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暗闇の中で視界を良くする方法とは?

真っ暗闇を照らすには

ご挨拶(ダブルピース)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

一寸先は闇……とはよく言ったものですが、このご時世では一寸先どころかそれ以降もずっと闇が続いているのではないかとついつい不安を抱えながら毎日を過ごしておりますのが現代社会の我々です。

このいつ襲いかかってくるかもわからない暗い暗い闇の中を平然と歩けるのはカンテラとして燃やせるお金をたくさん持っている人だけ。

道を照らせる紙幣を持たない貧乏人どもは両手足を地につけて這いつくばって芋虫のようにモタモタと進むばかり……。

強張った背中を踏んづけてぐんぐんと前へ進んでいく富裕層が羨ましくて仕方がないと思いつつ、今日も今日とて果報が自ずとやってこないかと、小指で鼻をほじりながらスマホをポチポチと叩くばかりの毎日を皆さんはお過ごしかと思いますが――、そんな惨めな日々をいかがお過ごしでしょうか?

 

今回のテーマは闇。

いかにして暗い闇の中で過ごせるかどうかをテーマにお話を進めていきたいと思います。

 

――さて、冒頭では社会的な人生の闇が云々と能書きを垂れさせていあえなくいただきましたが、今回紹介する内容は社会的に明るい人生を過ごすことを目的とした話ではなく、物理的に暗い場所で視界を確保する話です。

人生で成功する秘訣だの、勝ち組になる方法だの、楽にお金儲けをする裏ワザだのといった胡散臭い話を想像し、藁にも縋る思いでこの記事を開いた方も多いかと思いますが、当ブログ『下衆と皮肉』はそんなライフハックを配信できるほど賢いものではありません。

 

仮に私自身、簡単にお金儲けをするメソッドを持っていたとしても、皆さんに紹介するほど自己顕示欲は高くありません。

「本当はお金儲けの方法を知ってるんだろ?」なんて疑う人もいるかもしれませんが、もしお金があるのであればこのサイトページ自体もっと整ったものになっているでしょう。

それでも尚「お金があるのにわざと貧乏のフリをしているんだろ?」なんて救いようのない考えを持つ人もいるかもしれません。

しかしよく考えてみてください。

ディスプレイ越しに確立されてもいない可能性を疑ったところで何の利益になるのでしょうか?

 

――私ね、一つ思ったことがあるんです。そこまで固執して一つのことに疑念を向けられる人であれば、もっと社会に疑問を持ってぶつかる能力があるのではないかと。

稼いでいるかもわからない、書いている人間がどんな馬の骨かもわからない、そんなしがないブログに矛先をぶつけるのならばもっと自身の目の前にあることに行動力を持つべき――、そうすればきっと自ずと答えが見つかり、いかにこのブログに疑問を持つことがちっぽけであったのか身にしみてわかるはずです。

何事も遠くに見える幻影を追うより、もっと目先に手を伸ばすのが大事……私はそう考えます。

こういう話を何ていうか知ってる?

闇雲っていうと思う。

あはは、おもしろい。

――というわけで、私の戯言を真に受けてしまうようなヤバい人が出てこないように予防線を張らせてもらいましたが、今回のテーマは物理的に暗闇の中で視界を良くする方法についての紹介。正直なところ人生の勝ち組云々はどうだっていい話です。

金持ちだろうと貧乏だろうと暗いところは暗い――、下衆と皮肉はいつだって誰にでも平等に情報を分け与えることをモットーとしております。

今回の記事を読むにあたり、閲覧者の皆さん方は特に深く考える必要はありません。

ただただ私の言われるがままに新鮮な情報を頭に入れ、いずれやってくる真っ暗な世界に備えられるように自らの知識の糧としていってください。

 

――時は20XX年、世界は謎の暗雲に包まれ、太陽光の射さない真っ暗な世界となりました。

人々は真っ暗な空間で生き続けることで次第に活気をなくしていき、公園からは子供たちの遊ぶ姿が消え、商店街は全てシャッターが下り、大通りから一本路地にでも入れば怒号や悲鳴が響き渡る……暗闇に包まれてからというもの、次第に世界は荒んだものへと変わっていきました。

 

しんと静まり返った街の中、本来であれば太陽が真上に昇る正午の時間帯だというのに大通りには誰も歩いていません。

それぞれの家の中からはかすかに人の気配がしますが、少しでも明るい声を漏らせば周囲から標的となってしまうため、まるでどこも空き家のように見えます。

外灯も既に切れてしまった道路沿い。真っ暗な中をゆっくりと足を進めるも、散らばったガラスがジャリジャリと周囲に音を響かせます。

真っ暗な中では音だけが頼りなのか、辺りからの刺さるような視線が非常に怖い。

もはや無法地帯となったこの一帯には時折ならず者のグループが道行く人を襲うそうですが、そんな粗暴な存在ですら恋しくなるくらいに寂しさを覚えます。

 

――ただ、やはりこれだけ大きな通りです。歩いているのが私一人だとは限りません。

遠くから砂利を擦ったような音が聞こえたらそれは別の誰かがいるということ。その誰かが味方であるか、敵であるかはまた別として、音が聞こえたらまずは身を潜めなければならないのがこの世界で生き抜くためのルールです。

音を聞かれてしまったら相手も同じく身を潜め、大半の場合は遠ざかっていくのですが、場合によってはこちらの出した音の方向へと真っ直ぐにやってくるなんてこともあります。

この世界で過ごす者の聴覚は非常に優れたものです。

一度気付かれたら逃げる足音を頼りにどこまでも追ってくる……音を頼りにして動く者を振り切るのは至難の業です。

 

耳に聞こえてくる音を頼りに生きるのが当たり前となったこの世界、皆それなりに順応して生きる術を身につけている様子ですが、そんな過酷な世界でもやっぱり視覚情報は欲しいと思われているようです。

どこを見ても真っ暗な世界。どうしたら目で物を見ることができるのか?

 

――私は懐中電灯を点けました。

懐中電灯を点けたことでこれまで見えなかった暗闇が見えるようになりました。

私が点けた明かりを頼りに集まる人、人、人。

久々に見る外の世界の色……物珍しそうに目を丸くする人が多い中、何人かが私が持つ懐中電灯を奪おうと猛ダッシュで駆けてきました。

こちらへ向かってくる者の目に向けて強めのライトを当てるやいなや、たちまち電気を切る私。

強い光にくらんで混乱が生まれた瞬間、私はそこら中で地団駄を踏んで撹乱を起こしました。

 

……そう、真っ暗な世界で視界を手に入れるには電気を点ければ良いだけの話。しかしそれにはそれ相応のリスクが伴うため、電気で辺りを照らすにはある程度の対策を練ってからでなくてはなりません。

皆さんも暗がりで視界を確保する際に電気を点ける際には周りからの襲撃に十分注意しましょう。

照らすだけが照明ではない……深淵を覗く者と同様に、点けたこちら側も相手から覗かれているのです。