コーティングが劣化したフライパンをあっという間に新品にする方法お教えします。
おはよう、皆の衆。定次さんです。
「フライパンは調理器具であり、神器であり、武器であり、消耗品である」
架空の世界に生きた、かの有名な料理哲学者『フライパン・オイシ・オイシマン』が最後に発した言葉はこれではないと親戚の人が言っていたという記憶を勝手に捏造して今回の記事の始まりとしたい今回の記事でございます。
早速ですが、皆さんは普段料理をしていますか?
冷凍食品をレンジでチンだとか、出前を頼んでレンジでチンだとか、外食に出たと思ったらレンジでチンをして過ごしてはいないでしょうか。
「自炊は別にそこまでコスパがよくない」と巷ではよく言われるものですが、別の世界線に暮らす若者たち3人にアンケートを取ったところ「実家暮らしだからよくわからない」という回答が全てで、実際に自炊についてコスパが良いかどうか結論を出すための十分な情報を引き出すことができませんでした。
しかしながらここで少しばかり私の考えを述べさせていただきますと、毎日外食をして一人あたり5,000円の料理を食べるよりもスーパーで19円のもやしを1袋だけ購入し、それを茹でたものを3日に渡って食べた方が圧倒的にコストが抑えられると思います。
「1食5,000円もかかる料理と比較して茹でたもやしだけでは満足感が得られない」と反論を言ってくる人もいるかと思いますが、世の中には茹でたもやしだけで十分に満足できる人もいるわけですし、何なら世界にはもやしは疎か、もやしの茹で汁すら口にすることもできずに飢えていく人々もいるわけです。
そんなことを考えたら茹でもやしで満足できないというのは贅沢な話ではないでしょうか?
お金があるから使えるという考えではなく、目の前にあるものでいかに満足できるかが重要なのです。
コストの面についてはどれだけでも削ることができます。しかしパフォーマンスについては自身の工夫と頑張り次第でどうとでもなるのです。
それだけ言っても尚、文句を垂れる人が出てくるのは世の摂理でしょう。
この広い世界、皆が皆一枚岩になれるなんて甘い考えはあるはずがありません。
実際問題、空腹である皆さんの目の前にもやしを一袋ぽいと置いて「これあげるから喜べ」と言われても訝しげにする人が大半でしょう。
ならば私はそこにコンソメスープの素となる顆粒を少々と、豚バラスライス(276g)を1パックお渡ししましょう。
豚バラ肉ともやしで炒めものをし、茹で汁でコンソメスープを作る……これだけでも十分に満足ができるかと思います。
皆さんはこれからその手元にある5,000円で外食にでも行こうと考えていたわけですが、私があまりにももやしとコンソメと豚バラ肉を勧めてくるものですから、それを断りきれずに受け取ってしまい、結果として私は持て余すこととなった5,000円で美味しいものを食べに出かけるわけです。
これぞコスパの等価交換。
皆さんはもやしを食べて満足。私は5,000円をいただいて満足。win-winの関係のできあがりです。
さて、私が外出している間、皆さんはもやしを炒めようと使い古したフライパンを台所から取り出します。
鉄と同化したような真っ黒でゴツゴツとした焦げと汚れが目立つ歪なフライパン。ガスコンロの上に置き、サラダ油を敷いてから豚肉を炒め始めようとするわけですが、どういうわけか露出してしまったフライパンの地の部分にお肉がくっついてしまってまともに料理ができません。
不慣れな手付きで箸を使ってそのくっつきを剥がそうと躍起になるのですが、どうしても剥がれずに次第にボロボロになっていく豚バラ肉。5,000円で美味しいお寿司を食べて満足気に戻ってきた私でしたが、その光景を見て「折角の豚肉を無駄にしてもったいない」と即刻呆れてしまいます。
このままではもやしもろくに炒めることができないと察した皆さんは何とかして工夫を凝らそうとするのですが、結局は油を足すしかできずにギットギトなもやし炒めが出来上がってしまう始末。
とても食べられたものじゃないと傍から顔をしかめる私ですが、皆さんは意地でも美味しい美味しいともやし炒めを口にします。
ギットギトになった口の中をうっすいコンソメスープで洗い流すその日の食卓。フライパンで炒める際に食材をくっつけてしまった原因の何割かは皆さんの技量によるものでしたが、その他にもフライパンが古く、表面のコーティングがボロボロに剥がれていたのもその要因の一つ。
見かねた私はそのコーティングを復活させる裏技をここで伝授するわけですが、一体どういうものなのかその詳細を今回の記事で紹介していきたいと思います。
フライパンにもよりますが、最近のフライパンには基本的にコーティングが施されており、料理における利便性が飛躍的に向上しています。
油も敷かずに炒めものができるってとてもヘルシーですよね。
しかしながらそんな便利なコーティングも日を追うごとに劣化してしまいます。
経年劣化ってやつですね。
何とかならないものですかね?
コーティングを長持ちさせるという手段はあっても自然の摂理である劣化を止めることは不可能です。
じゃあどうすればいいですか?
復活させる方法なんかないんですか?
・・・実はあるんです。
台所に眠っている古いフライパンを一新する方法がこの世の中にはあるんです。
それは一体・・・?
・・・新しく買い換えるなんて言わないでしょうね?
今回のお話はこの辺りで解散としましょう。
これ以上お話することはありません。
クソですね。