【緊急検証!】青いうんこを出してみたい!
おはよう、皆の衆。定次さんです。
とある休日、私はスーパーで外国産の味付き牛肉を購入しました。
簡単にフライパンで炒めた濃い味付けのお肉を、おやつ感覚でガッツリお腹いっぱい食べたいという衝動に駆られての行動でした。
家では熱したフライパンの上にそんな安いお肉を雑に広げ、飛び散る油を訝しみながらジュージューと焼いていきました。
購入した牛肉は安物のお肉。何しろ随分と安価なものですから、熱を通せば体に悪そうな油が絡めたタレに溶けて底へと溜まっていったものでした。
ガッツリと食べたいと言っても脂っこくてくどいのはNG。いくら食欲が旺盛でも、流石に齢を重ねれば胃もたれを恐れる気持ちが勝るもの。底へと溜まった油はなるべく口にしないように丁寧に除去していきます。
お肉がカリカリに焦げるまで――とは言わないですが、赤身が目立って固くなるまでじっくりと熱を通す――……出来上がりまではなかなかの時間を要しました。
フライパンの中には脂身がそこそこ抜けて表面のタレが焦げ付いた安い肉と、付け合せで炒められたほっそりとしたニンニクの芽。そしてそれらを避けるように端っこに溜められたオレンジ色をした油が熱されています。
「なんて健康に悪そうなんだ」と思いながら随分と小さくなった牛肉たちを白色の皿に盛り付けて、フライパンの油を丁寧に拭き取っていく私。洗い物が面倒だからと今一度その中にオリーブオイルを垂らしました。
オリーブオイルが熱を帯びてサラサラになった頃、4枚切りの厚めの食パンを押し付けるように投入し、表面が少しばかりカリカリサクサクになるまで軽くフライパンを回しながら焼きました。
オリーブオイルが染み込んでカリカリになったパンを裏返し、まだ熱の通っていない柔らかな生地を下にして慎重に持ち上げます。
夜の世界に住むキザなウエイターよろしく、お盆に見立てたトーストを真っ直ぐに立てた5本指の上へと載せ、先程炒めたチープな牛肉を山盛りにならない程度に盛り付けます。
パンの焼けた面はまだまだ少々熱々ですが、そんなジャンキーなパンを大きな口で齧り付く――。
カリカリとした食感が楽しい食パンと、その噛んだ中からじゅわっと溢れ出るオリーブオイル。こぼれない程度にほどよく載っかった濃い味付けの牛肉が、4枚切りの分厚い食パンの風味に丁度良くパンチを入れることで見事にマッチ。
なかなかどうして満足のいく食事をしたわけでしたが――……そんな至高の昼食を食べたのもいつの話だったでしょうか。
今ではそんな食事も私の中で消化され、うんことなって排泄されてトイレへと流れていきました。
――うんことは汚いものです。
端的に言えば人間が咀嚼して消化してドロドロになった絞りカス。綺麗なわけがありません。
しかし同時にうんこというものは"くだらなくも面白い存在"として世間に認知されています。
見たり触ったりはしたくない――でも絵として描いたり冗談として言うのであれば許せる人も多いでしょう。
現実と非現実を混同するわけではありませんが、もし万が一そんな冗談のようなうんこが現実世界に現れたら、人はどこまでを現実として線引ができるのでしょうか?
アニメや漫画では何かとコミカルに描かれるうんこ。
次元の境界線を揺るがす冗談みたいなうんこが現実世界に成り得ることはあるのでしょうか?
「青色のうんこを出してみたい」
そんなことを思ったのは最近のことでした。
特に深い理由はありません。冷蔵庫の片隅に眠るブルーハワイ味のかき氷シロップを見た瞬間にふと私はそんなことを考えました。
随分と昔にかき氷が食べたいからと購入したシロップ。消費期限も長いもので、用途もないことから長い間冷蔵庫の肥やしとなっていました。
そんな肥やしが目に留まり、私はこれを使って検証したいと考えたのでした。
黒色や赤色の便は悪いものだと言われています。
血混じりの便として排泄され、消化器官に何かしらの悪影響が出ているサインと言われています。
緑色の便は野菜ばかり食べることで出る便だと言われています。
緑黄色野菜の中でも特に色濃く出る緑は時に便として出ることで人を大きく驚かせます。
――ならば青色の便はどうでしょうか?
病気でもない、自然から簡単に抽出できる色でもない……そんな青色を帯びたうんこが排泄された瞬間に立ち会うことがあったら、人はどんな感覚を覚えるのでしょうか?
気になった私は気が付くとブルーハワイ味のシロップをドリンクに混ぜて飲んでいたのでした。
うんこの茶色って胆汁の色らしいんですよ。
だから胆汁の色を上書きさせるほどの色素を取り入れたらその色のうんこが出るって考えです。
へー。
今回定次さんはお風呂上がりに毎日飲んでいるドリンクに、味付けを兼ねてブルーハワイのシロップを混ぜて飲んだそうです。
これによってドリンクが美味しくなったのかは定かではありませんでしたが、少なくとも綺麗な色のドリンクが出来上がったみたいです。
ふーん。
そしてそんな綺麗な青色をしたドリンクを毎日飲んでいった結果・・・
うん。
うんこの色は特に変わらなかったそうです。
ふーん。
というより、結局うんこを何色か確認する間もなく流してしまうばかりで、青色になったかどうか確認していなかったそうです。
クソですね。
でもまぁうんこって健康具合の尺度を表しているようなもんですから、いたずらに色を変えて遊ぼうとするのも良くないのかもしれませんね。
結局紫色だろうが、虹色だろうが、現実のうんこはコミカルもクソもないうんこでしかないんでしょうね。
うん。
作詞:定次さん
おおブリネリ あなたの色は何?
私は血便で 赤く染まっているのよ
実は唐辛子を 食べすぎただけだったのよ
ヤーッ!!
ホーッ!!