【ガチホラー】夜中に玄関のドアを叩かれた話
おはよう、皆の衆。定次さんです。
現在時刻は午前3時40分。
平日にも関わらず、どうしてこんな遅い時間に夜更しをしてまで日記を書き綴る羽目になってしまったのか自分自身でもよくわかっていない中で取り組んでおります今回の日記です。
厳密に言えばよくわかっていないというのは嘘で、リビングのこたつ布団でうたた寝をしてしまったがためにこんな遅い時間に起きているというのが本当の話です。
仕事から帰り、夕食を食べ、動画サイトを満喫しながらお腹が満たされたからと少し横になり、その後一旦この睡魔から脱しようと30分ほど仮眠を取ろうと目を瞑ったのを最後に私の記憶は途切れています。
恐らくその時の時間は22時30分頃だったでしょうか。
23時まで寝ると言って油断したのが悪手だったでしょう。次に目を冷ます時には時計の針は午前2時15分を指していました。
1時間や2時間程度うたた寝をしてしまうという話であればまだ私の中で合点がいくのですが、4時間弱もがっつり寝てしまうと考えると私自身どれだけ疲労が溜まっているのだろうかと憂鬱を覚えてしまいます。
GWもまだ明けて間もないというのに。GWはゆっくりと寝転がって自由に過ごし、ある程度のリフレッシュはしたと思っていたというのに。それでも尚、私の中の疲労は蓄積されたまま取り払いきれていないとつくづく嫌気が差してしまいます。
――と、リビングでがっつりうたた寝をしてしまったとは言いつつも、何だかんだ布団で寝なければ私自身の中では睡眠をとったとカウントできません。これから布団で睡眠を取るとして、いくら仮眠時よりも睡眠時間が短くなったとしても、しっかりとした寝床で睡眠をとらなければ私の中で完了したとは認められません。
それ故に今すぐにでも布団に入って明日に備えておきたいのですが、今回はそんな夜中に起きた出来事として一つ皆さんに披露しておきたいお話がございます。
今回こうして夜中に起きてしまって、時間を改めて遅い時間に日記を書き綴っているわけですが、今回の本題となる出来事は上記のうたた寝の話とは全く関係のないところで起きた話で、尚且つ私自身が直接確認したわけではなく、私の実の嫁さんから聞いたお話なので日記として信憑性と言いますか、説得力に欠ける部分もありますが、是非とも読んでいただけたらと思います。
話のカテゴリーとしてはホラー要素が強めでしょうか。人並みに住居で暮らしている皆さんにとっても決してありえなくもないお話です。
今回の話を読んでいて大体お察しかとは思いますが、私は寝付きがかなり良い方でして、これまで実験として「おやすみ」を合図に寝付くまでの時間を数えてもらった際には30秒で寝息を立ててしまうほどにすぐに眠ってしまいます。
それに対して私の嫁さんは寝付きがかなり悪い方でして、私が爆睡をしている間も目が冴えて眠れず過ごすなんてことがよくあるわけです。
そんな私だけが熟睡している最中、夜中に嫁さんだけが体験してしまった話なのですが、皆さんもネット上でよく『夜中の訪問者』的な怖い話を目にしたことがあるかと思われます。
この手の話は大抵創作であったり、酔っ払いが部屋を間違えていたといったオチが大半なのですが、いくら拍子抜けをする話であったとしても実際に体験したらと考えると非常に怖いものです。
今回の実体験も創作ではなく蓋を開けてみたら――といった拍子抜けをするお話ではあるのですが、如何せん私自身は熟睡していたものですから記憶になく、当事者であった嫁さんからしてみたら得体の知れない恐怖を感じていたかも知れません。
時間帯については嫁さんも半ば寝付いていた頃合いだったので具体的な時間はわかりませんが、我が家の生活習慣を考えればおおよそ午前3時〜4時頃の出来事だったでしょう。
急に部屋の中に「ドッドッドッドッドッドン!!」という音が鳴り響き、何事かと嫁さんは目を覚まして起きてしまったそうです。
連打的に鳴り響く重たい音を聞いて真っ先に「玄関の扉が叩かれている」と感じ取り、思わず身構えてしまったとのことですが、音の出どころをよく探ってみたところ、正体は私の寝っ屁だったんです。
夫婦生活も初々しいわけではないので、私自身は普段の放屁を自重することがなくなりましたが、大きなものに関しては無意識下でもなるべく抑えるようにしていたのでしょうか。
「ドッドッドッドッドッド!!」とバイクのエンジン音よろしく深夜にやかましく鳴り響かせてしまったわけですが、嫁さんも小出しで出していたおならに呆れを通り越して感心すらしていたそうです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とはよく言ったものですが、正体が寝っ屁だったという真実には思わず肩の力も括約筋も緩んでしまったことでしょう。
しかし枯れ尾花の正体が寝っ屁であったとしても、今の世の中はいつこんな恐怖が襲ってきても決しておかしくはありません。
皆さんも日頃の戸締まりをきちんとして万が一に備えられるよう気を付けましょう。