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的を射る?的を得る?正しいのはどっち?

得た的

ご挨拶(敬礼)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

皆さんは"言葉"というものを理解できますか?

 

人と人とが関わり合いを持つ上で必ず欠かせないもの……それが言葉。

日常下で他愛もなく交わす会話も、町中で見かける案内や看板といった文字列もまた言葉というもので構成されています。

人間が日々生きていく上でルールを理解し、その中で過ごしていくために必要なものが言葉。

コミュニケーションという場を以てしても基本的には言葉と言葉で成り立つもので、日々過ごしていくためには言葉の理解という能力は身につけていて当たり前のスキルです。

 

とは言え、当たり前のスキルであっても皆が皆同じように理解をしているわけではありません。

基本的なフォーマットこそ存在するものの、各々で理解度に差が生じている分その知識の幅は広く、そして深い。

言葉を理解する能力の中でいかに知識が高まっているか、応用が利くかという点でその用途は広がっていきます。

そして新しく人が生まれて世代が変わっていくに連れ、その言葉という概念も認識が徐々に変化していきます。

例えその変化の中で誤用が生まれたとしても、それは時代の移り変わりによる言葉の変化であって、時としてその誤用が正しいものとして認識される場合もあったりします。

 

『言葉というものは人の数だけ理解が存在する』

 

100人いたら100人もの人が皆理解が異なる……これはかの有名な人が過去にそう思ったであろうという推測を今しがた私自身がこの記事に設えた適当な文言なわけですが、上述でもお話したように皆が皆同じ考えを持っているわけではないので、言葉一つを取ってもそれぞれで解釈に違いが出てくるのは何も不思議なことではないと考えられます。

例えば一般的に使用されている朝の挨拶「おはよう」という言葉一つでも場合によっては各々で捉え方が変わってくる可能性が十分にあるはず。

「おはよう」と言って「おはよう」と笑顔で返す人もいれば、「おはよう」と言ってそこから殺し合いが始まる可能性もあり得るわけです。

単に言葉が通じないだけなのか、もしくは別の意味で解釈しているのか、将又、放たれた言葉の先を見据えてあらぬ予測を踏んだのか……各々の理解の幅から奥行きを考え始めたら埒が明かないですが、場合によってはそんな可能性も無きにしもあらずというのが言葉というものであると私は思います。

 

先日、私は友人と銭湯に行きました。

仕事終わりに現地で待ち合わせをし、『新500円玉』の概念が一世代も前のものとなっている古い券売機で入浴券を購入。カウンターの内側でYouTubeだか何だかを見ながら対応するおっさんに雑に入浴券を渡し、硫黄と塩素を混ぜて希釈したような何とも言えない臭いが充満する古ぼけた脱衣所で服を脱ぎます。

ボッコボコにへこんだ、それとなくベッタベタするサッビサビのロッカーに100円玉を入れ、閉めた鍵を手首に巻いて大浴場へと私達は入りました。

季節はもう冬。寒い外の気温に当てられて中の湯けむりはホワイトアウトするくらいに充満しています。

その日が華の金曜日で週末だったからなのか、湯けむりの中にはいつもよりも多くの人影が見受けられます。

パーソナルスペースを大事にしたい現代社会に生きる私達はなるべく空いているであろう場所を探りながら湯船へと浸かりました。

冬の外気に"しばれる"ほど冷えた体に少し熱めのお湯が実に身に沁みます。溶けた体に徐々に浸透していく温熱はやがて頭まで昇り、縮みきった脳みそをほぐしてリラックスさせます。

緩んだ脳みそから放たれる会話は実に中身のないものばかりで、とりとめのない話も空っぽなだけあってとても良く弾みます。

洗面器のカポーンという音やジャバジャバと流れるお湯の音に紛れて弾んだ会話は羞恥を見せることもなく、湯けむりのカーテンも相まって自分達だけの世界を作り出していました。

次第に芯まで温まり、湯当たりするのもなんだからと一旦休憩のために湯船から上がる私達。

寒いところから熱いお湯に入ったからか、私は湯船に浸かった時から尿意を感じていました。小便をするべきかどうかという若干のジレンマを抱えていたのですが、一旦のタイミングでその尿意を放出すべきだと考え、少しだけ浴場を後にすることとしました。

入口すぐ側に設けられている便所。風呂に入る前の人が脱衣所で服を脱ぐ前に入るために存在するのか、もしくは風呂に入った人が雑に濡れながら使っても良いものなのか……グレーなルールの下に置かれているであろうその便所。

ビチャビチャに濡れたスリッパや雑に持ち上げられたままの便座を見る限り、後者のために存在しているであろうと都合良く判断し、私も同様に最低限拭いただけの濡れたままの姿で小便をすることとしました。

脱衣所に設けられた雑な便所。多目的トイレくらいある少し広い空間で全裸のまま便座の上がった大便器にジョボジョボと小便をする姿は傍から見たら何とも滑稽なもの――まるで子供の頃にズボンを床まで下ろして尻丸出しでしていた時の小便のようでした。

扉から若干離れてこそいるものの、脱衣所の様子がすりガラス越しに見えるため人影が見える度に小便が細く縮んでしまいます。

ワイワイと扉越しに人の話し声が聞こえてきたところを見ると、2,3人のグループが新しく入ってきた様子。一つしか無いトイレを急かされるのは嫌であるのと、トイレを濡れた姿で使用しているという背徳感に押され、早いところ出てしまいたいと膀胱に一層力が入ります。

ワハハといった笑い声が徐々にトイレの近くに向かってくるのが横目で見えました。

小便はまだまだ止まる気配を見せません。電気こそ点いているものの、外からは中に人が入っているかどうかの様子は伺えない。ガチャガチャとドアノブを捻られるのは勘弁だと思いながら私は尚も膀胱に力を入れました。

ガチャリとした音が聞こえて思い切り開け放たれる扉。

「ちょっ」という言葉とともにドアの方へと咄嗟に向けられた右手の平と、同時に勢いよく閉められる扉。

閉められる直前に見えたお兄さんの愕然とした表情が今も尚目に焼き付いて仕方がありません。

その瞬間、ケツ丸出しで、それでいて濡れたままの体でトイレを使用していたという醜態を誰かもわからない他人に見られたという突如のことに驚いた私の小便は若干の尿意を残したまま止まってしまってしまいました。

すっかり黙ってしまった陰茎に少しばかりの鼓舞をするも、うんともすんとも言わない様子に仕方なくトイレを出る私。

なるべくその醜態をより多くの人に見せないよう慌て、それでいて素早く湯けむりが充満する浴場へとホワイトアウトしました。

もうこれで私が醜態を晒していたであろうという事実を誰からも認識されることはない……羞恥心を隠すように湯船へと潜りつつ、その中で私は何故こんなアクシデントが起きてしまったのかをただただ反芻していました。

慌てながらもトイレを出る瞬間、私は鍵を閉めていることを確認していました。

その場にいる誰かに言い訳をするように、鍵が閉まっていることを口に出しながら私は確認をしました。

実際には鍵自体壊れており、ドアノブのつまみを捻ったところで開いてしまうという無慈悲なものでしたが、私はその理不尽にただただ不満と怒りと羞恥を抱き、グチャグチャと黒く線を引いたような思考の下、然程温まらなかった体のまま浴場を後にしました。

友人に不満を愚痴り、このままでは収まりがつかないということから、湯上がりにはカウンターのおっさんに鍵を直すように伝えることとしました。

仮に私が伝えなくても、誰かしらが気付くことで次にこの銭湯に来る頃には鍵も直っているとは思います。しかしこれ以上同じような被害を増やさないためにも、そしてこのたまに使う銭湯のためにもおっさんに鍵の修理をするように申し出ることにしたのでした。

鍵が閉まらない旨を伝えるとおっさんは慌てて確認に向かいました。確認に立ち会った際には「直しておきます」とコツコツと自身の頭を小突いていたため、その様子に次に来る際には安心してトイレが使えているだろうと確信したものでしたが、それにしても今回のアクシデントには本当に参ってしまいました。

そのまま銭湯を出てからは適当な飲食店で夕食を食べましたが、そんなアクシデントを笑い草に変えて有意義な時間とできたのが不幸中の幸いだったでしょうか。

 

昨日、私は再び友人とともに銭湯へと向かいました。

とんだアクシデントから2週間。あれからは雪も降り、路面も至るところが凍りつくほど季節は一層冬らしくなりました。

ガチガチと震えながらツルツルの氷道を歩いて入り口に入る私達。

返ってきてしまう新しい500円玉をカウンターで両替し、入浴券を雑に引き渡して今日もまたボコボコのロッカーへと服をツッコみます。

あまりの寒さからその日は気持ち人が多くなかったように見受けられましたが、湯けむりは一層増していてその人影も数えられませんでした。

毎度のこと丹念に体を洗った後、凍った体を溶かすように湯船へと浸かるも、今回はどういうわけか前回と比べて僅かばかりお湯がぬるい。それでも長湯するには十分に温まることができるわけで、私と友人は此度も同じように湯けむりの中で他愛もない話題で盛り上がりました。

この時期に入る露天風呂はとてつもなく寒い。凍えるほど寒い屋外に濡れた体で出るのはまるで生きた心地がしません。

既に凍ってしまった床を慎重に歩き、もうもうと湧き出る湯気の源へとさっさと足を突っ込みます。

極楽を錯覚させるほどの温度差。下半身は熱く、肩から上は寒い。雪国の寒さだからこそ味わえるこの実感に文字通り浸りながら露天風呂の醍醐味を堪能します。

やがて肩から上の寒さが気にならなくなるほど体が温まってきたらいよいよ屋内に戻ろうかとなるのですが、如何せん寒さに当てられたものだからか思わず尿意を催してしまいました。

恐らく風呂に入っている間は我慢できるであろう僅かな尿意。しかしどうせなら今の内にこの小便を吐き出しておいた方が気も楽だろうということで私はまたしても途中で浴場を後にし、既に慣れてしまった罪の意識とともに濡れた体でトイレへと入ったのでした。

羞恥を覚えてまで鍵を直すように伝えたのです。既に2週間もの日が経過しているのだから直っていないわけがない。

そんな考えを持ちながらも私は念のためと鍵が閉まっているかどうか確認したのです。

 

――直っていない。

 

ドアノブのつまみを捻ったところで扉は容易に開きました。

幸いその日は空いていたため、脱衣所に誰もいないことを見計らって早々に小便を済ませましたが、前回私が受けた羞恥とは一体何だったのかと今一度湯船に潜りながら疑問に考えました。

 

前に私が伝えた言葉は「鍵が壊れているから直してほしい」というもの。

当時おっさんもまたその言葉を聞いて「鍵が壊れているから直します」と平謝りました。

しかし実際には2週間が経過しても直っていませんでした。

これは私の考える「壊れているから直す」という言葉に対し、おっさんの認識が誤っていた可能性が非常に高いと考えられます。

「壊れているけど直さなくても問題ない」ともしかしたらおっさんにはそんなように捉えられたのかもしれません。

もしかしたら「壊れていないし、これがトイレとして本来あるべき姿」という言葉にも聞こえていたかもしれません。

何にせよ皆が皆、一つの言葉を同じ認識として共有できているとは限りません。何なら私自身の認識が誤っている可能性も考えられなくもないのです。

こうも長々とお話を連ねましたが、もしかしたら皆さんには得体の知れないお話に見えていたかもしれませんし、皆さんの理解が足りていない可能性も考えられないこともありません。

 

言葉とは不思議なものです。

その意味合いがあまりにも広すぎる故に、理解していると思っていたものが常識から逸脱していたなんて話もザラです。

今こうしてこの記事を閲覧している皆さんの認識も本当に正しいものなのでしょうか?

皆さんの理解している『言葉』とは本当に世間一般で考えられる『言葉』なのでしょうか?

それは誰にもわかりません。


トイレの鍵が壊れていたんですよ。

それは管理者の管理が杜撰なだけではなく?

だから安心してトイレに行けなかったんですよ。

直るまで何度も文句を言うしかないですね。

まぁ今回はトイレは大丈夫そうです。

湯船で小便はご法度ですけどね。


今回のテーマとはまた話が違いますが、お風呂とは何かと楽しいものです。

過去にお風呂に関しての記事もいくつか投稿しているので、気が向いた方は是非読んでみてください。

ハァー、ビバノンノン。

 

――随分と話が逸れてしまいましたが、今回の本題は『的を射る』と『的を得る』どちらが正しいかというお話でした。

 

『的を射る』と『的を得る』――……どちらが正しいのかはぶっちゃけ言いますと『的を射る』と言う表現の方が正しいもので、言葉とは何かに向けらけるものであり、その向けられた内容が本質を突くものであるからこそ『的を射る』というのではないでしょうか。

的を得る発言――と言っても的を"得た"ところで何もありません。

プレゼントとして的なんか貰って嬉しい人は……全くいないわけではないと思われますが、そんなごく少数派の人の考えるメリットを用語とするのは流石に的外れではないでしょうか。

これは私の持論ですが、『的を得る』というのは『捉える』という言葉から誤認識されたのではないかと考えます。

的を捉えた発言……少々聞こえに違和感がありますが、意味としては間違いではないと思われます。

世の中にはこの的を得るといった言葉の他、役不足や姑息、おもむろ、確信犯などといった誤用が多数存在します。

これらの言葉は間違って使用されている場合が多いですが、結果として世間には「ニュアンスが通じれば良いや」の風潮があるため、誤用も正しいものであると認識される傾向にあります。

将来的には世間一般の認識が改まり、誤用自体減る可能性も十分に考えられますが、何だかんだで言葉にもルーツというものがあるものなので、間違った認識で世間を悪者とせずに正しい知識を学んだ上で使い分けていくのが今後上手な立ち回り方になるでしょうね。

 

偶然かどうか定かではありませんが、上記で紹介した記事の中にも誤用を話題としていたものがありました。

無知は恥。空気を読めないのも恥。何とも難しい昨今ですが、言葉を多く知ることは相手にマウントを取ることができるチャンスでもあります。

心の奥底でほくそ笑みながら、上手に変化に富んだ言葉を駆使してコミュニケーションを取っていきましょう。

おしっこ!おしっこ!おしっこおしっこ!!
おしっこ!おしっこおしっこ!!おしっこおしっこ!!

ジョバババババアアアー!!!!

ご法度!ご法度ご法度!!!
ご法度ご法度!!!ご法度!!ご法度ご法度!!

ジョバババババアアアー!!!!

ああああああああああああああああああ!!!!

あああああああああああ!!!!!!!