PVアクセスランキング にほんブログ村


【毎月集計!人気おすすめ記事!】

ライフハックランキング

【ホラー】どこからともなく聴こえてくる謎のメロディー

2023年8月1日

どこからか聴こえるメロディー

ご挨拶(ノーマル)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

私ね、ホラーってあまり得意じゃないんですよ。

動画だとか画像、もしくは怖い話を読む分にはすごく好きなんですが、やはり保身的な性格ということから自身に危害が加わるような刺激はあまり求めていなかったりするんです。

だからこそ心霊スポットに好き好んで足を運んだりだとか、霊障が及ぶような怖い話は読まないようにしています。

夜な夜な暗い道を歩いていて、何かしら得体の知れない雰囲気を察知することがあれば即刻逃げて後日記事のネタにしますし、スプラッターホラーな映画なんかテレビで流れた時なんかは両耳を塞いで布団にこもってしまうでしょう。

 

私ね、ホラーって結構好きなんですよ。

Youtubeでは心霊スポット巡りしているチャンネルの動画をよく見ていますし、まとめブログに怖い話の記事が上がっていた時には時間の許す限り読み耽ってしまいます。

一時期はホラー映画にハマって、いかに自身が恐怖を実感できるものかと試したことがありますが――やはりスプラッター映画は見ていて痛いのでテレビで流れた時なんかは両耳を塞いでついつい布団にこもってしまいます。

 

暗い夜道は怖いです。確かに怖いものがあります。

昔、子供の頃に夜な夜な近所の公民館に神祭の稽古に行っていた際、その帰り道では後ろを振り向かないようにダッシュで帰っていたものでしたが、大人となった今では夜道には趣すら感じるほどにまで愚鈍な神経を持ち合わせるようになってしまいました。

今ならば点々と照らされ、不気味さを醸し出す夜道を振り返るどころかバック走で駆けることができるでしょう。

 

でもね、やっぱり私というものはホラーってあまり得意じゃないんですよ。

私自身霊感があるわけではないのですが、やはりこれまで生きてきた中で不可思議に思える出来事もいくつか体験してきましてね。

この話は過去に何度か記事にしたことがあるのですが、私のファーストキスを奪ったのは幽霊ではないかと言う話でして。

この幽霊に唇を奪われた話は別段怖い話でも何でもないので、私自身がホラーが得意ではないという理由には全く繋がらないのですが、これまで生きてきた中で衝撃的だった心霊現象の一つとして皆さんにはぜひ頭に入れておいていただきたいところです。

それ以外にも地元の駅裏の真っ暗な路地を自転車で駆け抜けた際に人の形をした真っ白な何かに追いかけられたという話もあったりで、自身に危害が加わってしまうであろうホラーな体験はまっぴらごめんだと言うのが私自身ホラーが苦手であるという所以だったりします。

 

もし今ここで夜の学校を一人で歩いて回ってこいなんて指示を受けてもお断りするでしょう。

何故なら何一つとしてメリットがないからです。

仮にこのミッションを完遂し、その報奨として1500円もらえると提示されても私は断るでしょう。

だって夜の校舎って見るからに怖いじゃないですか。そこに何かがいてもいなくてもその空間に足を踏み入れたと考えただけで心臓が押し潰されてしまいそうです。

 

――ならば報奨金を100万円にしたらどうか?

 

いくら積まれようとも私はお断りします。

そりゃあ100万円という金額はとても魅力的なものです。

しかしながらその100万円のために自身の身を得体の知れない危険に晒すなんてことは到底できませんし、何なら100万円ですら安いのではないかと思ってしまいます。

だから私は別の人にお願いしたいとここで判断するわけです。

 

私は賢い人間です。

 

世の中にはお金を貰わなくとも喜んで恐怖スポットへと足を踏み入れる人間がごまんといるわけで、私はそこで替え玉を用意した上で100万円をありがたく頂戴するのです。

代理を用意するのは陳腐な回答かもしれません。もしかしたらそっくり100万円もらえるとは限られないかもしれません。

そうであれば私は仲介役として手数料をもらうか、もしくは恐怖スポット巡りが好きな人に斡旋することで参加料を頂戴しようかと思います。

 

――そう、結局は欲に繋がってしまうのです。

この話が机上の空論であっても最終的に辿り着く結論は私自身がリスクを受け流した上での利益であって、結局一つの話として実を結ぶことはないのです。

だから私はホラーはあまり得意じゃないんですよ。

 

――では今回の話は一体どこへと繋がっていくのか?

ここまで前置きが随分と長くなりましたが、結局中身のない自己紹介で終わっているのが全てです。

今回の本題は私自身が最近体験した恐怖体験ではあるのですが、ここまで長ったらしく引っ張っておきながら閲覧者の皆さんに『大したことない』と品評されてしまってはたまったものではありません。

私はオチを話してしまうのが怖いのです。

『誰もいない倉庫で聞いたこともない不気味じみたメロディーがどこからともなく聴こえてきた』という体験をしたと聞いて皆さんは何を思うでしょうか?

私は当時自分自身が遂におかしくなってしまったのではないかと疑心を抱くほど狼狽していました。

聞いたこともない妙なテンポのメロディー。近くから聴こえるほど大きな音だと言うのに、近くに感じない……まるで直接頭に響いてくるかのような音に私はその場に立ち竦んでしまいました。

「もしかしたら外から聴こえてきているのかも……?」私はすぐに外に出て音のする方を探ろうと耳を澄ましました。

しかしその瞬間、どういうわけかこれまでずっと続いていた不気味なメロディーが途切れたのです。

さも私が出てきたのを見計らったかのようなタイミング。そしてまた誰もいない倉庫へと戻ると同じようにメロディーが再び流れ始めるのです。

私はいよいよ本当に頭がおかしくなったと思いました。

今すぐにでもこの音の正体を誰かに聞きたかった……しかし周りには誰もいない。私は延々と鳴り響く不気味なメロディーに踊らされながら遂には頭を抱えてしまったのでした。

「この音は他の人にも聴こえているのだろうか……?」もし誰かがそばにいたとしても私にしか聴こえていない音だと言われてしまったら……考えただけで頭がおかしくなりそうでした。


〜♪

スンッ

サッ

何か?

何のメロディーです?

近所の幼稚園でお遊戯をしているみたいです。

子供は元気が一番ですね。


結局この謎のメロディーの正体は近所の幼稚園から聴こえてきた音楽だったそうです。

私が顔を覗かせた時に音楽が途切れたのはたまたまだったわけで、怖い話でも何でもなかったというオチでした。

 

私ね、ホラーってあまり得意じゃないんですよ。


”にほんブログ村へ"