スイッチ the スイッチングオン
おはよう、皆の衆。定次さんです。
唐突ですが少食チャレンジを始めました。
少食チャレンジとは一体何かと皆さん思うでしょうが、単刀直入に説明しますと『食事量を減らす』というチャレンジです。
「食事制限によるダイエットは体に良くないぞ」と私の体を心配してくれる余計な声が全国から届きそうですが、単にこれまで食べ過ぎていたというだけであって、それを常人の量にまで減らすというだけです。
つまりは私が常人の域まで一度歩み寄るというチャレンジなわけです。
で、何をいきなりこんなチャレンジを実施しようと考えたかと言いますと、先程察しの良いどなたかが仰った通り、現在私はダイエットに挑戦しておりましてね。
ここ最近はずっと運動によるダイエットを続けていたのですが、どういうわけか体重が増加する一方だったので、この際食事制限もしてみようと思った次第なわけです。
体重の増加は食べすぎが原因かとも思っていたのですが、いかんせん私は筋肉がつきやすい体質でしてね。運動をしておきながらこの食事量でこの体重の増加量は流石におかしいんじゃないかという話もあって体積自体を減らしてしまおうという考えに至ったわけです。
確かにゴリマッチョと言いますか、筋肉隆々の肉体は魅力的です。
しかしながらこの流れだと今後もずっと、永続的に体重が増え続けていくのではないかと次第に恐ろしくなってきまして、最終的には太陽系を飲み込んでしまうくらい膨らんでしまうのではないかとも思えてしまったんです。
私が太陽系を飲み込むようなことになれば何が大変かと言いますと、私自身別に問題はないかと思うんですが、皆さんが順応するのに一苦労するんじゃないかと思いましてね。
ほら、現代っ子って何かと現状維持を意識しているじゃないですか。著しい環境の変化を酷く嫌う傾向にあると言いますか。
私が急激に膨張することで多少なりとも環境に変動が起きると思うんですよね。例えばマントルの温度が氷点下になり、地球の回転が逆回転に。太陽系の他の惑星も地球の引力に引かれてぶつかり合い、激しい火花を上げてビットから四聖獣が召喚されるんです。
そんなことになろうものならば四聖獣のペット化が流行り、経済の主軸を担うペットショップは大赤字となって次々と倒産すると思うんです。
『ペットショップが潰れれば桶屋が君の後ろに』という格言を生んだのが2057年の偉人"ベルターニ・フェイゼーン"ですが、この時既に桶屋の文化は消えており、全世界の財政状況は破綻。大恐慌の最中、膨張した私の体から採取される産毛が貨幣の代わりとなり、経済学は再び地に落ちて石器時代へと逆戻りするのです。
皆さんの周りがこんな環境へと陥らないため、おもいやりのある私は今回のダイエットを決心したわけなんですが、人類が滅亡しないかどうかというのは今後の体重計の忖度次第にあると思います。
何はともあれ今後私はダイエットを頑張らざるを得ません。
頑張ってダイエットを成功させて(関係ないですが)皆さんが楽できる世の中にしていこうと思います。