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ちょっとしたダイアリー『お礼の品は何を選べばいい?』

2024年3月3日スタック,タイミングが悪い,口内炎撲滅教,台無しである,善意にはお礼で返そう,大雪恨み節リンク,道徳

ちょっとしたDiary.

ご挨拶(ノーマル)

おはよう、皆の衆。定次さんです。

人間、時には甘いものが食べたくなるもの。

仕事帰りの足で立ち寄ったドラッグストアで購入したやっすいエクレアを冷蔵庫に冷やしていたので、シャワーを浴びてさっぱりしたところで湯上がりのデザート感覚でいただきながらキーボードを叩いております、今回の記事でございます。

甘いものを食べたいという感覚は単純に欲求が働きかけているだけでなく、脳の働きを活性化させようと本能的に摂取している場合もあるもの――、本日の私は今ひとつ頭の回転がよろしくないようなので、今回こうしてやっすいエクレアを食べているというのは非常に合理的な行動であると考えられるでしょう。

 

しかしながら現在私は大きな口内炎に頭を悩まされております。

何かしらを咀嚼した拍子に思い切り噛んだことが原因でできてしまったであろうこの口内炎。悲しいかな口内炎の場所も下唇のど真ん中と非常に立地の悪いところにできております。

折角の甘味なのだから味わって食べたいところですが、如何せん甘いカスタードクリームでさえも染みるほど重症。よく噛んで食べようにもとてもその痛みに耐えられるわけもなく、下手をすれば今一度前歯で患部を噛んでしまうなんて事故も起こりかねません。

 

とりあえず今の私にできることは口内炎が早く治るように祈ることだけ。

人という生き物は昔から何かにつけて祈ることで神様に縋ってきたものですが、口内炎の辛さも神様は救ってくれるのでしょうか。

何なら昔の人々も祈ることばかりに飽きてしまい、挙げ句には私と同じように口内炎が治るように祈っていたのかもしれません。

毎日毎日祈るばかりで神様を拝む理由を失ってしまった――そんな人達を悩ませるために口内炎は存在しているかもしれません。

 

口内炎の神様よ、我らが辛さを祓い給え――。

 

装束を深く羽織り、両手で拝みながら列を組み、信心深い人々がドラッグストアへと建ち並ぶ昨今ですが、つい先程そんなドラッグストアでちょっとしたトラブル――とまでは言いませんが、少しばかりややこしい出来事が起きました。

よく利用する近所のドラッグストア。最近私は店員さんの勧めでそのドラッグストアの公式アプリをスマホにインストールしました。

しかしインストールをしたのは良いものの、その後の登録などの手続きは面倒だからか一切進めず、手つかずのまま放置していました。

既存のポイントカードと紐付けたらお得になるという話ですが、その連携手続きも店頭でしかできないということでなかなか気乗りせず、結局タイミングが掴めないままいつまでも放ったらかしにしていたのです。

しかし今回、丁度買い物をしたということもあり、折角だからということで会計時に店員さんへアプリ連携をお願いするよう申し込みました。

普段から様々な対応に慣れた店員さんでもアプリ連携の手続きという稀有な例はなかなかないでしょう。

唐突な問い合わせに店員さんは困惑していましたが、やがて店内放送でヘルプを呼び始めました。

ベテランの社員さんであれば唐突な手続きの申請も滞りなく行ってくれるはず――、私はカゴに詰められた既に会計の済んだ商品を眺めながらヘルプの人を待っていました。

 

しかしどういうわけかその間に異様に混雑し始める会計待ち。

普段はあまりいないであろう、カートに山盛りの客もちらほら増え始め、背後からはどことなく苛立ちムードが伝わってきました。

尚も増え続ける会計待ち。ヘルプでもう一つのレジが開いたものの、既にパンク状態で1つのレジではとても捌けない状況へと陥っていました。

まるで私が客の流れを滞らせてしまったよう――。

まさにその通りなのですが、ようやく重い腰を上げて申請手続きに入れたというのに何とももったいない話。

しかしながらこんなムードになってしまってはとてもその場には居られません。

間もなくしてベテラン社員さんらしい人が登録申請のヘルプにレジへとやってきたのですが、その後も後ろの客を待たせてしまうというプレッシャーに気圧されて、つい私は「また今度で良いですよ」とくぐもった笑顔でその場を後にしてしまいました。

 

折角その気になった時がやってきたというのに、どうしてこうもタイミングが悪いのでしょうか?

存在しない登録情報を求めるログイン画面から動かないままのアプリを眺めつつ、私はこの世知辛い世の中に自問自答を繰り返しながら帰宅をしたのでした。

 

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今回の本題はそんな近所のドラッグストアで買い物をした時のお話です。

買い物をした時のお話と言っても、先程お話したアプリの登録の時の話ではなく、もう少し前に買い物をした時のお話です。

何ならもっと本質を言えばドラッグストアで買い物をした時のお話ではなく、ドラッグストアで何を買うべきか迷うきっかけとなった出来事についてのお話でしょうか。

 

――その日私は大雪にまみれてスタックしてしまった車を駐車場から出そうと、躍起になって除雪作業をしていました。

試される北の大地の雪は本州の雪とは違い、非常に軽く、きめ細かい雪質です。

そんなきめ細かい雪質に対してFF車を購入するという賢くない判断をした私は、毎年の如く冬場になるとスタックを起こして酷く苦労をしています。

そして今回も案の定我が家の駐車スペースから車を動かそうと苦労していたわけでしたが、ここまで毎年恒例のこととなると近隣住民の人も「またか」と言わんばかりに呆れた雰囲気を醸し出します。

因みにこれら大雪に関係した恨み節は過去にも何度も投稿しております。

お暇であれば時には過去の記事を読み漁るのも良いかもしれません。

 

呆れられるとは言いつつも、何だかんだで大雪で共闘した際に各々の大変さを共感しあったご近所関係。

今回私がスタックから掘り起こそうと苦戦していた時、その姿を見かねてか、たまたま外出のために外に出てきた住民が脱出用ラダーを貸してくれました。

「もし良かったら使ってください。壊れても別に構いませんので」

こんなにも嬉しい善意は昨今なかなかないでしょう。

私は急なことに少々困惑しつつも「ありがとうございます」と言って受け取りました。

 

脱出用ラダー……嵌ってしまったタイヤと地面の隙間に挟むことでタイヤを噛ませる便利なアイテム。

正直なところ、私もラダーを持っていましたし、何なら車の仕様的にあまり効果的に使用できた試しがありません。

住民が出かけて見えなくなった後、私は借りたラダーをそっと適当な場所へ置き、改めて車を掘り出し始めました。

 

最終的に未使用のまま終わった脱出用ラダー。

いくら使わなかったとは言え、善意で借りたものについてはきちんとお礼を添えて返すのが礼儀というものです。

本来であれば直接お礼を言いつつ返却するべきですが、住民は未だ帰宅をしていません。

結果、私は近所のドラッグストアで簡単にお礼の品を購入し、手頃な紙袋に一緒に入れて玄関のドアノブにかけることで返却することとしました。

 

しかしここで考えるのがお礼の品の選び方。

 

使わなかったからと言ってしょぼくれたお礼を添えるのはナンセンス。

かと言ってあまり大げさなものを添えるのも考えものですし、何より私自身の割に合いません。

近所のドラッグストアの中をうろつきながら私はベストな品物を考えました。

ラダーを貸してくれた住民はほどほどに良い年齢のおじさん。好みにもきっと色々とあるはずです。

簡単に食べられる即席の食品?それとも菓子パンや惣菜パンなどといった食べ物?それとも適当な飲み物?それともお菓子?

私は深く考えました。一体何がベストなお礼品なのかと。

 

――結論、私は缶コーヒーを選びました。

最初は1本2本で十分かとは思いましたが、袋の中にバラで雑に入れるのもどことなく美しくない。

私は6本で1セットになった微糖の缶コーヒーを購入し、脱出ラダーと一緒に感謝のメモを添えて入れました。

私は内心「驚かれるかな」と高揚していたものでしたが、その傍らで「お節介すぎたかな?」と若干の不安も抱いていました。

後日、その住民と鉢合わせた際に「逆に気を遣っていただいてすみませんでした」とお礼を言われました。

その瞬間、私自身が考えた行いに正当性が証明され、「やってよかった」という気持ちが生まれました。

時と場合によってはありがた迷惑になることもあるかもしれないですし、自己満足で終わることもあるかもしれませんが、たまにはこうして相手の立場で考えてお礼を渡すというのも悪くないものだと考えた一件となりました。

借りた物を未使用で返した故に少々高くついた一件でしたが、きっとお礼として渡したコーヒー以上のものが得られたのではないかと思われます。

良い行いをしたというわけですね。

返却の際にちょっと良いものをつけて返しておけば、今後また何かあった際にも助けてくれるはずです。

結局見返り目的ですか。
最低ですね。