【究極の対決】ルマンドvsアルフォート【どっちがおいしい？】

2023年12月10日2023年12月11日

手軽に食べられるお菓子って素敵ですよね。

個包装になった状態からぺろっと捲ってパクっと食べる。それだけで幸せ。

　

――私ね、最近カルパスがマイブームなんです。

ドライソーセージって言うんですかね……少し大きめのソーセージをカッピカピに乾かしたようなもので、赤黒い色をしている食肉加工品と言い表せばわかるでしょうか。

コンビニやスーパー、ドラッグストアなどのお店にはどこにでも売ってあり、大体100円くらいの価格で購入ができる上に、包装が簡易的なものなので片手間に食べることができます。

塩分量が高いのであまりたくさん食べすぎると体に毒ですが、肉肉しさを欲している時に簡単にガッツリと食べられる点ではコスパが非常に良いと考えられるので、最近の私の中で密かにマイブームになっています。

お手軽に食べられて、それでいて食欲もそれなりに満たされる。色々なお店で、それも様々なメーカーが販売しているのを見ると、製造している側からしてもきっと簡単で利益率の良いものなのでしょう。

その種類もなかなかどうして豊富なもので、一般的に出回っているプレーンのもの、チーズを混ぜ込んだもの、唐辛子が混ぜ込まれて辛口になっているものなど多岐に渡ります。

スティックサラミのようなものも同類であると考えると、そのニーズは子供のおやつから大人の酒のあてになるまでと非常に広い。

先程は塩分量が多いと言いましたが、やはりその分味も非常に濃いもので、カルパスやサラミと言った類のものが嫌いだと言う人もなかなかいないでしょう。

以前、私を自身含めた「日常下でカルパスをよく食べる」という人100人を対象にアンケートを取った妄想をしたことがあるのですが、カルパスが好きな人に対してカルパスが好きかどうか聞いたところ、100人中100人が『好き』という回答が返ってきました。

逆に「カルパスがあまり好きではない」もしくは「カルパスを食べたことがない」という人100人に対してアンケートを取ったところ、『はい』という回答が97人、『わからない』と答える人が3人になるという結果になりました。

これは『自分自身が人間であるという自覚があるか』という質問に対しての回答であって、『わからない』と回答した3人には後日心療内科でカウンセリングを受けていただくよう紹介しました。

以上の結果からカルパスの好みについてのアンケート調査としてまともな回答を集計することができなかったのですが、私自身は今後も塩分摂取量を考慮しながら適当にカルパスを食べていきたいと思います。

　

――さて、おやつにカルパスを食べながら書き綴っております今回の記事ですが、食べ終わったところでそろそろお歳暮にいただいた香川県産のみかんを食べていきたいと思います。

塩分を接種した分、果物のビタミンと水分で中和することによって体内に水と塩が生成されます。

人間の体というものは四捨五入して100％が水分でできているものですから、液状化して地面に吸い込まれる前に塩となり、せめてもの報いとしてその地に塩害をもたらす必要があります。

その中和に必要な果物がみかんであるという理由はないのですが、如何せん私は生の果物を好んで食べることをしておらず、せいぜい柑橘類であれば手も汚さずに簡単に食べられるという理由からみかんを好んで食べております。

キーボードをカタカタと指の腹で叩き殴っている最中、未だに傍らには皮も剥かれていない手つかずのみかんが置かれているのですが、早いところこのみかんも食べなくては私の手の内から逃げ去ってしまいます。

　

かつて別の世界線でみかん農家の修行を受けていた私でしたが、毎年冬の時期になると人知れずみかんがなくなってしまうという事件が多発していました。

そのなくなってしまうみかんも農園に実っているものではなく、既に収穫された後の……それも冷凍庫内に保存されて15年以上経過したものばかり。

私は冷凍みかんの盗難事件として警察に訴えかけたものでしたが、警察も冷凍みかんの盗難については前例がないとして捜査は難航の一途を辿っていました。

結論から言えば、15年も冷凍庫にみかんを保存しておけばゴミとして認識されて捨てられる――というのがみかん農家の家族内で行われておりまして、私自身も7年という歳月が経過してからその真相を知った時には思わず乾いた笑い声が出てしまいました。

これまで私達や警察が追っていたものは何だったのか……当時担当をしてくれた警察の方々もみんな殉職してしまいましたし、結局私の手元に残ったのはその日の日当として与えられた早熟のみかん一つだけ。

汗水垂らして働き通し、脱水症状で倒れないように塩分を多量に舐めていたその時の私にできることはその与えられたみかんを食べることだけ。せめてもの報いとして塩だけとなった体を農園へと撒き散らし、塩害をもたらしつつも液状化して消えた私は現世界線で美味しくみかんをいただいています。

　

　

タイトルにある対決の結果を欲しているのに、全く関係のない話を立て続けにしている記事の内容を見ていよいよ辟易してきた人も多いでしょう。

そろそろ本題に入りますかと重い腰を上げたいところ、話の腰を折るようで大変申し訳無いのですが、実はこれまでお話していたカルパスやみかんの話は今回のテーマについて多少なりとも関係性がありました。

メンサ会員に憧れた瞬間がある聡明な閲覧者の方々の中にはそれなりに察した人もいたでしょう。

カルパス、みかん、ルマンド、アルフォート……実はこれらには一貫して"食"が関係しています。

どれもこれも紛れもなく人が食べる物。本題まで随分と話を引っ張ってしまうこととなってしまい、建前上大変申し訳無いと思っているのですが、このブログ記事のどうしようもなさに気が付いた辺りでそろそろ今回のテーマについて大きく議論を展開していきたいと思います。

　

皆さんおなじみルマンドとアルフォート。

当ブログではプロモーションを含まない限りなるべく固有名詞を出さないように努めているのですが、これらのお菓子についてはそんな個人ルールも必要ないくらい有名なものでしょう。

どちらもかの有名なお菓子メーカーのブルボンさんが販売している超メジャーなお菓子。

ルマンドの地位についてはずっと昔から揺るぎないもので、いつぞやは同様のお菓子シリーズとして肩を並べたホワイトロリータやレーズンサンド、ルーベラ、バームロール、チョコリエール、エリーゼ、シルベーヌ……などと比較されていたものでしたが、今やその絶対的な人気から頭ひとつふたつ抜きん出たお菓子となりました。

そしてアルフォートは上述のお菓子と比べて若干の新参者として扱われていますが、その人気は今や公式サイトで特設ページが作られるほどに。常にお茶菓子の最前線として賑わせていた商品達の中に台頭したエースとしてその人気を博しています。

　

――では実際問題、その2種類のお菓子が対決をしたらどうなるのでしょうか？

　

人気商品だとしても同じメーカーが販売する以上は甲乙つける必要性はないでしょう。

急な話、こんな末端のブログの記事の中で対決なんて囃されてもどうしようもないものです。

しかしながらそれでも人気商品の需要というものは誰もが知りたいと考えているもの。何よりもタイトルに目をつけてこの記事を開いてここまで話を読んでいるあなたがそれを証明しています。

正直な話、当ブログはでたらめな内容ばかりで、いつも最終的な結果を出さずに曖昧な形で終わっています。

今回の話も「どうせどっちもおいしいって結論で終わるんだろう」と半ば様式美を楽しんでいる人もいるでしょう。

それでもやはり結末は知りたいと思うのが人間の気質。ここまで読んで結末を知りたいと思わずに帰る人は3％の方だけです。

私がこうしてブログとして記事に書いている以外にも、世の中には同様の検証記事が腐るほど溢れているでしょう。

そんな腐るほど溢れている中からこの記事に目をつけてくれたのも何かの"えん"です。

この究極とも言えるお菓子の頂上対決の結末がどういったものになるのかともに見届け、液状化し塩となりて我らこの地に塩害を及ぼさん。