勝利のウインナー
おはよう、皆の衆。定次さんです。
これまでも口を酸っぱくして皆さんに訴えかけてきたんですが、私は"食事中の隙"、もしくは"食後の隙"というものを人に見せるのが大嫌いなんですよ。
一体どういうことかと言いますと、例えばパンを食べるとするじゃないですか。
基本的にパンというものは一口で食べられないものが大半なので、いざ食べるとなると途中で歯型が残ってしまうわけです。
そうなると外部から見ると食べ口が見えてしまうわけで、私はその食事の痕跡というものはなるべく隠したいんですよね。
この気持ち、わかります?
まだちょっとわかんないです
恐らくこれは教養の話に関わってくるかと思いますが、食事の痕跡を人に見せるだけではなく、咀嚼している瞬間も人に見られたくないわけです。
考えればわかるかと思いますが、人間食事中ってすごく隙だらけなんですよ。食事中笑いなんてすればほぼ間違いなく汚いと思える部分が見えてしまう。
糸が引くだとか、食べかすが飛ぶといったところを他人が見たらまず間違いなく嫌悪感を持たれるじゃないですか。嫌悪感を持たれないとしても、まず何かしら思うところがある。私はそれを見せたくないのです。人としての弱みであると思っているのです。
だから私は一時的にも食べ残しをせず、一度にすぐ食べきってしまうのです。
この気持ち、わかります?
まぁ、それとなく
で、ここまで長い前置きをしておいて今回の話にもっていくわけですが――
私って青のりが苦手なんです。
苦手と言っても嫌いというわけではなく、寧ろ風味付けには積極的に使用していきたいところですが、どうしても苦手な部分がありまして。
上記までの流れから汲んでいただけば大体察しがつくかと思いますが、青のりって高確率で歯に付着するじゃないですか。
コロナ禍でマスク着用が常となった今となっては然程問題ではありませんが、歯や唇に付着しているのを人に見られるのってかなり恥ずかしいと思うんです。
だから私はカップ焼きそばなんかを食べる際はふりかけを使用しない。そう決めているんです。
何とも勿体ないと思われそうではありますが、どことなく共感も持てる話であると思います。
で、そこまでの話を踏まえた上で先日私はカップ焼きそばを昼食に食べようとしたのですが、その時に食べたカップ焼きそばは普通の味ではなくてたらこ系の味だったんですよね。
たらこパスタなんかはそうですけど、この手のものは基本青のりではなくきざみのりがポピュラーであると私は思っていたんですよね。
だから付属のふりかけの内容はきざみのりで間違いないであろうと高を括っていたのですが、どういうわけか青のりがふぁさっとかかってしまったんです。
そしてその日丁度歯医者さんに通う日でしてね。
思わず「しまった!」と思いましたよ。きざみのりは何とか除去できるラインの大きさですが、青のりエンカウントは避けたかったわけです。
で、結局私の気持ちに落ち着きがなくなってしまったというのが今回の話のオチですが、教訓としてはたらこ焼きそばとたらこスパゲッティは同じ括りにしてはならないということでした。
それにしても歯医者さんって人の汚い口の中を見る仕事なので大変ですよね。
基本歯を磨いたりして整えてから向かうのが患者として最低限の身だしなみだと思いますが、患者の中にはそんなこともしない不躾な人間もいるわけでして…。
皆さんも気をつけたほうがいいですよ。人間の汚い部分は他人から見たらすぐにわかりますから。