アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へ連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか?


一昨年の6月6日に投稿されたアイキャッチイラストです。
過去に投稿したイラストの中でも結構お気に入りの作品です。
今と比べると線に丁寧さを感じられませんが、端的に描くイラストとしてタイトルのコンセプトを上手に表現できていると思います。
このイラストにまた陰影の表現がされていればより一層わかりやすいものになったかとは思いますが、特段凝った描き方をしなくても面白いイラストが描けるというのがよくわかる一枚ですね。


AIって凄いですね。
これが遣隋使を表しているかどうかは別として、まさにタイトルの通り60億人もの人数を匂わせるような多数の人間の表現がされています。
おまけに時代背景に合わせてなのか、さも昔に描かれたかのような作風や色調で表現されているのが素晴らしいと思います。
『60億人の遣隋使』というフレーズとこのイラストを合わせて見せることで史実であると信じてしまう人もいるかも知れない画像ですね。

これは当ブログのCMです。
タップすると管理人が喜びます。


一昨年の6月8日に投稿されたアイキャッチイラストです。
下衆と皮肉のキャラクターがいない珍しいイラストですね。
生理的な気持ち悪さがある中で、どこか鳥獣戯画のようなユーモアのあるイラストのように見受けられます。
柿の体のカクカクとした描き方、ムラのある線がすごく良いですね。それと相変わらず便器の描き方が上手です。
栗と桃の足元に影をつけられていたらきっともっと良い作品になったんじゃないかと思います。


私自身、柿という果物が大嫌いなのですが、造形や色についてはその他でもないと思っています。
AIが出力したものは柿色をした陶器のような質感の何かですが、こんなタンブラーが店先で売っているなんてことがあればきっとつい手に取ってしまうことでしょう。
ぱっと見でツヤのある光沢が見て取れますが、よく見てみると案外塗りが雑なのがよくわかります。
私はイラストを描く上で塗りを苦手としているのですが、意外とこんな杜撰な塗りで光沢を表現できるものだなと勉強になった気がします。

『60億人の遣隋使』の出来にはなかなか驚かされました。
お気に入りのタイトルから出来の良い画像が生成されるとなかなか嬉しいですね。
今後もAIにはこちらを驚かしてくれるような画像をどんどん作ってもらいたいですね。