【AI絵画】第62回：人工知能が描く日記タイトルの世界
おはよう、皆の衆。アートテラーの定次さんです。
人工知能の進化が著しい現代、巷では人工知能を活用してイラストを生成するツールが流行っている様子。
そんな流行に当ブログも便乗し、今宵も皆さんをよくわからない世界へ連れ出してさしあげます。
ルールは簡単。当ブログ『下衆と皮肉』に投稿された記事のタイトルをAIに読み込ませ、出力したイラストを元のタイトルと比較するだけ。
今回の人工知能は一体どんなカオスなイラストを我々にお披露目してくれるのでしょうか？
2021年の7月30日に投稿されたアイキャッチイラストです。
生ハムと言えば原木という認識であることがよくわかるイラストですね。
監視カメラに対して生ハムの何かを訴えている……どことなく雰囲気は伝わってくる作品だと見受けられます。
監視カメラを正面にした構図ではなく、監視カメラの背後からという構図もまた面白いでしょう。
全体的にもう少し丁寧な線を意識してもらいたいところですが、タイトルの内容を表現している点では十分な作品になったと思います。
それにしてもイラストよりも言葉選びにセンスが光っているタイトルですね。
世の中、こんなにも雑に売られる生ハムがあるでしょうか？
見た感じ生ハムであることは明らかですが、陳列棚に雑に突っ込まれた様子は見ていて非常にシュールです。
監視カメラや僕らのといった要素は見当たりませんが、妙に現実味を感じられる面白い画像が生成されたと思います。
2021年の7月31日に投稿されたアイキャッチイラストです。
ギャグ要素、作画、構図、全てが高水準なイラストですね。
火事の中で肉を焼きながら夏の季節を満喫する……タイトルから推測するには難しいイラストかとは思いますが、タイトルを見てから妙に納得がいくイラストになっていると思います。
カオスな状況でありながらも、腑に落ちる部分があるのは作画に力が入っているからでしょうか。
背景、影、動き……それぞれの要素をきちんと取り入れればハイクオリティなイラストが出来上がるということがよくわかる作品ですね。
個人的に今でも印象に残っているくらい素晴らしい作品だと思います。
AIというのは適当な背景に雑に物を置くのが得意なのでしょうか？
見通しの良い広場に、まるで業務用に使われているかのようないかついバーベキューコンロ。
そんな業務用のコンロを直接的に使っていると捉えたら無理矢理にでも納得ができそうですが、流石に雑すぎるような気もします。
自然の中でお肉を焼くのは良いものですが、こんな乾燥した草っ原の中で火を使ったら火事になりかねません。
火事という点ではイラストと共通する点がありますが、流石にAIもそこまで捻った考えを持ってこの画像を作ったわけでは無いでしょう。もし火事になることを見越した上でこの画像を生成していたのであれば……脱帽ものですね。
人工知能というのは一体どこまで情報をまとめた上で画像を生成しているのでしょうか？
一見、抽象的な部分だけ抜き出して出力をしているようにも見えますが、底が見えない分もしかしたら……なんて深読みまでしてしまいます。
私のイラストも日々上達しているようにも見受けられますが、AI自体の進化も著しいもの。表面上だけではなく、裏のある画像を生成する日も遠くはないかもしれません。次回もまたどんな画像が生まれるか非常に楽しみですね。
