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【シーズン2】AIタッグノベル!!:第1話

2022年12月15日


AIタッグノベル!!ルール説明

概要:当企画はWebサービス『AIのべりすと』を使用したオリジナル小説制作企画です。

ルール:下衆と皮肉管理人である定次さんから文章をスタートし、AIと交互に小説の内容を作り上げていきます。

定次さん陣営
AI陣営
ぶち壊し役
ジャッジ

1.無料会員なため最低限のサービスからのスタート(評判なら今後アップグレードもあるかも?)

2.AI設定はナラティブ、スタイルはクリエイティブ設定(条件次第では変更の可能性あり)

3.ストーリー自体に重きはおかず、話の進行は全て成り行きのみ

4.ストーリーの進行上、無理だと思われる部分は修正が加えられ、加筆修正部分は別色で表示

5.当企画にのみコメント許可(コメントの内容次第では条件に加えられる可能性も)

6.真面目に話を作り上げるだけでは面白みに欠けるため、不定期で定次さん陣営にぶち壊し役が出現

7.解釈の難しい部分などにはジャッジが補足追加

8.10話ごとで区切り、その時点でまとめた内容を公開

※ルールは随時更新予定


定次さん

今日も今日とて平和であった。
このまま太陽の光を浴びたまま、呆けた面のまま飢えて骨になり、そのまま崩れてしまいたい……そう物思いに耽けながら縁側に腰掛ける男はどこか退屈そうであった。

太陽が地平線の向こうに沈まなくなってからはや1ヶ月と12日。この異常な現象を前に世界中の動植物は息つく暇もなくなり、次々と死に絶えた。
「夜のない世界がこんなにも退屈だとは思わなかった」
どういうわけかこんな異常な世界で生き延びている男はあまり太陽というものを知らずに今日まで生きてきた。
遮光性の高いカーテンで閉め切り、かび臭く変質してしまった実家の一室。外界を拒絶し、遮断された空間の中、これまたかび臭いぺちゃんこな布団を被って太陽光とは一切縁のない世界で生きてきた男がそこにはいた。
長い長い間、外の世界を見ようともせず、ただただ虚無な一日を何をすることもなく過ごしていた。
そんな男がいつしか外の世界へ踏み出す決心をした時、光が射す向こうには既に似たようで知らない世界が広がっていたのだ。

ナラティブ

『夜がない』
ただそれだけのことが彼にとってはとても新鮮だったのだ。
しかしそれは彼が望んだ世界ではなかった。彼は今こうして暗闇の中にいるというわけではないが、その生活に慣れてしまっていたのだ。だから突然の光に目が眩みそうになる。そして同時に思ったのだろう。
あぁなんて退屈なんだろうと。
彼はふと思い立ったように立ち上がったかと思うと徐ろに部屋の隅へと向かい始めた。そこにある物は小さな本棚である。その中には所狭しに古びて変色した本の山が築かれていた。

定次さん

いつの時代から集めた書籍だろうか。教養を深めるために買った哲学書、無惨にも踏み躙られた親の願いが籠もった自分への自己啓発本、ページ同士がカピカピに固まってしまったグラビア写真集なんかもある。あとは巻数がまばらな漫画がほとんどだが、どれもこれもホコリが被ってしまってまるで価値のないゴミのようにしか見えない。
「俺自身のちょっとした歴史だな」
いつまでも途切れることのない太陽光を背に浴びながら、逆光の中でフッと笑みがこぼれた。

ナラティブ

……………………
しばらく埃を被った本の表紙に触れている内に何冊かをパラパラめくっていた手が止まる。
そこには色鉛筆で描かれたであろうカラフルでとても上手いとは言えない下手くそなイラストがあった。どうやらそれは絵本らしい。タイトルは"人魚姫"……内容はこうだった。
“昔々あるところに海に住む美しいお姉さんがいました。彼女はある日嵐に巻き込まれ、海に流されてしまった男の王子様を見つけました。王子様を助けた彼女でしたが自分が助かった時に代わりに命を落としてしまいます。

定次さん

……………話はそこで終わっていた。
どうしてこんな絵本がこの本棚の中に入っているのか理解ができなかった。いくら雑に積み上げられた本の山とは言え、自らのヒストリーとほくそ笑んでしまえるほどの場所に置かれていたものとしてはあまりに異質……記憶にない代物なのだ。
当たり前の世界の当たり前の空間の中であり得ない物を手に取った男は、開ききった最後のページを前に少し考える素振りを見せた。
目の前を数匹の蝿が飛び回っている。

ナラティブ

それを目だけで追うと、視線はそのまま自然と絵本の文字を追っていた。するとそこには先程とは違う文章が書かれていた。
そこに書かれている文章を声に出して読んでみる。
ー 私の命と引き替えに彼を助けることができた。それでいい。後悔などしていないわ。
だって私は彼を愛しているから 彼の笑顔が好き。私の名前を呼んでくれるあの優しい声で名前を呼ばれると胸の奥が暖かくなる。私が困っている時はいつも手を差し伸べてくれる。でも本当は辛いこともたくさんあってきっといっぱい我慢してきたはず。それでも自分のことを二の次にして誰かのために動けてしまう素敵なところが本当に大好きだった。
だからね。彼にお願いがあるんだ。もしあなたがまだこの物語を憶えていてくれたならその時は私の分もどうか生きて幸せになって欲しい。
これは私のワガママ。
ごめんなさい、こんな勝手で我の強い女のことなんて早く忘れちゃってください。


久しぶりに再開したAIタッグノベル!!いかがでしょうか。
今回はAIの設定を地文ベースにしているので露骨に脱線こそしないはずですが、今後どのように食い違ってくるのか楽しみですね。
次回乞うご期待!


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