【軍靴の音が聞こえる】第三次世界大戦を予期した買い占めにご用心
おはよう、皆の衆。定次さんです。
先日お昼を食べに入ったラーメン屋さんでおにぎりがメニューにあるのを見かけ、ラーメン1杯だけでは足りないかもしれないということと、ラーメン屋さんの提供するおにぎりがどういったものか気になったので思い切って注文してみました。
そのメニューに載っているおにぎりはただのおにぎりではなく魚の削り節をふんだんに使ったものだったのですが、写真を見る限りかなり美味しそうで、出てくるまでの間結構な期待を抱いて待っていたのですが、いざ出てきた現物はどうみても手に持って食べることを想定していないレベルで削り節をふりかけた代物でして、手に持とうものならばボロボロと乗っかっている具が崩れ、結局は箸で崩しながら食べることとなったのですが、その握り方も結構なふんわり具合で、箸で簡単にほろりと崩せるぐらいふっくらと握ってあるおにぎりでした。
しかしここで私は一つ思ったのです。
具材がこぼれ落ちていて、尚且つ箸で崩しながら食べるこれはおにぎりと言えるのか?
お店からお皿に盛り付けられて出されたそれは確かにおにぎりの形状をしていました。
いくら柔らかいといえどもおにぎりの形を保っているならば、そして実際に握っている姿を見たわけではありませんが、もし本当にこれが白米を握った上で成した形であれば確かにこれはおにぎりでしょう。それもとてつもない技量で握られたものです。
しかし実際に食べる際、消費する側がそれをおにぎりと判断しなかった場合、それはおにぎりと言えるのでしょうか?
お店側の認識ではおにぎりだったかもしれません。そしてその見た目も誰しもが一目見ておにぎりであると思える形をしていました。それでも食べられる時にはそれはおにぎりとして認められませんでした。
食品の本質とは食べられることにあると私は思います。
『口に入れば皆一緒』とはよく言ったものですが、その理論が正しいとなるのであれば人は見てくれからメニューを注文するのでしょうか?
見てくれだけを一括にしてしまっては極論となってしまうかと思われますが、見た目だけではなく、匂い、味、食べ方、全ての要素が揃ってこそであると私は思います。
よって今回食べたおにぎりはおにぎりであっておにぎりにあらず!形の整ったふりかけご飯であったと私は認識いたします!
でも実際そのおにぎりあらずは美味しかったんでしょう?
はい。
じゃあ結果オーライ(?)ということで。
はい。
そんなおにぎりの美味しいラーメン屋さんですが、今回私はおにぎりの他に辛味噌ラーメンを食べました。
そのお店の自慢は味噌らしく、メニューには味噌ラーメンが一番上にデカデカと書かれており、辛味噌ラーメンについては申し訳程度にメニューに載っていたのですが、その時の私は無性に辛味噌ラーメンが食べたかったため、お店の意向に反してその申し訳程度のメニューを注文しました。
今回私はカウンターに座ったのですが、両サイドには夫婦であろう男女がそれぞれ座っていまして、お店に入ったばかりだったのかまだテーブルの上には何も置かれていませんでした。
そこまで大きなお店でもなかったので、カウンターが埋まったこのタイミングでまとめてラーメンを作るであろう魂胆であったかと思われますが、実際、私の頼んだ"おにぎらずにあらず"が先に出てきたこと以外は全て同じタイミングでラーメンが出てきました。
で、この時に驚愕したのですが、今回私は定番メニューではない辛味噌ラーメンを頼んだかと思いますが、両サイドの旦那さんであろう男性の方々も皆辛味噌ラーメンをすすっているのが見えたんです。
このことから男の人は皆辛味噌ラーメンが好きなんだなと思ったわけでしたが、これはたまたまの出来事だったのでしょうか?
それとも衝動的に辛味噌ラーメンが食べたくなる雰囲気が人間のメカニズムに作用することがあったのでしょうか?
何にせよ不思議な出来事でした。こんなこともあるもんだなぁと。
さて、現在時刻は正午を回ったところ。
お昼ご飯のレトルトカレーを食べながら今回の日記を書いております今現在でございます。
いくら日曜日の休日で時間があるからといって、いつまでも前置きに与太話を長々と続けてもどうしようもありません。
いよいよこれから本題へと話を移していくわけですが、今回は今しがた食べているこのレトルトカレーを購入したスーパーでのお話をしていこうと思います。
我が家の主な飲料はペットボトルのお茶でして、定期的に家から少し離れたスーパーへと箱買いに行くのですが、昨日がそのタイミングであって、そのついでに色々と買い溜めをしておこうと考えました。
買い溜めの理由としては冷蔵庫の食品がそれなりに品薄になってきたというのもありますが、昨今の世界情勢を鑑みると今にも戦争に巻き込まれてしまいかねない状態……話によれば週明けにも大きく話が動くとも聞いているため、万が一を考えてある程度買い溜めをしておこうと考えたわけです。
いつぞやの災害の際には皆が皆買い占めを行うものだから品薄状態になってしまい、結果として混乱が発生してしまったわけですが、人は学習しないもので、私含めてどうしても保身へと走ってしまいがちです。
で、今回それがもう既に露見しているのか、いざお店に入ったら棚という棚がガラガラになっておりまして、それなりに大きなスーパーであるというのに、見るからに品薄な状態となっていました。
「皆考えることは同じなんだな」という考えと、「意外にも皆察しが早いんだな」という考えが交錯し、私も人のことを笑えた口ではありませんが、その残った商品を漁るようにカゴの中へと入れていきました。
「どうしてこんなにも品薄なのか?」というのを思い切って店員さんに聞くというのも考えましたが、恥をかくだけだと思い諦め、とりあえず買えるものだけある程度購入しようとレジへと向かい会計を済ませました。
お店に入った時間が遅いということもあり、もしかしたら単に売り切れが多かっただけなのかもしれないとも思いましたが、それにしてもこのガラガラ具合は異常であると。乗り遅れた私が言うのもただの負け惜しみみたいなものですが、つくづく人間というものは学習しないものだなと苛つきを覚えたのでした。
それでも買えるものはある程度購入し、当面の間は籠城も可能なくらいには落ち着いたので、これを及第点として私は店を後にしようとしました。
品薄であったとしても、お茶の箱などもあるために手では持てないくらいになってしまった量。
キャスターが壊れているのか上手く動かないカートを押して店の出口へと向かいます。
そして出口付近に貼られていたとある掲示物が目に入ったのです。
店内改装予定○日〜□日
不謹慎ながらも、結局戦争だ戦争だと一人盛り上がっていたのは定次さんだけだったわけですね。
まぁそういうことです。
でももし万が一戦争が始まってしまったら、また市場が混乱してしまうかもしれません。
皆さんも万が一に備えてバランスよく買い物をしておきましょう。