超刺激的!ツーンとした強烈なパンチがたまらないセイコーマートの山わさび塩ラーメンを食べてむせる。
おはよう、皆の衆。定次さんです。
皆さん、カップラーメンはお好きですか?
・・・
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じゃあ山わさびはお好きですか?
・・・
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いつもならばこういった問いかけに対してリアルタイムでディスプレイ越しに返答が来る妄想をしようと試みるのですが、今回は今ひとつヴィジョンに欠けるのか、皆さんの心の声が届いてこない気がします。
カップラーメンはともかく、山わさびに関しては食べたことがないどころか知らない人もいるかもしれません。
自身の尺度を押し付けるわけではないですが、何しろ私も北海道に移住してから初めて口にしたくらいですので、今回の記事を読んで初めてその存在を知った人も少なからずいると思います。
しかしその名前を見てどんなものかを想像するのは容易いはず。
山に自生するようなわさび……安直な推察になるかと思われますが、あながち間違いではないでしょう。
山わさびとは何か?
普段なら面倒だからと「検索エンジンで各々調べてください」と促して省略するところですが、本日はどことなく親切心を働かせたい気分故に詳細を説明させていただきます。
早々に出てきた謎の食材『山わさび』。食べたことがない人も多いかとは思いますが、経験がないからと恥じる必要はありません。
こちらの食材は別名『ホースラディッシュ』。いわゆる『西洋わさび』を指し、ローストビーフやステーキといった牛肉料理、ソースの具材などで多く使われています。
皆さんにとって親しみのあるわさびとの違いはいくつかありますが、主に異なる部分は色でしょうか。
普段食べているわさびが爽やかな緑色に対し、山わさびは白色。削るとパラパラとしたフレーク状になる点も本わさびとの大きな違いです。
わさびという名前を冠しているだけあって同様に辛味があり、本わさびと比べて水分量が少ないのか、よりツンと刺さるような辛さが特徴です。
別の世界線での山わさびの扱われ方とは
現世界線ではホースラディッシュとして西洋料理に使われている他、北海道では削ったものを醤油漬けにしてふりかけのような形で売られていたりします。
過去に私が過ごしてきた別の世界線にも山わさびのような食材は存在しており、人々はそれを新種の大根だと勘違いして消費していました。
私も物心がつくまではその食材を大根の一種だと勘違いして毎日1本まるかじりしていたものでしたが、ある日また別の世界線の私から時空間郵便が簡易書き留めで届き、日々かじりついているそれが大根ではないことを知りました。
今でこそ随分と時が経ってしまったので郵便の内容はあまり覚えていませんが、ざっくりと思い出せば「今食べてるそれは大根じゃなくてわさびだぞ」という内容だったような気がします。
その大根だと思い込んでいたものが山わさびであると知るやいなや私は拡声器を片手に町中に繰り出し、間違いを正そうと大きな声を張ったわけでしたが、如何せん子供の言うことです。大きな声を出して練り歩く私を指さして笑う者や、迷惑行為だと叱る者、当てつけのように私の前に立ちはだかって山わさびをかじる者など聞く耳を持たない人間ばかりでまるで相手にされませんでした。
私は次第に弱気になり、声を上げながら泣いて帰路に就きました。その姿を見て両親は何事かと心配しましたが、「山わさびが染みただけ」と言い訳をし、以降私は町の人間を信用しなくなりました。
年月が経ち、やがて私も大きくなって小学校へと通うようになりました。
以前の一件で私は苦汁を舐めさせられる経験をしたわけでしたが、尚も山わさびを丸かじりする日々は続いていました。
山わさびを丸かじりするという習慣は特別珍しいものではなく、誰しもが行うことであり、学校内でも給食として丸ごと出されるということも少なくありません。
過去に別の世界線の私から山わさびについての真実を知らされることはありましたが、それを知っても尚、私自身山わさびの丸かじりが嫌いではなかったので、その事実をひっそりと胸の中に収めつつ、毎日を過ごしていました。
それでも誰かに真実を知ってもらいたいという気持ちはあったので、親しい友人に冗談交じりで普段食べている大根のようなものが山わさびであることを伝えたりしたものでしたが、やはり「うっそだー」と笑われて流されるばかり。胸の中にもやもやとした気持ちを抱えたまま過ごす日々が続いていました。
ある日、学校から帰宅後、いつも通り生の山わさびを丸かじりしながら勉強机に座っていた時、ふと背後でポスト用ワームホールが開き、私宛に別の世界線の私からレターパックが届きました。
何かと思って開いてみると、中には一枚のA4用紙が入っていました。
「前に大根がわさびだと教えたけど、あれは間違いだったから忘れてね」
この内容は当時酷く衝撃を受けたのでとても印象に残っています。
普段食べている大根のようなものは山わさびだと教えられたが、実はそれは間違いでやっぱり大根だった――。これまでずっと思い込んできた考えは何だったのかと憤り、私は勢いから用紙をビリビリに破いて捨てましたが、少しして冷静になったところでふと疑問が浮かんできました。
「ならば本物の山わさびとは何か?」
私は手元にあったノートPCを開き、検索エンジンを活用して山わさびについて調べました。
検索ボタンを押して一番上に出てきた内容……そこには山わさびが別名ホースラディッシュと呼ばれ、西洋料理の薬味として使われている旨が事細かに書かれていました。
そこで山わさびの詳細を知るきっかけとなったのですが、結局それ以降山わさびを食べる機会に巡り合うことはありませんでした。
そしてその後も別の世界線を点々としたものでしたが、山わさびの扱いはどこの世界線でも変わらないものだったと知りました。
自律型山わさびの開発は実現するのか?
何かと自動が当たり前となった昨今、山わさびについても自動化されることを望む声が上がっている噂を耳にしました。
特定の音声を認識することで、もしくは特定のアルゴリズムを形成することで自ずとおろし金へと赴き、自ら身を削るのです。
これにより山わさびをすりおろすという一手間がこの世から無くなるというお話ですが、実現するかどうかは未だ理想論で語られる部分も多く、山わさびの自動化を望む声に応えられる日はまだまだ遠い未来になりそうです。
あくまで噂程度にしか聞かなかった話なので詳細を断定することはできませんが、開発が頓挫している主な理由としては「山わさびを自動化する必要なんてない」という尤もな意見が大多数を占めているからだそうです。
山わさびがどういったものか知ることができたところで、今回はそんな山わさびを使用したとあるオススメ商品を紹介していきたいと思います。
とは言え、タイトルに目を通してここまでのお話を読んでいる以上、今回の記事で紹介されるものがどういったものか大体察することができるはずです。
故にその商品を紹介させていただく前に、山わさび同様、カップラーメンについても知るべきであると私は思うのです。
カップラーメンとは何か?
割愛。
時間も心の余裕もないのでカップラーメンの補足については省略させていただきましょう。
この文章を読んでいる皆さんもそろそろこの長ったるい冗長に辟易してきている頃だと思います。
故にそろそろ本題となる商品についてご紹介させていただきたいと思います。
今回で3度目のコーナーとなりますが、変わらず素晴らしい商品をご紹介させていただこうかと思います。
よろしくお願いします。
ご紹介する商品はこちら。
Secomaさんが販売している『山わさび塩ラーメン改』です。
あんまり見たことないですね。
こちらはSecomaさんが運営するセイコーマートで購入できる商品です。
なるほど、北海道ではよく見かけても全国的にはあまり馴染みないわけですね。
一応公式サイトでも購入できます。
ふむ、塩ラーメンなんですね。
その通り。塩ラーメンです。
塩スープのあっさり感が山わさびの刺激を引き出してくれます。
なるほど、純粋に美味しそうですね。
ただこちら、一つ注意点がございまして。
何でしょうか?
むせます。
は?
むせます。
辛いんです?
まぁ辛いのは確かです。
ただ、こちらはわさびの刺激が気化して麺と一緒にすするわけですので・・・
なるほど、だからむせるんですね。
まぁそれでも美味しいですので。
まずは論より証拠ということで食べてみてください。
いただきます。
ズッ、ズゾゾッゾッ…ム゛ッ
ブェッヘッホ!!ブッホ!!ゴッホ!!
きったねぇな。
・・・ヴッ、確かにこれはむせますね。
ゆっくり食べたら大丈夫そうですが、一気にすすったらきついですね。
辛味こそきついですが、味自体は美味しいでしょう?
味はとても美味しいですね。
ベースが塩なのであっさり系が好きな人にはオススメできます。
コロコロと入っているつくねみたいな具材も嬉しいですね。
更にこのクオリティで値段が安いのが嬉しいポイント。
お手頃でおいしく、それでいて飽きにくい。
ぜひ色んな方に食べていただきたい一品ですね。
ですね。
辛いけどクセになるこの一杯。
最後に2人で食べきって終わりましょう。
ズズーズ、ッズルズー!!
ズゾゾッ、ズーズルルッ!!
ヴッ!エ゛ッホ!!エ゛ッホ!!
ム゛ッ!!ヴッホヴッホ!ゴヘッ!!