新500円玉への私怨?呪いの旧旧500円玉現る!
おはよう、皆の衆。定次さんです。
小さい頃の夢はお金を製造する人……そんな風に考えていた時期は私にはありませんでした。
造幣局というのは一体どこで、いつどのように活動を行っているのか常々疑問に思いますが、恐らくこの辺りの内容は国が関わってくるセンシティブな内容かと考えられます。
国の行うことは雲の上の世界。下々の世界の民は雲の上の世界を独自の宗教観でしか考えられません。
下々の民である我々からしたら考える必要性もない遠い存在なので、今は触れずにおくべきだと私は考えます。
しかしながら子供の覚える夢というのは何とも大雑把で、俗物的で、欲求に対して実直なものが多いと思います。
野球が好きだから野球選手になりたいだとか、制服がかっこいいから警察官になりたいだとか、人助けをしたいから消防士になりたいだとか、先生になりたいだとか、YouTuberになりたいだとか……何とも素晴らしい考えです。
人間は成長していくに連れて世界をより広く深く知るようになり、夢という概念も随分と細分化されていきます。
学校の授業の一環で『将来何になりたいか』なんて考えた人は世の中少なくはないと思います。
皆さんは当時考えた抽象的な夢に対し、今どこまで近づけているでしょうか?
幼少期の私は「道行く車が避けてくれるから」という安直な理由で『救急車を運転する人になりたい』と短冊に書いて七夕の笹にかけていたことがありました。
少し年月が経った小学生時分、「客単価が高いから」という理由で『車屋さんでアルバイトをしたい』と親と面向かって鼻高々に話していたこともありました。
しかしながら今の私はどうでしょうか。机に座って黙々とキーボードを叩く日々を過ごしております。
何かご不満でも?
ないです。
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子供の頃に考えた夢よりも現実から乖離しているのはどうかと。
大人になると夢という存在は『追いかけるもの』ではなく『逃げるもの』に変貌します。
現実から逃げおおせたいとインターネットの世界でカタカタと文章を書き綴るのはほどほどとしてそろそろ本題へと移ります。
――これは先日、私が外出した際に起きた出来事です。
私は時代の流れに乗り遅れ、未だにキャッシュレス決済を使えないまま現金払いで過ごしています。
故に財布を開けばお札と小銭がチャラチャラと出てくるわけですが、先日そんな財布を開くと小銭入れの中に身に覚えのない500円玉が入っていました。
一体何故身に覚えのないものであると気付いたのかと言いますと――昨今、中央部分が銀色で外枠部分が金色の新500円玉が発行されはじめましたが、その紛れ込んでいた500円玉は新500円玉でもなければこれまでの金色の500円玉硬貨でもなく、更にその前に流通していた白銅製の旧旧500円玉だったからでした。
今日日、旧旧500円玉を手にしたと言えど特別珍しい話でもなく、場合によってはお釣りなどで入手することもあるかと思います。
しかしながら流石に手にした時には何かしらの印象は覚えるはず。
私自身お金遣いが荒いわけではありませんが、ある程度の周期で財布の中身が入れ替わるくらいには日々お金を使用しています。
そんな中でいつの間に旧旧500円玉が混入してしまったのか……何とも不可解な部分がありますが、私は少し得をしたと前向きに捉え、機会があれば使用しようとそのままにして過ごしていました。
お金というのは回りに回って自身に返ってくるものです。
世の中そういう風にできているんです。
金は天下の回りものってやつですね。
でもやはりそうして世の中を巡り、様々な人の手を渡ってきた貨幣というものには何かと力や私念が入り込むものです。
お金に懐かれる存在になりたいですね。
実際問題、今回の500円玉もそんな私念が詰まったものだったのかもしれません。
人の手から離れるのを拒んでいたのか、それとも何かしらの私怨が込められていたのか・・・。
何かあったんですか?
500円玉を手にして嬉しくなった反面、やはり身に覚えのないものということで気持ち悪さを覚えました。
だから早いところ使ってしまおうと思い、飲み物を買おうと自動販売機に入れたのですが・・・。
戻ってきてしまったんですか。
そう。それも何度も。
入れても入れても釣り銭口からチャリーンと返ってくるんです。
その光景を見て「あ、この500円玉呪われてるな」って直感的に思ったんです。
うーん、身の毛がよだつ。
・・・。
他の自販機に入れても結果は同じでした。
入れても入れても返ってくる500円玉・・・チャリーンと音が響く度に背筋に何か恐ろしいものを感じました。
・・・。
・・・それって、
何か。
自動販売機が対応してないのかも・・・。
こいつ喋れるんだ・・・。
ですので、後日スーパーの有人レジで使用しました。
以降、特に何か悪いことも起きているわけでもございません。
いやー、良かった良かった。
・・・。
チャリーン…