【激論】甘い玉子焼きとしょっぱい玉子焼き、どっちがお好き？

2024年2月25日2024年3月3日SNSに震えろ,アンケートは終了しました,てんびん座的何でも量るロボット破壊リンク,どちらも美味しい,火のないところだから煙も立たない,玉子焼き,飯田玉子焼之助

最近一つ気付いたことがあるのですが、我が家のトイレは白いランダムパターンの壁紙が貼られていまして、便座から向かった正面が少しばかり擦れた――というか潰れたように表面が若干滑らかになっていたんです。

サイズで言えば丁度こぶし大くらいでしょうか。私は糞便を放り出しながら、その部分を軽く手で撫でてどうしてここだけ禿げ上がっているのか考えていたのですが、考えるために前屈みになって頭を下げた瞬間、丁度その部分が前頭部分に当たることに気が付いたのです。

そう言えば私はよくこの向かいの壁に頭を押し付けた状態でトイレに長居することがあるなと。

別段その押し付ける力自体も強いものではなく、押し付けた際に擦り付けるような動作もしていなかったのですが、如何せん頻繁に頭を押し付けていたことに気が付いたので、些細なことでも続ければ影響を与えるものだなと改めて実感したのでした。

雨垂れ石を穿つ――とはよく言ったもので、トイレの壁にも頭を擦り付ければいずれは穴が開く……穴が開いたところで何のメリットもありませんが、継続は大事だなと考えさせられた気付きとなりましたところで始まります、今回の記事でございます。

　

壁に体の一部を押し付け、体重を委ねるという行為は安堵に繋がるものかと思われますが、トイレの壁は思ったより不清潔です。

もし万が一私が皆さんの前へ現れ、唐突に頭突きでもしてこようものならば、すぐにでも不審者が現れたと警察に通報するべきであると勧告しておきます。

そもそものところ、私自身どこの誰がこの記事を読んでいるのか把握していませんし、対峙したところで急に頭突きをかますムーブをするほど常識を弁えていないわけではありません。

皆さんが私の前に現れ、「いつも下衆と皮肉を読んでます」と朗らかな笑顔を浮かべて握手を求めてきたところで、きっと私は「ありがとうございます」と嬉々として応え、差し出された手に両手で握手を返すでしょう。

そしてその姿を見たギャラリーが一体何事かと話を聞きつけ、私のことを著名人であると勘違いし、握手とサインを求めるための長蛇の列を作るのです。

承認欲求にまみれた私は、始めはまともに取り合うようにするのですが、尚も途切れそうもない列を見るやいなや徐々に対応も雑になっていき、サインは疎か、次第に握手もろくにせずに会釈だけで済ませようとしていきます。

やがては不期限な態度を露骨に表すようになり、それを見た野次馬たちは「なんて無愛想な人だ」と不快感を示すようになっていくのです。

SNSに晒された私のずさんなファンサービス。

まるでパパラッチが撮影したかのような写真には、握手を求める一般人に向かって頭突きを振りかざす瞬間が見事に捉えられており、その写真を掲載した記事には一緒に根も葉もない噂が書き込まれることとなりました。

根も葉もない噂に付け加え、有象無象がコメントとなって膨れ上がっていきます。無関係な人まで巻き込んだ拡散は全世界に広まり、トレンドも私のこと一色。炎上が炎上を呼ぶこととなり、一躍私は時の人に。

タイムラインを覗けば3件に1件は私のことが書かれているまでになったものの、全てのレスポンスを掘り起こせば大体の人が発端である私のことを知らない様子。

「話としては盛り上がってるけど、結局誰？」の一言で急激に自体は沈静化し、半月もする頃には「あぁ、あの頭突きの人」という僅かな認識だけが世間に染み付いた結果に終わることとなるのです。

　

　

話は随分と変わりますが、皆さんは玉子焼きというものをご存知でしょうか？

溶いた卵に出汁やら何やらの調味料を入れ、四角形をした一風変わったフライパンで綺麗に焼き上げる料理……それが玉子焼き。

使用する材料がシンプルで、尚且つ手軽にできることから料理界隈でも入門料理として親しまれている料理です。

料理入門によく使われていると言えども、玉子焼き自体は実に奥が深い……。

極めようとすれば初心者から上級者、はたまた達人の域に達している人まで常に研究を続けられる非常に幅広い料理です。

　

「料理の道は全て玉子焼き用フライパンの上から続いている」

　

先祖代々城主に仕え、天下の台所ならぬ天下の献立表と謳われ、今も尚不老不死として別世界の寂れた飲み屋街の片隅で趣のある定食屋を営んでいる店主の良き飲み友達である飯田玉子焼之助がよくうわ言のように口にしていた言葉ですが、まさにその通りで、先程私がお話ししたように玉子焼きとは料理の基本として料理を嗜む全ての人が通る道なのでしょう。

　

　

日頃から玉子焼きを焼く人も、そうでない人も、もしくはこの記事を読んで玉子焼きに挑戦してみようという人も色々といるかとは思いますが、玉子焼きというものは味付けが一貫しているものではなく、人に寄って好みが分かれる料理となっています。

甘い味付けが好きな人、しょっぱい味付けが好きな人、何の味付けもしない卵本来の味を楽しみたい人……様々かとは思われますが、大きく分ければ前者2種に分類される人が殆どでしょう。

玉子焼きを好むのも一枚岩ではない――各々の派閥に分かれて日々論争が繰り広げられているところですが、皆さんは甘めとしょっぱめとどちらがお好みでしょうか？

　

かく言う私も日頃それなりに玉子焼きを焼くことがあり、人並みには上手に焼ける自負があるのですが、甘めかしょっぱめかどちらが好みかで言えば、どちらかと言うと甘めが好きでしょうか。

勿論その日の気分によって出汁の風味がよく効いたしょっぱめの玉子焼きが食べたいなんて時もあるので、一概にもどちらかに絞るなんてことはできないのですが、今回の記事の内容から言えばそんな日和見な考えはあまりフェアではないでしょう。

そこで今回、架空の世界線で玉子焼きの味付けについてどちらが好まれているかそれぞれ100人にアンケートを取ってきたので、その内容を審査員の方々の見解を踏まえて紹介していきたいと思います。