【AI絵画】第43回:人工知能が描く日記タイトルの世界
おはよう、皆の衆。アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へ連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか?
一昨年の6月20日に投稿されたアイキャッチイラストです。
ネタが思い浮かばず、随分とヤケクソ気味に描いたのを覚えています。
雑でダサいパンツにフォーカスを置いて、後は適当に両端にキャラクターを置き、デッドスペースには簡単に謳い文句でも書いておけばいいやと思った結果出来上がった作品がこれです。
一見雑すぎると見受けられるイラストですが、実際に雑なのは輪郭線と塗りであって、このイラストを改めて丁寧に描き直したらきっと面白い作品になるのではないかなと今こうしてまとめていて思いました。
イラストを描く際、勢いで描くのも存外悪いものではないのかもしれませんね。
AIの精度も随分と上がってきたと実感できる画像です。
私自身が思っているパンツと、AIが認識しているパンツで解釈に差異があるのが少々残念なところではありますが、シンプルな広告が世間に受け入れられている昨今、より一層解釈に沿った出来の画像が生成されたように感じます。
AIが人間を生成する際、どうしても狂ってしまいがちなのが手指と顔。
この画像では手こそ若干の違和感がある形状をしていますが、だいぶ本物に近い手が生成されました。
顔に関しては敢えてフレームから外したのでしょうか。
アパレルっぽさが出ていてセンスを感じる画像になりましたね。
これは当ブログのCMです。
タップすると管理人が喜びます。
一昨年の6月21日に投稿されたアイキャッチイラストです。
タイムマシンではありません。後ろに時計が設置された座椅子だそうです。
こうして改めてまじまじと見ると、パースのズレが気になります。
現在でも奥行きについて言及できるほど技量があるわけではありませんが、パッと見で気になるくらいパースが狂っているように見受けられます。
当時はこうしてイラストを描き上げて満足していたわけですが、改めて見ると粗が目立ってしまいます。
しかしそれでもこのイラストに描かれたデザインはそんな欠点を賄えるほどの素晴らしさがあるように感じます。
シンプルな椅子に取ってつけたようなレバー。よくわからないタンクのようなものに、まるで必要ないであろう羽。そしてまるで意味をなしていない時計部分。
肩の力が抜けるような言葉選びをしたタイトルのセンスと、それを見事に再現したイラストが両立した優秀な作品だと思います。
今回のAI画像はどうも上部分が見切れているものが多い気がします。
この画像が表しているものは恐らく待ち合わせ場所によく使われそうなベンチでしょう。
きっと中央の柱の上に時計がついていて、座った人も振り返ることで時刻が確認できる……そんなモニュメントを出力したのだと思います。
しかしそう考えると椅子にしては少々高すぎる造りのような……。もしかしたらテーブルのようなものかもしれませんが、何にせよ見切れている部分に時計がついているのは間違いないでしょう。
そうでなければこの画像は一体何なんだと、コンセプトを完璧に無視したものとなってしまいます。
1枚目のパンツの画像と比べたらどうしてもこちらはお粗末な画像だと受け取ってしまいますね。
思い返せばこのシリーズも長いこと続いております。
途中、2回ほど画像生成ツールを変更しましたが、最初の頃から考えると随分と精度が上がったように感じます。
別段、私自身が努力をしているわけではありませんが、意味不明な記事タイトルに対応できる幅が広がってきたと考えると感慨深いものを感じます。
今後のAIの進化、進歩に期待して過ごしたいものです。